いよいよ大会最終日となる本日は男子シングルス決勝戦が行われます。ジョコビッチとワウリンカ、どちらが勝っても全仏初優勝となるだけでなく、ジョコビッチは念願の生涯グランドスラムを達成することになります。
お互いに今大会の勝ち上がりは素晴らしいものでした。
ジョコビッチは序盤から安定したプレーを見せ、最大の壁といわれた準々決勝ナダル戦をストレートで制しました。そして準決勝では、今シーズンクレー無敗を続けていたマレーを2日に渡る激闘の末フルセットで下し、ついに決勝まで駒を進めました。
一方のワウリンカも昨年の1回戦敗退を忘れさせるような、安定した戦いぶりで勝ち進み、4回戦ではシモン、準々決勝ではフェデラー、そして準決勝ではツォンガ相手に持ち前の強烈なショットを次々と炸裂させました。
それぞれ調子はかなり良く、決勝戦にふさわしい激闘が期待できるでしょう。
気になる過去の対戦成績はジョコビッチの19勝3敗。3セットマッチではジョコビッチの一方的な展開で終わることも多いのですが、5セットマッチのグランドスラムとなると話は別です。2013年は全豪と全米で、2014年は全豪、そして今年も全豪で対戦し、その全てがフルセットまでもつれました。
今回の対戦もジョコビッチにとっては厳しいものになるでしょう。
絶好調のワウリンカのストロークはジョコビッチでさえ手を焼く程で、正直ワウリンカにもチャンスは充分あると思います。
もっとも、ジョコビッチが崩れることなど期待できませんから、ワウリンカがいかに自分の調子を維持できるかにかかっているでしょう。
そうなると気になるのが準決勝ツォンガ戦でのデータです。ウィナー60本というまさにワウリンカらしい驚異的な数値を叩き出している一方で、ファーストサーブの確率は51%に留まりました。特に問題なのがセット毎の推移で、第1セットは69%だったものが第2セットでは31%まで下がりました。このように波があるのもワウリンカらしいのですが、ジョコビッチ相手にこれでは簡単に付け込まれてしまいます。
まずはこうした部分の修正が必要不可欠ですし、逆にそれが出来ればジョコビッチにもかなりのプレッシャーをかけることが出来るはずです。
肝心な勝敗予想ですが、ワウリンカ勝利にかけたいと思います。
今シーズン絶好調のジョコビッチがこのまま突き進むのか、対ジョコビッチの最終兵器であるワウリンカがついにその勢いを止めるのか、世界が注目する1戦です。
source : Hawk-Eye ~公正なテニスブログ~