2016年1月27日水曜日

テニスにおける予測

ご存知の通り、テニスはラケットを使ってボールを打つスポーツです。

当然ボールは動いているボールです。

なので

予測

というものをしなくてはいけません。

それを自分が動いていって、距離を合わせてストレートに打ったりクロスに打ったり、長さを変えたりスピードを変えたり・・・難しさを書きだしたら止まりません

しかし、逆に考えれば、誤魔化すことのできるスポーツです。

体格的、パワー的に決して勝っているとは思えない錦織が世界のトップで活躍できるのもその辺にあると思います。

さて、その「予測」についてです。

一口に予測といっても色々な予測があります。

【相手が打ってからの予測】

これは、わかりやすいと思いますが、相手が打ってそのボールがどの辺に落ちて、もしくはどのように変化してくるのか、という予測です。

この予測はなるべく早くジャッジできるに越したことはありません。

私の場合は、相手が打って相手のサービスラインを越えるあたりで大体ジャッジします。
つまり、相手が打って5mくらいの飛距離で、スピード、コース、回転量、深さ・・・色々なモノを判断します。

ただし、完ぺきである必要はなく

あぁ、こんな感じか・・・という判断でいいんです。

大事なのは、その間(相手が打って5mくらい)に判断を下すことです。

以外に、この間での観察がされていない人が多いと思います。

次に

【相手が打つ前からの予測】

これは、相手のボールへの入り方、打ち方、準備の仕方、自分の打ったボールのスピードや変化などから

「こっちに打ってくるだろう」
とか
「スライスで打ってくるだろう」
「ロブっぽいな」

といった具合です。

この辺は、相手をどれくらい観察できるかによりますし、どれくらい自分でなく相手に対して興味(?)を持てるかになります。

自己中心的な考えの人はこの予測は甘いことが多い気がしますよ!

テニスは常に相手にいるスポーツ。自分だけの世界に入って完璧にこなせていたとしてもテニスとしての完成度は50%です。

マイワールドのお花畑で跳ねている人は、いつまでたってもテニスになりません!(笑)

最後に

【未来の予測】

かっこよく書いてしまいましたが、普通に言えば「組立て」に近いものがあります。

自分がこう打ったら相手がこう打ってきて、こうしてああして・・・といった予測です。

または、ダブルスなどでセンターにサーブを入れるて相手が崩れたらペアにポーチにでてもらう、と言えばわかりやすいですかね。

当然、不確実な予測です。

こうなったらこうなるな、といった想像の中での予測、予想というものです。

上記の例で言えば

まずセンターにしっかりサーブ入んのかい!
相手を崩すサーブなんかい!

というツッコミを入れたくなってしまいます(笑)

これに関しては、それなりの経験が必要になりますね。


この3つくらいを意識してテニスをするだけでもテニスは変わってきます。

何より一歩目のスタートの切り方が変わってきます。

技術的なことだけではなく、この予測という面を意識して練習に取り組んでみましょう!


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source : テニス進化論