2015年10月23日金曜日

自信をつけるには メンタルを強くするには 

テニス コーチング オークリー トアルソン 強くなるには


「メンタルが弱い」

この言葉はミニにタコ、いや耳にタコが出来るほど聞いてきました。

他にも、

「気持ちで負けてる」

「自信が持てない」

なども同じ範疇に入る言葉と思います。

試合に負けた後、負けた自分達を仲間と慰め合うかのように、「やっぱ(試合って)メンタルよね~」とか「俺ってメンタル弱ぇなぁ~」という言葉や、子供達の試合を見て「うちの子はメンタルがねぇ・・」とか、「あんたメンタルが弱いから負けるのよ」といった言葉、そしてそういった言葉を鵜呑みにして「コーチ、メンタル強くするにはどうしたらいいですか」と聞いてくる方やジュニア達。

正直この流れには辟易するとまではいきませんが、戸惑うと言いいますか気が重いと言いますか。。

ですが選手のテニスがある一定のレベルになると、こういったセリフはほとんど聞こえてこなくなります。

なぜ聞こえてこなくなるかというと、そういった人達は敗因(の一番の原因)はそこではないと思っているからです。

もちろんメンタルの部分も一因ではあるでしょうが、その前に「やらなければいけないこと」があるということを自分で分かっています。

ブシャール


誤解を恐れずに言えば、テニスを知らない人ほど勝敗とメンタルを結び付けがちです。

例えばジュニアの試合をさらっと見ていて、そのジュニアがうなだれながらプレーをしていて、しかもそれで負けたとしたら、

「あんな態度でプレーするから負けるんだよ!気持ちで負けてるんだよ!」

と言いたくなる気持ちはよく分かります。

でもこれは「一昔前のプロ野球を見ているオヤジ」と同じですね。

見たまんまを言っているだけに過ぎない。

本当は「うなだれてしまう理由」を一緒に考え、「うなだれないで済む」ようにしてあげなければいけません。

テニスは「技術性の高いスポーツ」と言われています。

ただ気持ちを強く持って試合に臨んでも勝てるようにはなりません。

ハレプ


「テニスで強くなる」というのは、「本当の怖さを知る」というのとちょっと似ています。

シャレにならないぐらい怖い人ほど実は礼儀正しく、チンピラのほうが短絡的な威圧感で勝負してきます。

テニスもこれと一緒で、弱い人ほど浅い「メンタル」に意識がいき、強い人ほど本当の「メンタル」に意識がいくようになります。(正確には、「気づいたら自信がついていた」という言い方のほうが正しいと思います)

やくざで成り上がろうとする人が町のチンピラからなかなか抜け出せずにいるとき、本当の怖さってこういうことじゃないのかも、と「真の怖さ」に気づき、やがて組の幹部にまで出世する。

そのとき「真の強さ」や「真の優しさ」にも気づき始め、「弱きを助け強きを挫く」を地で行く影のヒーローとなる・・

テニス コーチング オークリー トアルソン 強くなるには


話が逸れましたが、私が思うに「メンタルを強くする」、「自信を持つ」には、

自分で自分を納得させること

が出来るかどうかだと思っています。(これは技術的にも体力的にも精神的にもです)

わかりやすい例で言うと、ボクサーや格闘家が試合前によく「これだけ練習してきたんだから俺が負けるわけがない」というような発言をしているのを時々聞くかと思いますが、端的に言うとテニスプレーヤーもこのセリフが自然と吐けるぐらいの心理状態まで持っていければ、コート上で間違いなく自信を持ってプレー出来ます。

もちろんボクサーもリップサービスであったり、相手の心理を揺さぶるためだったり、自分に言い聞かせるためであったりもするとは思いますが、多くは本心からそう思っているから出てくる発言だと思います。

ただこれが、ろくに練習もせず口だけでこう言ったとしてもリングですぐ化けの皮が剥がれてしまうのは言うまでもありません。

テニスプレーヤーも、「絶対負けない!」といくら意気込んで試合に臨んだとしても、これが口だけではコート上ですぐバレてしまいます。

ということは浅いポジティブシンキングも無駄ということです。

今置かれている状況でやれることはすべてやったのか

こう自問自答して首を縦に振れる人だけが自信を持てます。

ここで多くの人が勘違いしやすいのは、「メンタルが強い」「自信がある」ということと勝利をイコールで結んでしまうこと。

メンタルが強いからといって必ず勝てるわけではありませんし、いくら自信があると言っても相手がいるスポーツですから負けるときは負けます。

こう言うと、なんだ答えになってないじゃないかと思われるかもしれませんが、こればかりは事実ですから仕方ありません。


次回へ続く。



source : テニスとコーチング