2015年4月30日木曜日

「初心者」「初級」という表現には注意!

教えているサークルや、スクールで、よく体験という方がいらっしゃったりします。
その時、当然、コーチ側としてはテニスのレベルというのは非常に気にします。

特に

初心者、初級

という表現・・・曖昧です。
まぁ、仕方のないことなんですが。

つい、先日もある方が体験にきて、偶然にして3人初心者クラスに体験という形でした。

男性2人、女性1人。

電話での話では、少し経験があったり、全く経験なしだったり・・・。

全く経験のない方は、むしろ問題ありません。

問題は、「少し」という表現です。

結果としては、少しと言われていた方は短いボールがあったらアプローチしてボレーまでこなしちゃったり、バックも厳しいボールはスライスでしのいじゃったりしていました…。
まぁ、「少し」って感じではないですよね…。

また、全く経験なし、といいながらも軟式経験者で、一応硬式も遊びで・・・と、経験あるじゃない!と突っ込んでおきました。

まぁ、スクールに体験に行く上では別に、あれれ、レベル違いましたよね、で済む話ですが

ラケットを選んだりする場合には非常に気をつけなくてはいけません。

特に、ショップや量販店などでは実際にテニスを見ることはできませんから、販売員は「初心者です。」と言われれば、初心者用のラケットを勧めてきます。
当然です。

個人個人の気質によるとは思いますが、結構テニスやっているのに、初級です、と少し引くめに表現する人が多い気がします。
レベルなどの表現は非常に曖昧なものですから、こういったテニスをしています、となるべく細かく伝えたほうがいいと思います。

コーチ側から言わせてもらうと、どこのショップで買ってこようが、スクールで買ってこようが、構わないのですが、たまに明らかに合ってないよな・・・。と思うことは多々あります。

始めて数ヶ月でもセンスによっては結構いい当たりでバンバン打てたりする人もいます。
そんな方が、思いっきり飛びのいいラケットなんて買ってきたら、あらら~となってしまいます。

軟式経験者に初心者モデルを使用させたら、全てホームランなんてことになり兼ねません。

先ほどの例でも、その方は男性でしたが、初心者と聞いていたのでそこそこ飛びのいいラケットを持って行きました。
image.jpg

軟式経験アリと聞いて、ブレードの16×18の試打ラケットを持っていきました。
そうしたら、面白いようによく入る・・・。
image.jpg

それなりにいい値段の買い物ですから、自分に合ったものをチョイスすべきですよね。
もし、担当のコーチや、先輩、上級者がいたら一度は助言を求めましょう

そして、販売員には「いやいや、全然初心者です~」などと中途半端なことは言わず、始めてこれくらいで、こんな感じです、となるべく細かく伝えてあげましょう。
お金を出すのは皆さんですから、変な謙遜は要りませんし、販売員も謙虚でいい人だな、なんて思いませんので。

逆もまた然りなんですが、ご自分のテニスのレベルをちゃんと把握して自分に合ったグッズを買いましょう!


スマホで読んでくださっている方はページの一番下にあるデスクトップ版というのをクリックしてみてください。
また違った形で楽しめると思います。
戻す場合は、右上にスマートフォン専用~というのがあります。デザインに隠れて見にくいですがそこをクリックしてみてください。

source : テニス進化論