2016年6月9日木曜日

生涯グランドスラマーは出やすくなった?

先日の全仏オープンテニスでは、ご存知の通りジョコビッチが生涯グランドスラムを達成し、ミックスではパエス/ヒンギス組が生涯グランドスラムを達成しました。
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男子シングルスで言えば、現役選手に3人の生涯グランドスラマーがいることになります。

そんな時代にテニスを見ることができて幸せと思えますが、逆に考えるとある特定の選手がグランドスラムのベスト4あたりを独占しているとも言えます。

2001年のグランドスラムの優勝者を見てみると

全豪 アガシ
全仏 クエルテン
全英 イワニセビッチ
全米 ヒューイット

です。

実に様々で、非常に面白そうです。

ここ最近、というかフェデラーの登場あたりから顔ぶれが安定してきています。

2016年の全仏までの10年間、つまり40回グランドスラムが行われたわけですが

ナダル・・・12回
ジョコビッチ・・・12回
フェデラー・・・10回
マレー・・・2回
ワウリンカ・・・2回
デルポトロ・・・1回
チリッチ・・・1回

実に3人がぶっちぎりで合計7人

それまでの10年間は

サンプラス・・・7回
フェデラー・・・7回
アガシ・・・5回
クエルテン・・・3回
サフィン・・・2回
ヒューイット・・・2回
ラフター・・・2回
ナダル・・・2回
カフェルニコフ・・・1回
ガウディオ・・・1回
ロディック・・・1回
フェレーロ・・・1回
コスタ・・・1回
ヨハンソン・・・1回
イワニセビッチ・・・1回
クライチェク・・・1回
コルダ・・・1回
モヤ・・・1回

実に18人
これじゃあ、生涯グランドスラムは厳しいですね。


テニス自体がサーフェスに関係なく全てのサーフェスで通用するテニスでないとトップのトップでは通用しなくなっているからでしょう。

サーブ&ボレーヤーは絶滅しストローク全盛になり皆、似通ったテニスに一本化されてしまっています。

その中で一つのグランドスラムを獲るまでテニスを確立させれば生涯グランドスラムも可能になってくるわけです。

タラレバを言ったらキリがないですが、今回の全仏、マレーが勝っていたら今度はマレーにも生涯グランドスラムのリーチがかかりましたからね。

マレーは全英、全米と獲っていますから全豪も時間の問題だったかも。

まぁ、そう簡単にはいかないでしょうけど、これだけ顔ぶれが同じだと生涯グランドスラマーが現れやすくなっていると言えるでしょう。

さて、絶頂期を迎えているジョコビッチは年間グランドスラムとゴールデングランドスラムが掛かってきます。

個人的には次こそフェデラー、最後の華を咲かせて欲しいのですが、厳しいと言わざるを得ませんね。

フェデラーと錦織の決勝でフェデラーが優勝!

ってのが最高です。


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source : テニス進化論