こんにちは。
とうとう梅雨入りですね
さて、前回は高校の県総体個人戦の時の事を
少しばかり書かせて頂きましたが、
その時に、ごくごく一部で話題になっていた・・・
うはははっ わかります?
男子部員が3人写っていますが、
中央の黒い帽子をかぶっているのが祥吾。
でもって、向かって左側の
祥吾と同じゲームシャツの男子部員ですが、
うーん、似てますねぇ。祥吾に
もちろん、祥吾の弟(うちの三男?)ではありませぬ
実は、向かって右側の山岸主将の弟で、
この春から同じ高校で汗を流しています
では、話しを総体団体戦の二日目に戻しますね。
団体戦二日目はベスト8決めの一戦からスタートします。
この 「ベスト8」 に入りますと、秋の新人戦の地区予選は免除され、
県新人戦の8本シードにエントリーされます。
実力的には、二日目に残った16校は、
たいてい地区予選は突破する力量がありますが、
この総体で3年生が抜けますから、
学校や地区によっては戦力が大幅に変わることもあり、
「万が一」 を回避する為にも、ここまで来たら8本入りしたいところです
それに、県新人戦は県インドア関東選抜全国選抜と
全国大会(団体戦のみ)にまで続く登竜門ですが、
県新人戦でベスト8に入る事が県インドアへの出場条件ですので、
8本シードの位置から戦いを進められるのはとても有利で、
そういった意味でも、ベスト8入りは各校の1つの目標です。
祥吾の学校は、昨年の総体は32本止まりでしたので、
勇弥が高1の秋以来、久しぶりに地区予選の団体戦に出場し、
秋の県新人戦では1回戦からの戦いとなり、
奇跡的にベスト8入りで8本に返り咲きましたが、
この時も8本中6校は8本シードの学校で、
一度8本落ちすると、なかなか復帰できません。
ま、決勝に進むくらいの地力があれば
あまり関係ないんですけどね
さて、祥吾の学校の対戦相手は県立船橋高
以前にも記載しまたが、県内屈指の進学校として有名です。
団体戦初日、お隣のコートで長生高校との一戦を
少し見ていましたが、関東予選でベスト4入りして
関東大会に出場された大将ペアは強く、
粒ぞろいの長生高校を3番勝負で破っていますので、
1ペアだけが強いというわけではない事がわかりました。
こちらは、関東予選から戦力が落ちていますので、
3番勝負に持ち込まれると、かなり厳しい事は明らかで、
しかも試合そのものも、粘られてファイナル入り
というような試合展開になると
辛抱強くプレー出来るのは相手の方だと思いましたので、
こちらとしては、一気に試合を決めていきたいところです
ですので、こちらとしては2-0で勝ち、
相手は3番勝負に持ち込みたいといったところでしょうか。
顧問の先生も、前日の長生高校との一戦を見ていますから、
かなり悩まれていた様子でしたが、
今まで、大会期間中に出番やペアを変えることはなく、
どうするのかなぁと思っていたのですが・・・・
試合開始のどのくらい前に言い渡されたかは判りませんが、
初日には2番戦に出場していた
エースの佐藤・宮本ペアを1番戦に出場させ、
2番戦に田中・祥吾ペア、
しんがりが山岸・津田ペアという順番になりました。
相手のオーダーは、1番が大将ペアで、
2番に3番手、3番に2番手という事でした
いきなり関東大会出場の大将ペア同士の勝負
関東大会では、佐藤・宮本ペアは2回戦進出なのに対し、
相手ペアは3回戦進出の64本。
そう言えば、佐藤・宮本ペアの入った場所(組み合わせ)は、
5年前に勇弥・雄大が同じ2年生時に入った場所で、
初戦が東京(勇弥達は駒大高)だったのも同じでしたので、
密かに勇弥・雄大以上に進むのではと期待していました。
勇弥・雄大は8本決めで先にマッチを奪ったものの・・・・
また、1週間前の県総体個人戦では、
佐藤・宮本ペアは3回戦で長生高校の学校推薦枠で
出場されたペアに完封負けしていて、
相手の県立船橋高は、その長生高校を前日、破っていますので、
やはり佐藤・宮本ペアの方が少し分が悪いのかも知れません
試合前の円陣。
国体の合宿で白子に来ていた雄大も応援に来てくれました
佐藤選手(後衛 2年 栄中出身)
宮本選手(前衛 2年 山武南中出身)
大将ペア同士の1番戦の戦いは、
そのままチームの勝敗を決める一戦といってもよく、
佐藤・宮本ペアが敗戦したら、
残りの2ペアが勝つという事は
残念ながら、ほぼ絶望的。
いつも、いつも、2年生ペアに頼りっぱなしで
一度として、彼らを救った事はありません
試合は、挑戦者として向かっていく佐藤・宮本ペアが
先行して進める願ってもない展開になり、
一気にゲームカウント3-0。
こうなったら、押しまくって反撃の足がかりを
作らせたくないものですが、
果たして最後は佐藤選手の右ストレートのサイド抜きが、
まさにダウンザライン、ボール半分ラインに乗って勝利
奇跡のショットで4-0の快勝でした
こうなれば、2番戦の田中・祥吾で勝負を決めないと、
出番を替えて出陣させた作戦も水の泡。
気合いを入れて勝ってほしいと願いました
田中選手(後衛 3年 増穂中出身)
祥吾 (前衛 3年富里中出身)
田中・祥吾ペアのサービスで始まり、
1ゲーム目は④-1と取らせてもらえましたが、
2ゲーム目は3回のデュースの末、5-⑦で取られました
今まで嫌と言うほど味わっていますが、
格下かなという相手でも、ファイナルゲームまで粘られると
もう実績やら技術やらは影を潜め、
なかなか得点を奪う決め手がないまま
ミスを重ねて自滅するというパターンが頭をよぎります
3G目は風上からのサービスゲームで、
P3-1とリードを広げましたが、
以前にレシーブゲームのP3-1からは
90%以上の確率で3-2となるとお伝えしましたが、
実はサービス3-1からでも50%近い確率なんです
結局、ここは1試合目の最後に佐藤選手が放った
右サイド抜きのダウンザラインをやり返され、
相手後衛の素晴らしいショットで3-2とされました。
しかし、次のポイントでは田中選手が
1発、2発とシュードボールを打ち込んで間合いを詰め、
最後は祥吾のスマッシュで④-2で取ることが出来ました
4G目は風下に回ったレシーブゲームですが、
ミドルからの田中選手のシュートボールが
相手前衛の素早いポーチの餌食になり、
更に祥吾のレシーブミスで0-2。
うーん、接戦にはしたくないのに
嫌な流れに飲み込まれそうで・・・
しかし、相手のダブルフォルトで1-2として、
風上からの相手のロブがバックアウト。
これが2回続いて逆転し、
最後は田中選手が押し込んだボールを
凌ごうとして高く上げたボールがバックアウトで④-2。
白子のメインコートは、天台より深めのすり鉢状になっていて、
コート上では風は殆ど感じなくても、上空は湿気たっぷりの
重たい潮風が吹いていて、30gのソフトテニスのボールは
思いのほか風に翻弄されますので、
選手は旗なり樹木なりを見て風の方向を認識しないといけません。
これで、ゲームカウント3-1とリードを広げ、
あと1ゲームを取れば、チームのベスト8入りが決まります
風下からのサービスゲーム。
1点目は田中選手のファーストサーブが入って
バックハンドのロブで返したレシーブがバックアウトで1-0。
2点目も田中選手のファーストサーブが入り、
ストレートのロブレシーブがバックアウトで2-0。
3点目は、田中選手が相手前衛の頭越えを狙ったショットが
低くなって相手前衛のハイボレーで仕留められ2-1。
4点目は、祥吾のなんでもないショットが
ストロークネットで2-2。
これなんだよなぁ。
あと1点でマッチポイントというのに、
ベースラインの後方からのショットを
前衛の祥吾が風下からネットに掛けてどうすんの
責任とれ
5点目はロブ合戦の展開となった後、
逆クロス展開で相手後衛のボールが浅くなり、
これを祥吾が手を出しただけのバックハンドのミドルボレーが
浮き球となって相手後衛正面のサービスライン手前に落下。
相手後衛が前に走り込んで来て、祥吾にアタックを打ち込みましたが、
やや当たりが薄く祥吾が正面ボレーで弾いて
待望のマッチポイントがこちらに入り、3-2
6点目もロブでの展開となりましたが、
相手後衛の打球が浅くなったところを
祥吾が追いかけて流し込むようなスマッシュを
サイドライン際に入れてゲームセット。
試合に勝つと同時に、
チーム勝ちでベスト8入りが決まりました
この日も初日と同様、
初戦については3番戦までおこなわれました。
山岸選手(後衛 3年 四街道中出身)
津田選手(前衛 1年 富里中出身)
相手チームとしては、
この3番戦で雌雄を決したいところだったと思いますが、
やはり気合十分の相手ペアは、
試合開始直後から攻勢を強めてきました。
2番戦で見られたサービスやレシーブのミスはなく、
簡単にロブを上げてバックアウトというシーンもなく、
こちらに反撃させないまま
ほぼワンサイドゲームで試合終了。
とはいえ、チームは新人戦シードのベスト8入りし、
今大会の目標はクリアしたという達成感が
選手の間にも広がっているように感じました。
こうなると、次の目標は
もはや優勝してインハイ出場しかなく、
準優勝でも、ベスト8でも、あまり変わりがありません。
そうだ、準優勝があったんだなぁ
王者 木更津総合高との決勝戦でしたねぇ。
1番戦で勇弥・一哉が1-3から逆転勝ちし、
2番戦で俊輝・雄大がG2-2のP2-2となった時、
夢にまで見たインハイ出場が手に届くところまで来たと
心臓が張り裂けるような緊張感の中で応援した記憶が蘇ります。
準々決勝の相手は四街道高。
8本シード校の松尾高を破って8本入りしてきました。
出番は県立船橋高との対戦のままかと思いましたが、
田中・祥吾ペアを1番戦に戻し、
初日と同じ出番で戦う事になりました
ちと長くなりましたので、
またまたまた、続く
source : ソフトテニス 勝手録