2015年9月27日日曜日

チャレンジする心を忘れない 井藤祐一

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練習風景@コスタメサITFフューチャーズ


既にここ何度かご紹介している井藤祐一選手。日本のテニス選手に詳しい方はもちろんご存知だと思いますが、正直ボクが知ったのは今回の出会いを通して。このブログの読者の方にも錦織圭は知っていてもその他の日本人選手はあまり知らないという方もいるかもしれないので、改めてボクが知った範囲でご紹介したいと思います。

このページを書いている現在、ATPランキング558位。最近ATPのページが新しくなって情報がかなり観やすくなりました。

ネットで一番プロフィールが判りやすかったのはこちら The Tennis Daily のページ。

日本テニス協会のページはこちらですが、正直かなり事務的。「もうちょっと自国の選手なんだからしっかり紹介してくれ!!」と思います。みんな日本のテニス会を引っ張っている選手たちなのに。興味をもって調べたらこれではがっかりです。ファンは色々知りたいんですよ。

つい熱くなり始めてしまいましたが、落ち着きを取り戻します。 Tennis.jp には井藤祐一選手のブログがありますね。ブログのタイトル「まいどっ!」からもわかるように関西人です。「い」の部分にアクセントですね多分(笑)。記事は毎回「まいどっ!」から始まっていて、いかにも常にコテコテな関西弁というイメージもありますが、ボクが話している限りはアクセント含めてごく普通の標準語です。ボクが持った印象は、どっちかというとシュッとした顔立ちに近いイメージです(笑)。

プレイスタイルは簡単に言えばオールラウンダー。正直ボクはそこまで彼のプレーをまだ見ていないんですが、彼の言葉からは攻める感じが伝わってきます。また上のテニスデイリーのページにも「大きな体格を生かした強烈なサービス力を軸に、パワープレーで戦う」「スケールの大きさでは日本男子でも有数で、彼だけの能力と言えるものも数多く持っている」とありますね。

少し前に左手首を痛めてしまい、ダブルバックハンドの彼は今回の大会が復帰戦だったようです。治している間に参戦したグアムのITF(5月)では本来バックはダブルハンドにもかかわらず、シングルハンドで戦い、なんとダブルスを優勝してしまいました。すごいですね。。なんか「彼だけの能力を数多く持っている」というのが伝わってくる気がします。

アメリカ、特にカリフォルニアのITFは、例えばアジアに比べると層が厚い分レベルも高くなります。少しでもポイントを獲得してランキングをあげようと思うと、アジアを中心に回る方が多少なりとも楽ではあります。スポンサーへの見栄えとしても、ランキングは少しでも高くしたい気持ちはあるでしょう。

それにも関わらず、あえて今回アメリカを遠征先に選んだ理由を聞くと「レベルの高いところであえてチャレンジし続けたい」という答え。チャレンジと口で言うのは簡単ですが、今年29歳という年齢を「年は関係なく」と、遠征経費を含めて色々なしがらみを超えて実際に実行に映している訳ですから、同じ日本人として頼もしいし、嬉しいです。

また「18でアメリカに2カ月弱一人で遠征にまわりましたが、その経験がテニスでも、テニス以外にも役に立っています。」という理由もあるようです。そんな経験を後藤翔太郎選手にもしてほしいと今回一緒に回ることにしたそうです。同じ土俵で戦うライバルですから、先輩/後輩と言っていられない部分もある中、あえて先輩として後輩になにかを伝えようとするのは、日本の本来誇れるべき先輩/後輩という人間関係だと思いますし、それをしている井藤選手の人間の大きさが感じられます。(N)

プロフィール

ATPランキング
 シングルス325位(2010年)
 ダブルス 335位(2013年)
JTAランキング
 シングルス 5位(2010年) 
 ダブルス  7位(2013年) 

契約先:所属 ライフ・エヌ・ピー
    ラケット HEAD 
生年月日:1986年8月6日
出身地:大阪府
現住所:大阪府
出身校:清風高校
身長:183cm
体重:69kg
血液型:A型
プレースタイル:サービス中心のオールラウンド
 利き手 右
 フォア 片手
 バック 両手 
コーチ:元 藤井 渉
    現 茶園 鉄也 2011年~
          
戦績
ジュニア時代     2004年 全国高校選抜テニス選手権 単 優勝
                全日本ジュニアテニス選手権 単、複 優勝 
                US OpenJr 単 出場
プロ転向2005年後
タイトル(シングル) 2007年 JapanFuturesF8
           2008年 AIGJapanOpen本選出場
           2009年 ChineFutursF6
           2010年 JapanFuturesF1
           2013年 JapanFuturesF4
(ダブルス)     2009年 JapanFuturesF5
           2010年 JapanFuturesF9
           2012年 CanadaFuturesF6
           2013年 ChinaFuturesF1


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source : アメリカ・テニス日記 from ロサンゼルス・カリフォルニア