2015年11月15日日曜日

でも、やっぱり安定感は大事。

先日、打つべき時は打つ!としましたが、そこに至るまでに

安定感は絶対です。

テニスのプレースタイルの表現で

打ちじこり

というのがあります。
これは粘るプレーヤーのことをシコラーというのから(シコシコとシコるのでシコラー)発展して、打つボールがしっかりと厚いあたりで粘り、攻める時もしっかりしたボールで打ってくるプレーヤーを打ちじこり、と言います。

このスタイルの最高峰にいるのがジョコビッチではないでしょうか。

やはり、このスタイルが最強なんです。

結局はミスしているうちは勝てません。

我々コーチ陣の間でもあの人が強い、あの人はあの大会で優勝した、なんて話が出たりします。

当然、あの人はうまいのか?なんて話も出たりします。

しかし、最終的には


結局、打っちゃうんだよね...。

あぁ、じゃあ、その人の優勝はないね。


といった会話があったりします。

結局、確率。安定感。がモノをいいます
image.jpeg
(こちらは安定感抜群のシモン君)

先日の打つべき時は打つ!というのはあくまでプラスα。
安定したストロークやボレーができて、永遠にとまでは言いませんがラリーを続けられるよ、というのがベースです。

それができて始めて、打つべき時、打たない時、というのが出てきます。

昔よくジュニアの練習で100ラリーというのをやりました。
これは1回打ったら1、相手が打ったら2・・・と続けていき、100まで打ち続ける、つまり50往復です。

しかもジュニア同士で。

それができるようになるまで次に進まない、というものです。

正直、つまらん練習です。

しかし、これをクリアする頃には、メンタル的な部分も鍛え上げられ、忍耐というか我慢もできるようになります。

また、試合中に50往復続くなんてことはないので、自分から絶対にミスしないでラリーができるぞ、という自信にもつながります。


試合に出ている人なら感じたことはあるはず。

勝ち上がる人はミスしない。

これが一つの壁であり、それができて同じ舞台に上がれます。

試合の対象レベルでの「初級」というのはこのラインかもしれませんね。

テニスの「試合レベル」が初級。

ラリーでミスしないレベル→初級

といった感じでしょうか。

ガチで勝ち上がりたいのであれば、この100ラリーを完成させてみてください。
違ったゾーンに上がれますので。(しかしm最初はしんどいですよ)


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source : テニス進化論