2016年10月9日日曜日

VX-R300 モニターリポート

楽天ジャパンOPは、キリオスの優勝となりました。
おめでとうございます!
2012年の世界スーパージュニア(大阪・靭テニスセンター)でも優勝していますから、日本との相性もいいのかな?
ヨネックスさんにとっても最高のプロモーションになりましたよね。
最近のヨネックス契約選手の活躍はすごいですなぁ。

さて、X-BLADE モニター のリポートを送っていただきました。

ノーマル1本とカスタムパーツ付1本をご希望のストリング・テンションで張り上げて、約2週間使用していただきました。
詳細なリポートを書いてくださり、本当に感謝しています。
今日はこちらのラケットです。

X-BLADE VI-R300 

VIR300_1

●T・Hさん (BLACK CODE1.18 50ポンド) 

自分の実力から新ラケットのモニター等おこがましいのですが、素人の戯れ言感想を笑納して頂けたら幸いです。
この数年ラケット難民になっていまして購入し使用したラケットは下記の通り、そこそこの数を打っています。

・WILSON ~ STeam(95、99S、105S)、BURN(95、100、100S、FST95)、PROSTAFF(RF97、95S、97S)
・BABOLAT ~ AERO PRO DRIVE、PURE DRIVE、PURE AERO、PURE AERO VS
・HEAD ~ GRAPHENEXT SPEED PRO、SPEED MP、SPEED REVPRO
・SRIXON ~ REVO CZ100S 、REVO CV3.0
・YONEX ~ VCORE TOUR G、VCORE TOUR F93、REGNA
・BRIDGESTONE ~ VX-R300

上述の通り時間も条件も限られた試打ではよく判らないと思い、結局一回は買ってみて使ってみてから判断、合わなければ手放すの繰り返しでした。
結局これだけ打って来た中で、現在使用中の自分のラケットは1年程前よりVX-R300のブラックモデルをスペックを合わせて2本使用中です。
その他には現在PURE AEROとPURE AERO VSの2本もテニスレッスン等お遊びで使用していますが、草トーナメントを含めて試合はVX-R300の2本を使用しています。
VX-R以外はお遊びには使えても試合にはVX-R以外は使う事が出来ない程気にいっています。
そのため今回のVX-R後継機のVI-Rを2週間程使える事に魅力を感じモニターに応募した次第です。
使用中の2本のVX-R300は購入時ガット無しのスペックでバランスはともに316mm、SWは280kg/cm2とSW282kg/cm2でした。
現状での重量はオーバーグリップ1枚、kimony振動止付きでともに323gです。
ガットはHEADのGRAVITYを52ポンドで張っています。ガットは2ヶ月弱で張り替えています。
以上の事からモニターで使用したVI-R300との比較を中心に感想を書かせて頂きます。
今回はテニスプレイス ピア様にお願いしてガットはTecnifibre BLACK CODE1.18を50ポンドで張ってもらいました。
モニター期間の2週間の間、実際オンコートで使用した日数は5日間、時間は10時間程度の使用となりました。

貴店から届いた2本のVI-R300、オーバーグリップ1枚、kimony振動止付きと、手持ちのVX-R300と仕様を合わせたら、カスタムパーツ無しで323g、カスタムパーツ付きは+10gの333gとなりました。
単純に重量だけ言えばカスタムパーツ無しは使用中のVI-Rと同じになりました。
またこのカスタムパーツ無しのVI-R300はVX-R300とスイングウェイトがほぼ同じ様で、振った感じほぼ同じ感触。
カスタムパーツ付きはさすがにトップヘビーに感じます。これはアップのミニラリーの時から違いがハッキリ判ります。落としたヘッドを持ち上げる時にズッシリした感じがしました。
以下それぞれの状況での感想です。

<ストロークについて>
VX-R300と比べて少しガッチリした感じ、打感も少しカンカン音がする感じでした。
ガットが違うため正確な比較とはならないかもしれませんが、VX-R300よりホールド感が薄く弾きが良く、飛ぶ感じが強いです。
特にカスタムパーツ付きはややフラット気味に厚く潰せるスイングが出来る時にはかなり重そうなスピードボールが打てて、相手を押し込む事が出来る気がします。
しかしVX-Rに+10gという重さに慣れていない為か、ロブの深さをコントロールする事に難しさも感じました。
ただこれは使い込めば慣れて来るものだと思われます。
<サーブについて>
フラットに限らずサーブスピードは明らかにVX-Rより上がっていると思われます。
スピンサーブはカスタムパーツ付きの方が「振り切れれば」かかります。レシーバーに聞いてみたらカスタムパーツ付きの方がカスタムパーツ無しより跳ねているそうです。
もちろんVX-Rより跳ねているそうです。
スライスサーブのキレ(曲り)はカスタムパーツ無しの方が良かった気がし、VX-Rと比べてもキレが上がっていると思います。
<ボレー>
カスタムパーツ付きは少々芯を外しても面ブレが少なく、自分はドライブボレーでメリットを感じました。
カスタムパーツ無しは正直VX-Rと変化無しに感じられました。
<カスタムパーツ付きのデメリット>
疲れてくると+10gの重さが効いて来ます。自分はトップスピンが持ち球ですが、疲れてくるとしっかり振り切る事が出来なくなり、ただ面を合わせるだけのスイングになるとなまじラケットにパワーがあるためオーバー球が増え、制御出来なくなりました。
ただしこの重さを物ともせず、長時間使っても振り切れるのであれば、重い球が打てて、サーブのスピードも上がり、面ブレも少ないというメリットの恩恵に与れそうです。
<カスタムパーツありなし、どちらかを選ぶなら>
自分の筋力ではやはりカスタムパーツ無しの軽い方、いつも使っているVX-R300と同じスペックが安定して長時間使えます。たった+10gですがかなりの違いを感じます。
<PUREAEROとの比較>
黄金スペックでVI-Rと近いスペックのBABOLAT PUREAEROとの比較ですが、一番違うのは「打感」だと思います。
回転はPUREAEROの方がかかりますが、打感が PUREAEROはなんとなく「ぼんやり」していてVI-Rの方が「クリア感」が打った時に感じられます。
ただその分、感覚的には衝撃が強く硬く感じる事もあるようです。振り抜きはエアロ効果?が高いと言われるPUREAEROの方が良さそうに思われますが、実際VI-Rの方がスイングウェイトが小さそうなので、振り抜きはVI-Rの方が上に感じます。
<外観>
最後に外観(コスメ)ですが、VI-R300の艶消しレッドもシブいですが、自分が使用中のVX-R300ブラックの方が精悍な感じがして自分好みです。
しかしVX-R300の様に1年くらいで新色が出て、かつその新色が「艶消しブラック」であるなら多分VX-R300から買い直す事になるかもしれません。
ただそうなった場合、現在使用中の2本のVX-R300に加えて、新品のVX-R300ブラック未使用を2本ストックしているので、それらをどうするか悩ましい所です(笑)
<総括>
VI-RはVX-Rと比べ、ラケットの「しっかり感」が強くなったなぁ、というのが正直な所です。
周りにブリヂストンのラケットを使っているテニス仲間は一人居るだけで、いつもテニス仲間に「ブリヂストンなんて、珍しいラケット使ってるなぁ」と言われます。
しかし自分で言うのも恥ずかしいですが、玄人好みのラケットだと思います。

<追伸>
ラケットモニターとしてポジティブなコメントばかり入れましたが、ネガティブなコメントもあります。
『モニター期間中の打ち方が悪かったのか、ガットが原因なのか、色々な要因があるので正確には判りませんが、VI-R使用中に手首と肘が久しぶりに痛くなりました。
打ち方が悪いのが一番の原因だとは思いますが、カスタムパーツ付きの重いラケットを球を潰す様にフルスイングで打っていた事、VX-Rに比べてラケットが硬く感じた事もこの痛みの原因ではないかと思います。』


●代々木のサッカーおやじさん (X-ONE 1.24 48ポンド)

現用:PureDrive 2009 / X-ONE 1.24
   PureDrive 2012 / X-ONE 1.24 × RedCodeWax1.20
X-Blade VI-Rの「オプションプラスウェイトパーツセット」を組み込んだ300gモデルと何も組み込んでいない300gモデルの試打をシングルスの練習試合の形式を主として行った。
ボールはBSのNX-1を使用し、ガットはX-ONE 1.24を使用した。

*スペックについて
今回は現用しているPureDriveと同じガットとテンションで2本を張り上げて頂いた。
既に張り上がった状態で手元に届いた為、フレーム単体での計測はできなかったが、張り上げの状態及びグリップテープと振動止めを含んだスイングウェイトは以下の通りであった。
VI-R     /張り上げ322g/SW324/332g(グリップテープ2枚・振動止め含む)
VI-R (OPT付き)/張り上げ328g/SW341/338g(グリップテープ2枚・振動止め含む)
*オプションあり/なしと結論
先入観が入るのがイヤであったため、重さなどを計測をする前に試打を行ったが、やはりパーツセットを組み込んだモデルは重すぎた。ストロークはまだごまかしがきく物の、やはり縦振り系のサーブ等では顕著に重さを感じて、並のアラフォーには使いこなす事が難しいであろう。1セットが限界。
このモデルの予約特典でメーカーがサイドパーツのみを付属させていたのは大正解だと思う。300gモデルを使う以上はそれが必要か必要でないかの境であり、トップバンパーは不要の長物と感じた。もしこれから組み込みたい方はサイドパーツのみ(片側2.5g)に留める事をオススメする。
300gより軽量なモデルで+αを狙うでのあればトップバンパーは使い出のあるパーツとも思うのだが、今回は試せていないので何とも言えない。
*ラケットの外観
フレーム形状は黄金スペックの指標となるPureDriveとはフレームの形状やグロメットのピッチが少し異なる。具体的には横側の弧の頂点がPureDriveよりも少しだけトップ側によっている。おそらく、トップの方で打つ人が多い事に考慮しているのであろう。
更に、グロメットホールのピッチ(幅)についても考えられており、縦糸はPureDriveとほぼ同じ位置ながらも、横糸(縦方向)は全体を縮め、端に行くほどガット同士の間隔が穏やかに広がるようデザインされている。端の方で打ってしまっても、想定範囲内であれば打感が損なわれないのが好感だ。
*グリップについて
グリップを握ってみてまず感じた事はかなり扁平だと言う事。メーカーで言うとHEADに近い(但し、SPEEDシリーズだけは扁平でない)。通常はバボラの3を利用しているが、今回のラケットは2が用意されたため、厚手のウェットグリップを下に巻き、上に愛用のトーナドライを巻いて利用をした。これでほぼ同等の太さだ。
*いざ、テスト!
今回のテストは特に球足の速いハードコートで行った。
実際に打ち始めて分かった事は、とにかく打ちやすいが距離感がでにくい。まず、シャフト部とフレーム部がバラバラに動いてしまうラケットが散見される中、このラケットは両方が素直に動いてくれるのが好感。しかし、距離感がなぜか合わない。
強く叩き込むようなストロークやサーブを試して気がつく事は、やはり柔らかい。物理的に柔らかくはないのだが(剛性はあるのだが)、角の取れたマイルド感のある打感だ。しかし、それが故にPureDriveにあるハードヒット1発リターンエースの快感はない。
PureDriveに慣れてしまった為か(2015モデルは購入したが合わなくてすぐに売却したが)音と手応えと距離感が一致しないのだ。ブレイド製法故の玉持ちの良さに自分がなれていないのが原因かもしれない。
次にバックのスライスをアプローチで試してみる。玉乗りが良いのでスライスは打ちやすい。しかしながら、フォアのストロークと同じく少しだけ球が伸びる。ほんのボール1つ分くらい感覚とズレるのだ。
ただし、このあたりの話は後日オムニコートでダブルス&シングルスの試合で使ってみたところ、ハードコートで感じたほどの違和感は全く感じなかったので、慣れもあるかもしれない。
どのショットにおいても言える事は「打ちやすい」がその引き換えとしてか「パワーが乗りにくく」なっている。この分をサイドパーツで補えないかな?
*総括
あっちもこっちも「カタい」ラケットとストリングパターンがトップ部ばかりを「密」にしているラケットが増える昨今、このラケットのようなスタンダードな作りと柔らかさを持ち合わせたラケットの存在は貴重だと思う。
誰が使っても「そこそこ」に使う事は可能だと思う。しかしながら、これと言った自分のお気に入りのラケットを持っている人にとっては尖った部分がないラケット故に購買意欲は湧かないかもしれない。
一番適合が考えられるのは、週一プレーヤではなかろうか?快感を得る為の一打ではなく、じっくりと試合展開を練り、狙った場所に打てる確率を高める為にはこのラケットが週一で区民大会や草トーで結果を残す為には向いていると思う。
シングルスよりはダブルス、ハードコートよりはオムニコートに向いていると思う。
但し、繰り返しになるが「プラスウェイトパーツセット」は不要だ。付けるとしてもサイドパーツのみに留める事。これが今回の試打から学んだ事だ。
余談だが、サイドパーツを付けると見た目がウーファー搭載前のPureDriveになる。なんと懐かしいではないか!とラケットを見ながら思った。


T・Hさん、代々木のサッカーおやじさん、ありがとうございました。

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source : テニスショップ裏日記