2015年7月29日水曜日

「マツコの知らない世界【松岡修造×マツコ!修造持ち込み企画〜マツコを狙え!】」がとても面白かった件

By: flash.pro

昨日放送されましたTBS系「マツコの知らない世界」、「マツコを狙え」ってことでテニス特集でした。
松岡修造氏自ら持ち込んだ企画で、構想期間4か月!(こんな長期にわたって熱い(暑い)打合せ付き合わされたADさん?がかわいそうでした)

番組のポイント

  • 構想期間4か月、その間スタッフ(エミさん)を(ある意味)監禁。打合せから熱い(暑い)修造。
  • 「そういえば最近お前(エミさん)見なかったな」とマツコ。
  • 「エミちょっとフリップ持ってきて」とすっかり自分のスタッフ扱いの修造w
  • 修造のバイブルは「エースをねらえ」。セリフに赤で線を引いている。
  • ウィンブルドンの自分の試合で「この一球は絶対無二の一球なり!」と叫んだ(映像付き)。
  • おもむろにスーツ(コナカ)を脱ぐ修造。下に着ていたのはミズノ。服はコナカとミズノしか持っていない。
  • 「マツコをねらえ!」ということで実際にマツコ(安全のため透明のボックスに入っている)めがけて思い切りボールを打つ修造。一応、ボールの速度を感じてもらうため。
  • 突然「マツコさん綺麗だよ」

ちょっとこのペースで全部まとめるの大変だな・・・と思って検索したら既にまとめられていた。

【マツコの知らない世界】松岡修造さんが降臨! 熱すぎるテニス談義でマツコを翻弄 – Togetterまとめ

感想

修造色が濃く出たバラエティ要素の強い番組ではありましたが、さすが修造氏、楽しく進行する中にもしっかりと伝えるべきメッセージは練ってありました。

錦織特集ではなくテニス特集だったからかもしれませんが、これまでのテニス(錦織)特番が、

「錦織選手のここがすごい!」
「アメリカにテニス留学!」
「こういうトレーニングをしてこういう感じでツアーを回っている!」

と、とかく錦織中心の構成だったり(ツアー全体の話が分かりにくい)、エアケイやライジングショットなど、錦織テニスの凄さの一部を切り出して強調したような構成だったのに対し、今回の放送は、

・プロのボールのスピード感
・ツアーの仕組み
・錦織に続く若手日本選手
・BIG4と、それに続くNEXT3(ワウリンカ、チリッチ、ラオニッチ)

など広く、それでいて重要なポイントにスポットを当てたのが非常に良かった。
この番組を見た人はプロテニスの世界の基本がわかったと思います。

FuやCHを回る選手は大変な苦労をしていつかツアーを回ることを夢見ていること、
錦織だけでなく若手が着々と育っていること
神のようなBIG4の実績と、それに続く選手たちの凄さ

これらをしっかり説明したので、錦織のことに深く言及せずとも、

「こんな世界で5位を張ってる錦織って、やっぱりすごいんだ」

ということが伝わったと思います。

一方で、

「圭はグランドスラム4大会を制覇できる」(修造さん)
「グランドスラム全制覇に最も近い男」(テロップ)
「テニスの天才といえるのはフェデラーと錦織だけ」(修造さん)

という大風呂敷はちょっと気になったw

いやいや錦織まだグランドスラム取ってませんし・・・。グランドスラム全制覇に最も近いのはさすがにジョコビッチ(3つ制覇)でしょう。続いてマレー(2つ制覇)、バブリンカ(2つ制覇)ですよね。

錦織のテニスセンスが歴代でも世界トップクラスであることは個人的に同意します。でも、まだ5位ですし。
グランドスラムを取り、1位になり、そこで初めて「フェデラーに肩を並べるセンス」と言えると思いますし、そうなってほしい。

グランドスラム全制覇、可能性を感じる選手だけどまずは1つを取らないとね。取ってしかるべき選手だけど、いつも言ってるように「期待される」と「実際に取る」の間には大きな壁があります。取るときは意外とあっさりってこともあるし、苦労して苦労して取ることもあるし、期待されながらも取れなかったってこともある。不確定要素が多い。
ジョコビッチでも優勝間違いなしと思われた全仏決勝で負けることがあるんですからね。後になってみないと分かりません。景気の山・谷と同じ。

ただ、修造さんはそうやって言葉によって鼓舞し、念じることで夢の実現が可能となると考える人。
言葉の力をよく分かっている人。「できる!できる!」と皆が思うことで錦織のパワーになるということもあります。
そういうことを分かっているからこの発言となったのでしょう。決して過剰に期待を煽る意図はないはず。
そういうところまで分かった上で修造さんを見たら納得なんですが、そのまま額面通りに受け止めて、「グランドスラム全制覇できないじゃん」なんて言う人がたくさん出てきたら困るなあ。

まあ、期待されるのもプロとしては喜ばしいことだし、良しとしましょう。

あと、「圭はフューチャーズやチャレンジャーにほとんど出ずにとんとん拍子にツアーに上がって行った、そういう選手は5年に1人」っていうのも少し語弊があると思いました。

実際、錦織は18歳でデルレイビーチ優勝するまではチャレンジャーでそれほど成績を残せていませんでした(準優勝が1回のみ)。フューチャーズでも1年くらいは勝てなかったんじゃないかな?

確かに17歳でツアーベスト8に入ったり、チャレンジャーでの実績がないままにデルレイを優勝したり、大物感は確実に漂っていましたが。
5年に1回しかツアーを駆け上がる選手がいなかったら、ツアーの高年齢化はもっとすごいことになっていると思いますw

と、いつものごとく突っ込みをいれつつ見ていましたが、内容は凄く良かったと思います。
中川、西岡、ダニエルをプレーの特徴付きで紹介してくれたし。

欲を言えば、次の機会があれば添田、竜馬はじめ日本男子の全体的なレベルアップ、特にデ杯ワールドグループ入りについても言及してほしいなあ~。

そして、どなたかも言っていましたが、ぜひアメトークで「錦織圭大好き芸人」をやってほしい。
どうですかTV関係の皆様。ネタは提供しますw

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「錦織圭を鼻血が出るまで応援し続けるブログ」管理人 netdash


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