All photos courtesy of Yoko.
今回は写真に写るジュニアのお母さん、ようこママからの感想レポートです!(N)
今年の1月にロサンゼルスの Jack Kramer Club で平沢潤 さん主催の JPTA Jr California Open があり、10under. 12under. 14under の各デヴィジョンの優勝者が2月21、22日に福岡県北九州市 で行われたJPTA ジュニア全国大会 の出場権を得られました。
平沢コーチ引率のもと、LA出発から現地到着まで、約17時間をかけての長旅でした。着いたのは試合前日の昼頃。ホテルにチェックインするにはまだ時間が早く、昼ご飯を軽く済ませてすぐにそのまま午後の練習に参加したのですが、暖かいLAとは正反対の真冬の寒さに体が慣れない上に、時差と長旅の疲れで、子供達は30分ほどで練習を切り上げてしまいました。夜は公開ドローパーティーがあり、これって子供達の大会?と思う程豪華でした。ただ、子供達は疲れがピークだったらしく、途中で寝てしまった子もいました。
翌日の試合は、10andUnder, 12andUnder, 14andUnderの各ディヴィジョン毎に試合会場が違うので、他の会場については分かりませんが、10andUnderについては、アメリカチームは完敗でした。レベルが違いすぎる。
というのは、親も子供も試合や練習に対して取り組む姿勢がアメリカとは違い、もちろんそれがレベルの違いになったんでしょうけど、アメリカではまだこの年では「テニスを楽しむ」という感覚が多い中、日本の子や親達は「何が何でも勝つ!!」というスタンスでした。聞いた所によると、みなさん月〜金で毎日4〜5時間の練習だそうです。
不思議なのは、この年ではこんなにアメリカと日本のテニスのレベルが違うのに、12Underや14Underになると、徐々にアメリカが追いついていて、Boyの12underでは4位、14underでは3位と、コートがオムニコートでボールのバウンスが違ったり、砂ですべって思うようなフットワークが出来ない中、ちゃんとそこそこの成績を残したんですよ。どこかで日本のテニスがアメリカに抜かれるその理由はなんなんだろうって思いました。今回付き添ってきている他の親御さんとも話したのですが、楽しんでテニスをするその感覚が、将来自由な発想を持ち、引き出しを多くつくれるのではないだろうか?と。メンタルな部分が影響してくるのかな?なんて思いました。
大会2日目はプロのクリニックレッスンがあり、アメリカチームの子達は普段と違う練習に楽しんでいました。
日本のコーチの球出しはすごいですね。ボールマシーンのようにすごい速さでしかも的確に球出ししていて本当に驚きました。声も大きくて、コーチにつられていつの間にか頑張っていたって感じでした。コーチの意気込みにビックリです。カゴのボールを全部使った後に球拾いするとき、コーチが「はい、ボールアップ!」というと、子供達はいっせいに走って行って球拾いして、ラケットにのせたボールを小走りでカゴに戻し入れた途端に、
コートの反対側に行き、ちゃんと列になっていました。最初はタラタラやっていたアメリカチームの子も後半では一緒になって走って球拾いしていたので笑っちゃいました。
子供同士でお土産の交換やお菓子の交換をしたりして、プチ国際交流もしていました。試合には負けたものの、アメリカの子供達にとって日本のテニスを知る事が出来たのはよい体験だったと思います。いろんな収穫があった遠征でした。
ようこママ
追記
ケンさんと昨日話した余談なんですが、日本の子とアメリカの子の違いは、日本の子は、1日4時間の練習をやると言われれば、言われた通りに黙々とそれをこなすけど、アメリカの子は、そんなことを言われたら練習自体に来ないだろうな、との事でした〜。
遠征に行く前日までセリはトーナメントに出ていて、そこで準優勝したんです。(satellite 10 and under)。その前の週はガクが出ていて、やはり準優勝だったんです(satellite 10 and under)。(Y)
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source : アメリカ・テニス日記 from ロサンゼルス・カリフォルニア