2015年11月12日木曜日

不惑と知命

行け!稲中卓球部 前野


四十路突入を機に10代、20代、30代をそれぞれ振り返り、同時に40代をどう過ごしたいかも考えてみました。

昔の思い出に浸ってばかりでは前に進みませんが、年齢が上がれば上がるほど考えなければいけないことが増えてくるので、こうしてしっかり時間を取って自分の生きてきた道を回顧する時間というのは必要な気がします。

これによって気づいたことがありました。

以前からなんとなくは感じでいたのですが、どうやら私は現在との距離と記憶(思い出)しているものが大体比例していました。

もちろん自分にとって強烈なインパクトのある出来事や人間はこれと関係なく覚えていますが、30代、20代と遠ざかっていくにつれて記憶が薄れていきます。

逆の人もいますね。

小さい頃の出来事も鮮明に覚えている方もいます。

私が小さい頃で覚えていることといったら、無尽蔵な母の優しさぐらいです。

ただ10代や20代は「初めての経験」というものが数限りなくあるという点では、鮮明に覚えているものもたくさんありました。

この「現在の距離と比例する」ということで言えば、私の場合人間関係も当てはまります。

今の自分とその人との距離が遠くなればなるほどよそよそしさが増していきます。

どうやら私は一回一回人間関係がリセットされてしまうタイプの人間のようで、ですから「二十数年振りに会う幼なじみと会った瞬間に意気投合」なんてことはあり得ません。

「昔のマブダチ」より、「よく行くお店の店員」が上回ってしまうことも多々あります。

行け!稲中卓球部


こんな話はどうでもいいですね。

しっかり時間を取って過去を振り返ったり、将来の展望を考えるというのは良いものでした。

忘れかけていた思い出を思い出して爆笑したり、悲しくなったり、自己嫌悪に陥ったり。笑

「してたしてた、こんなこと」
「言ってた言ってた、こんなこと」

改めて自分という人間がどんな人間かを知る良い機会でした。

過去のあらゆるもの(思考)の蓄積が今の自分を作り上げているわけですから、そう考えると周りの人に感謝です 笑

そして過去を思い返していて、「こういう経験をしてこんなことを感じたり考えたりすると、こんな感じの人間に仕上がるのか」と思い、ちょっと笑えてきました。

と同時に、この今の自分にこれからいろんな経験をさせると、最終的にはどんな焼き上がりになるのかというのもこれまた楽しみです。

とんでもないモンスターが生まれてしまわないよう、調合には注意しようと思います。


「四十にして惑わず」
「五十にして天明を知る」

この両方がなんとなく今同時に見えかけているような気が。

もうちょっとな気がします。

早く来い。

ビバ!加齢!


source : テニスとコーチング