2016年10月28日金曜日

木を見て森も見る

随分と欲張りな題名でもあり、出来るならやるよ!って感じの格言のパクりです。

しかし、こういった感覚はテニスに限らず必要な感覚です。


テニスは当然テニスボールを使って行うスポーツで、さらに相手のいるスポーツです。

なので相手の打ったボールに対する予測が不可欠
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また、風が吹いたり何だりでボールが跳ねたり止まったり...と変化します。

この予測をできるようにするにはボールを良く見ないといけません。

しかし、この「ボールを見る」という言葉がまた厄介だったりします。

私もついつい「もっとボールを見ましょう」と言ってしまいます

もちろん、間違った表現とは思っていませんが、黄色いボールだけをジーッと見つめてもダメだったりします。

そこで、更に私は言ってしまいます。

打つ瞬間、インパクトの瞬間をしっかり見ましょう!

と。

これも間違った表現ではありませんが、ジーッと見つめてしまう人はこう言っても打つ瞬間をジーッと見つめてしまいます

そして、打った直後から反応しようとしてステップが遅れ、一歩目が遅くなり、入りが悪く...と負の連鎖。

つまり、見てという言葉を「静止画」で見て、更に周りを見ずにその一点だけ見てしまっています。

私の「見る」は相手の打ち方、ボールへの入り方、相手の打つタイミングを総合して観察しましょう、という感じ。

先程の静止画に対して「動画」でとらえる感じです。

更にボールを見ながら相手を見たり風を感じたり前衛の動きを見たり...です。

ボールへの予測というものは、相手が打ってからだけではなく、打つ前からも始まっています。
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ボールに集中しながら視野を広くしなくてはいけません

これが木を見て(ボールを見ながら)森も見る(相手や状況を見る)という表現です。
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こういった感覚を意識してボールを打つと自然とステップが合い、スムーズなスタートになりやすくなりますので、やってみましょう。


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source : テニス進化論