2015年8月22日土曜日

ATPランキングマルチチャート 2015.08.17 & 全米シード争い

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ATPランキングマルチチャートの見方

今週のマルチチャートは失効ポイントに注目してください。
昨年のシンシナティでの獲得ポイントは先週の段階で失効しましたが、今週も失効ポイントを抱えている選手が何人かいます。

マレーのポイント内訳を見てみましょう。

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※スペースの都合により最上段のツアーファイナルズおよび最下段の「NON-COUNTABLE TOURNAMENTS」はカットしてあります

通常、ランキングポイントは過去52週間に出場した上位18大会を対象としていて、その内訳は

グランドスラム4大会
マスターズ1000シリーズ8大会
その他500シリーズや250シリーズ、デビスカップの中から6大会
となっています。

ところが昨年のシンシナティ(マスターズ1000)の獲得ポイントが先週失効してしまったので、現在のランキングポイントの対象となっているマスターズ1000シリーズは7大会になっています。このままでは上位17大会になってしまうので、500シリーズや250シリーズを7大会に増やしています。

これは上記のマレーのポイント内訳を参考にしていただければ分かるでしょう。
「ATP WORLD TOUR MASTERS 1000」の欄に7大会、「ATP WORLD TOUR 500」と「BEST OF OTHER COUNTABLE TOURNAMENTS」の欄に合わせて7大会が記載されています。

では、今週開催されているシンシナティが終わるとどうなるでしょう。
ランキングポイントにその獲得ポイントが加算され、上位18大会の対象となるマスターズ1000シリーズは8大会に戻ります。
このままでは上位19大会になってしまうので、500シリーズや250シリーズも6大会に戻します。

対象となる500シリーズや250シリーズを7大会から6大会に戻す際、どの大会を対象外にするのかはすでに決まっています。一番獲得ポイントの少なかった大会です。

マレーの場合は「ATP WORLD TOUR 500」のBeijin(チャイナ・オープン)が180ポイントで最も低いので、来週はこの大会が上位18大会の対象外となります。

これはすなわち、今週180ポイントを失効すると言い換えることができるのです。


ジョコビッチやフェデラー、フェレールは過去52週間に出場した大会数が18に満たない(ジョコビッチはグランドスラム4大会、マスターズ7大会、その他6大会の計17大会)ので失効するポイントはありません。


さて、ランキングシステムの解説はこの辺にしておいて(理解できなかった部分は過去記事なども参考にしてみてください)、全米シード争いについて話を戻しましょう。

現在トップ10のシード争いは、第1シードはジョコビッチ、第4シードは錦織、第5シードはワウリンカ、第6シードはベルディヒ、第7シードはフェレール、第8シードはナダル、第9シードはチリッチ、第10シードはラオニッチで確定しています。しかし、ウィンブルドンを肘の故障で欠場したフェレールの復帰時期が未定なので、第8シード以下が繰り上がる可能性もあります。

そして残る第2シード争いを繰り広げるのはマレーとフェデラー。
明日の準決勝では両者の直接対決が実現しますが、フェデラーが第2シードを手にするにはマレーに勝つだけでなく、優勝が必要です。

先週のモントリオール決勝でジョコビッチとの3時間に渡る激闘を制したものの、今大会はその疲労が目に見えているマレーか、モントリオールを欠場して今大会に備えてきたフェデラーか。非常に楽しみな組み合わせですが、トップハーフの準決勝、ジョコビッチ対ドルゴポロフ戦も見逃せません。

今大会を欠場した錦織に代わってドロー入りしたドルゴポロフ。このチャンスを活かし、準々決勝ではベルディヒをストレートで下してきました。
ジョコビッチに対しては過去4戦全敗ですが、モントリオールではダブルスにも出場してマレー同様疲労が溜まっている今のジョコビッチならわずかに可能性が広がります。
持ち前の天才的なテニスでジョコビッチをどこまで翻弄してくれるか注目しましょう。



 


source : Hawk-Eye ~公正なテニスブログ~