現在私が使用しているラケットは、テクニファイバーのT-Fight315というモデルです。
テクニファイバーのラインナップはラケット名に平均重量が盛り込まれているので楽ですね。
そう、平均重量は315g。
平均バランスは310mm。
いわゆる重めの部類であり、トップライト構造。
私の好きなスペックです。
個人的にはズーッとT-Fight320というモデルを使用し続けてきましたが、年とともにその重量にきつさを感じ始め、一度T-Fight305というモデルに流れたのですが、また重めのモデルに戻ってきました。
というのも、今回のT-Fight315からフェイスサイズが若干大きく、98平方インチのものがラインナップされたからです。
そしてその名の通り、T-Fight320より5g軽くなったので少しは楽できるかなぁと思いまして。
このチェンジは結果大正解でした。
315gという平均重量は多少重いと思われかもしれませんが、トップライトのおかげでラケットヘッドを走らせるのには苦労しません。
特に立て振り系のショットや、ボレー時のラケットアクションのし易さは秀逸で、ラケットヘッドがスッと抜けていってくれます。
フレーム自体は物凄くホールド感が高いわけではありませんが、フレーム厚21.5mm~22.5mmのまま、適度に撓り、適度にボールをホールドしてくれます。
フレーム厚通りの反発力があり、相手のスピードボールに弾かれることもなくボールコントロールを容易にしてくれています。
というのも、カタログを見ると素材は「グラファイト」のカタカナ6文字のみ。
特に目新しい素材が用いられているわけではないので、振った分だけボールも飛び、自身のスイングワークによって思ったところにボールを運んでくれる、そんな感じです。
なので安心してフルスイングできるんですよねぇ。
プロの世界ならともかく、私ぐらいの技量ですと相手のスピードボールに弾かれてしまうことがままあります。
ハイパワーな素材が用いられている最近のモデルですと、ときたまそれが仇となり、弾かれた分ボールがぶっ飛んでいってしまうことがあるのです。
そんな相手のスピードボールに対しても弾かれず、ボールをコントロールすることができるので、ある意味ローパワーなフレームなのかもしれません。
そのお陰でコントロール性が高くなるのかと。
ですので当てて返すタイプの方はもちろん、フレームの反発力のアシストを受けてボールを放つ方には好かれないモデルだと思います。
相手のボールのスピードがあまりない場合は、自身のしっかりとしたスイングワークでボールを飛ばす必要が出てくるからです。
トップスピンもスライスも、フレームが何かをもたらしてくれることはないでしょう。
すべては自身のスイングワークから、です。
このモデルのベストマッチターゲットは、フレームに自分が思い描いている通りの意思伝達を求められている方!
ラケットに助けを求めず、ご自身の技量で打ち切る方!
古臭い打感を求め、大昔のラケットから変えられない方!
だと思います。
もしくはご自身にパワーがおありで、ストリングやチューニングでボールを飛ばさないようにされている方にもおススメできます。
歴代のT-Fightシリーズの中でも抜群の振動吸収性を誇っているので、エルボーに悩まされているハードヒッターの方にもおススメしたい逸品です。
なお今回の私の証拠写真は、友情出演として安宅美弥子プロにも写っていただきました。
表情、ポーズには特に他意はございませんのであしからず。
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source : Various impressions