
先日1週間ほど日本に帰ってました。
週末を挟んでいるのでテニスをしてる中学生の甥と初めて打ってみようかななんて思ってたんですが、以前お伝えしたようにコート料金で打ちのめされ(笑)、結果的には彼の試合があったので、またそのうちということになりました。ただ、彼も頑張っていると聞いていたので、有明で開催ということもあって試合を覗きに行ってみました。
有明に行くのなんてもう20年以上ぶりぐらいです。ボクが初めて行った頃ってまだ有明コロシアムがオープンした!なんていう頃でしたからね。センターコートでプロの試合を観戦していて横にボウズ頭の松岡修造が立っていて「でかい!」と思ったのを覚えています。当時は彼はまだプロとしての活躍前で、彼は自分たちの延長で「あいつなんかすごい強いらしいぞ」なんて話してました。失礼しました(笑)。
中学生とはいえ、この日揃ってるのは関東大会出場を決めた東京都大会ベスト8以上。上手い子は上手いですから、甥をみてボクがかなわないぐらいだったらマズいなー、と正直ちょっとドキドキしながら行きました。結果的にはかなり安心して帰って来ました(笑)。
有明に着いて、一気に懐かしい気持ちになりました。場所ではなく、雰囲気に。まず聞こえてくる声!周りの生徒が応援している声から部活動頑張ってる中学生たちっていう清々しさが伝わってきました。そしてなによりその生徒の数が多い!出場している生徒だけではなく、全部員が集まっていて、それが各校ですから、もう会場はユニフォームを来た中学生がうじゃうじゃで(笑)。なんか中高の授業後の学校の雰囲気を思い出しました。学校いっぱいに色んな部からの声や音が響いてる感じを。
これはアメリカにはない光景ですねー。まず部には選手以外の生徒はそんなにいませんからね。それは大学も一緒ですけど、部のメンバーはいわゆるレギュラーと補欠が数人程度。それ以外は部には入れませんから。なのでそんなに生徒が集まる事ってないんですよね。そして、必要以上の声出しとかもないです。普通に応援として重要なところで声をかけたりはしますけど、闇雲な感じでとにかく皆が声を出して応援という感じにはならないので。
そもそもこの大会が学校別団体戦なので部活動の雰囲気が出るのはあたりまえで、ロサンゼルスでボクが見たことがある中学生の大会は個人戦なので別物なんですけど、それ以上に大きな違いを感じました。多分、有明で観たのはあくまで学校の部活動や趣味としてのスポーツを楽しんでいる子供たち、それに比べるとロサンゼルスで観るのは、先々の結果は別としても、やるからにはプロや大学推薦ぐらいは狙ってテニスをしている子供たちとその親、というオーラの違いだった気がします。かかっているお金と労力の差が生むオーラですかね?(笑)
そんな事も含めて、試合をみたり生徒の親の話を聞いていて少し残念だったのは、そこに広がるテニスがあまりにも井の中の蛙なテニスだった事ですねー。狭い範囲の情報のなかで、さらに独自なやり方に流され、そんなものと受け止めてテニスをしている感じでした。たどり着かなかったとしてもその延長には大学選手であったりそのまたずっと延長にはプロがあって欲しかった、つまり繋がっていて欲しかった気がします。
と書いてもイマイチよく伝わらないかもしれないので、一つだけ具体例を。
テニス以前の話なんですが、彼らはウォームアップをしないんです。これはボクには結構な驚きでした。試合のウォームアップはサーブを各サイドから2本の合計4本のみ。それは大会の開催時間の関係でしょうがないとしましょう。でも、試合前にコートの周りで走ったり、ダイナミックストレッチをしてる子なんて皆無でした。ボレーボレーしてる子なんていませんでした。ただでさえワンセットマッチですぐ勝敗が決まってしまうのに、コートの入るときに球感がないどころか身体が冷えていたら、練習したことなんて出せません。
また会場へは直入りで、直前に別の場所でがっつり練習もありませんでした。これは他校は違うのかもしれませんが、少なくとも甥の学校ではそうでした。あれだけ長時間試合をするプロでさえも(プロだからこそ、ではなく)、1時間程度汗を流しますからね。
これって、今の時代のスポーツ常識や理論からしたらぐしゃぐしゃです。でもそれを特別問題視していなかったところをみると、多分いつもどこの大会でもそうなんでしょうね。甥が学校の部活動だけでテニスをしているならまだしも、テニススクールでは選手育成コースに通い、プライベートレッスンさえ取っている状況でこれですから。テニスコーチは誰もそんな事を指摘してないんでしょうね。そして甥のテニスに熱心な親もそれでいいと思っていたわけですから、情報がかなり限られた世界からのもの(もしくは古いもの)、という気がしてなりませんでした。もちろんテニス自体においても似たような感じを受けました。
テニスをしている本人がそういう状況を知って楽しんでいるなら良いと思うんですが、さすがに中学生にはまだ自分でやりたい事ややるべき事を明確にする責任は押し付けられないですからねー。親やコーチの知識や経験不足で子供が損をするのは、あまりにももったいない気がします。

歩いていて出くわしたどこかの学校の反省会。

そんな有明では当日、ラッキーな事に早稲田大学vs明治大学の大学対抗の決勝も行われていました。こっちは素直に試合を観ていて楽しかったです。もちろんアメリカの大学生とは球のスピードとパワーの差があまりにも歴然ですが、テニスはパワーだけじゃないですからね。試合をよく観れば色んな大人な部分が見えるんだと思います。そこまでじっくり観る時間がなかったのが残念です。でも、日本でしか見られないブレザーを着てのボールボーイ(後輩)をみて雰囲気を楽しんだだけでももうけものでした(笑)。
また別の日ではありますけど、今は日本に帰ってしまったLAでのテニス仲間や井藤祐一選手夫妻と共に食事もできたりで、テニス関係も予想以上の充実でした。別の食事では下の写真、のどぐろも初めて食べました。美味しかったです。日本酒との相性が抜群でした(笑)。(N)

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source : アメリカ・テニス日記 from ロサンゼルス・カリフォルニア