
後藤翔太郎選手@ラグナITF
プロを目指すジュニア選手やプロの選手達の話を聞いたり調べたりするようになってから、テニスというスポーツビジネスについて、と言っていいのか、テニスとお金について考えることが多くなりました。
筋道立てて考えたことを書こうなんて思っているうちにどんどん時間が過ぎてしまっているので、きっかけがあった今日、強引に書き始めてみることにしました。
テニスというプロスポーツビジネスは、他のスポーツに比べて大失敗してると思います。お金を作れるところはものすごく沢山あるし、もちろんそこにお金を払う人も沢山いると思いますが、それをやっていない。お金が入れば、選手に払われる賞金やスポンサー料も増えて「まともに生活が成り立つのは世界のトップ100位以上のみ」なんて言う異常な事態から抜け出せると思います。
そんな根本的な考えがある中、その状況の間接的原因の一つに選手の紹介不足があります。単なる不足どころか、大不足してると思います。
例えば少し前に書いた井藤祐一選手の記事。書く前にネットを探しても日本テニス協会のページはお粗末、それ以外にもほとんど情報が出てこないです。英語で出てこないのはまだしも、日本語でも出てこないんですから。現在は少し後退しましたが、数年前に日本人のトップ5になっている選手ですよ?そんな選手のエピソードの1つや2つ簡単に出ないっておかしいですよ。
で、紹介されなければ、もちろん一般テニスファンが知る機会はありません。知らなければ応援もできません。今の時代、選手自らブログなんかでアピールする必要があるのは確かで、日本人テニス選手でそれがうまくできてるのはすでに有名な伊達公子ぐらいな気がしますが、選手側の話はまた別の機会に掘り下げるとして、それでも露出が少なすぎます。
例えば皆さんも、情熱大陸で全く知らなかった偉人の話を30分観ただけで「すごい人だ」と感動したことは何度もあると思います。ちょっと興味のある分野の人なら「実際にもっと話を聞いてみたい」や「直にその姿を観てみたい」となることだって。そしてその中には「自分にできることなら応援したい」と思う人だって出てきたと思います。
つまり人は、相手がどんな人で、どんな人生を歩んできて、どんな苦労をして、どんな壁を乗り越えてきて、どんな笑える失敗があるか、そういうことに興味があるんです。共感する部分を見つけたいんです。共感できればできるほど応援をしたくなるんです。応援=最終的にはお金に繋がりますから。
AKBグループなんて何人いるんでしょう?詳しくないのでひどい計算ですが、正規のメンバーだけで48人x日本だけでも関連グループが4ぐらいでしょうか?それってほぼ200人です。そこに研修生とかいるんですよね?さすがに研修生ともなると手弁当で超薄給かもしれませんが、200人は一応毎月芸能活動をして給料をもらっているわけですよね?もちろんそのメンバーには多大なるファンがいるわけで、AKBのトップ5ともなれば、何十万人というファンがついてるわけです。そこまで行けば給料だってすごい額でしょう。
スポーツと芸能というジャンルの差こそあれ、この違いの大きな一つは、やっぱりいかにその人が露出してる(紹介されている)かだと思っています。
世界を回っている日本人テニス選手の結果を書いている人やサイトはもちろんあります。ただ、そんな結果だけなんて、本人を知らなかったらまったく面白くもなんともないです。いつまでたっても応援は増えないです。
それに比べてやっぱり短時間ではありましたが、濃い時間を過ごさせてもらった井藤祐一選手や後藤翔太郎選手は、ロサンゼルスを拠点にしてるわけでもないし、次回いつ会えるかすらわからないですが、応援し続けたくなります。どんな人達だかよくわかったので。
一緒の時間を過ごせるかどうかは別として、やっぱりテニスの内容ももちろんですが、少しでも選手を「人」として伝えないといけないんだと思います。選手皆、いろんな個性を持っていますから。そういう人柄を知ってプレーを見ると、逆に「なるほど、その選択をしたか」なんて見えてきたりして面白さも増すと思います。そうなれば応援したくなります。
これを書くきっかけは、今日、実はこのブログの検索ワード1番が「奥野彩加 」でした。奥野あやか選手、瑛菜ちゃんも出ていた浜松で準優勝だったみたいですね。でも「それでこのブログ?」って思ったんですよ。で検索かけてみたら、1ページ目の結構上の方にこのブログの記事が。これなんですけど。
奥野彩加選手はサンノゼ拠点なので同じカリフォルニアではありますが、残念ながら生の姿を観たこともないんです。それもあって記事は彼女のコーチをしていたLMFAOとのことや、今となっては別れてしまったアザレンカとの関係の話で、奥野選手のことはほとんど書いてないです。書いたのも2年以上前です。
にもかかわらず、彼女について調べた人がたどり着いた記事がこのブログの記事って、あまりにもひどくないですか?その2年の間、このブログの記事以上にちゃんと彼女のことを取り上げた記事が殆どなかったってことです。もちろんSEOの問題はあるとは思いますけど、それでも日本人女子ではトップ20人には入ってますからねー。サッカーだったらW杯日本代表なでしこレベルですよ。
ボクももちろんこのブログを通して、より選手たちの「人」が伝わるように紹介していきたいと思ってますが、所詮趣味のブログということもあって、限度があります。プロのメディアの方々はせっかくの錦織ブームもありますから、ぜひどんどん選手紹介をして、ファン、そしてサポートを増やして、日本テニス界の底上げ、そして次の錦織のチャンスを増やしてほしいと思います。世界で日本人選手が活躍しまくる姿を早く観たいです!(N)
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source : アメリカ・テニス日記 from ロサンゼルス・カリフォルニア