2016年12月14日水曜日

テニス雑誌の日本とアメリカ比較+六厘舎その他

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上はつけ麺の王者ともいわれる六厘舎。東京駅では開店から30分待ちでしたが、こちらは羽田空港国際ゲート内。列のレの字もなかったので食べてる人いるのか?!と思って横を見ると、マイケル・チャンが家族で食べてました(笑)。残念ながら飛行機は一緒ではなかったです。ボクは初六厘舎でしたが、もういいかな。。


ということで、もうロサンゼルスには戻ってるんですが、先週から今週までずっと曇りです。この時期雨季なので(といっても少し降るぐらい)、雨が降らないだけマシかもしれません。

前回日本に戻ってる時に「お店がどこも空いてるイメージ」なんて書きました。確かにお店での売買行為自体は寂しげでしたが、街全体の電飾がすごく綺麗でしたねー。東京の六本木や大阪の心斎橋とか。圧巻でした。LAに帰って見る電飾の寂しいこと寂しいこと。モールに行ってやっと少しという程度です。アメリカはクリスマスライトに力を入れている住宅街のほうが商業地区より綺麗ですね。

でも考えようによっては日本はそこまでお金と労力をかけて街を綺麗にして、その分売り上げの方は大丈夫なのか?なんて余計な心配をしてしまったり。費用対効果っていうんでしょうか。頑張っても儲からないとしわ寄せは働く人にきますからね。頑張る日本に比べて、アメリカはブラックフライデーとかサイバーマンデーとか名前をつけるだけで全体的なムーブメントにしちゃって、オイシイとこ取りが上手いなぁ、なんて思ったりしています。ちょっと無理やりな比較ですけどね(笑)。


日本に帰ると、最近どんな本が流行ってるんだろう?なんて大型本屋を覗いたりしますが、その時に日本のテニス雑誌を買ったりもします。1年半ぶりぐらいにスマッシュを買ってみました。あ、というか前回は友達に買ってきてもらったんだった。。

とにかく日本の雑誌はどれもそうなんですが、情報が超満載です。雑誌自体が厚い!重い!アメリカの雑誌なんてペッラペラがほとんどです。

そして、これもどの雑誌も同じなんですが、アメリカの雑誌は超広告だらけです。日本の学生時代にアメリカに遊びにきていた頃(もちろんまだネットなんて皆無な頃)、あまりにもの広告の多さに、記事が埋もれて読みにくいと驚いた記憶があります。さすがにそれから20年以上経って、完全にアメリカの比率に慣れました。

そうなると逆に日本の雑誌を読むと、余りもの情報の多さに疲れちゃって。。1/3ぐらい読むともう満腹で、とても日々の余った時間で軽く読むという姿勢では読破できない感じです。紙面デザイン的にもスーパーのちらし広告のごとく、色んな場所に色んな角度やフォントの文字が詰め込まれていて網羅するのが大変です。。

内容に関しては、日本のテニス雑誌はものすごい量の技術解説が!!USTAの会員に送られてくるテニスマガジンはいわゆるショットの技術は大体見開きx2ぐらいで終わりです。

これは雑誌に限らずいつも思う事なんですが、世の中のテニス愛好者の半分以上がダブルス中心に楽しんでると思いますが、何故、TVや日本のテニス雑誌ではシングルス中心な感じなんでしょうね?もっとダブルスを多くすれば良いのにと思います。

アメリカの雑誌にはダブルスの戦術ページが確実に1ページはあります。また揉め事を含めた細かいルールのページ(アメリカらしい?)も毎回あるんですが、それもダブルスを想定してる事が多いです。日本の雑誌にもダブルスはあるんですが、結局ダブルスで使うショットの技術な気がします。あくまで数少ない冊子を見ての感想ですけど。

昔サッカーの中田英寿が言ってましたね。技術は相当な差がない限り、少しうまいぐらいでは、試合になれば他の部分でどうにでもなる、と。テニスも同じで、ショットの技術以外にも、ものすごく沢山の勝ち負けを左右する要素があるスポーツだと思うので、その他の部分にもう少し光が当たっていてもいい気がします。

また日本の雑誌は技術含めて全体的に初級者から中級者の中か下ぐらいに向けている感じが強くて、読者層をテニスファンの中でもかなり絞ってる気がします。

それに比べてアメリカの雑誌は比較的、老若男女、技術レベルにとらわれず楽しめる感じになっています。例えば先ほどのルールの話は、試合さえ楽しめるレベルなら誰もに関わってくる事ですからね。また米雑誌にはメンタルの話もありますが、それも試合をする誰もが同様に経験することですから。テニスリゾートの話に至ってはエクセサイズでテニスをする人でも十分楽しめますからね。プールがあってジャグジーがあって、こんな美味しい食事が食べられて、周辺ではこんな観光ができます、みたいな。

もちろん比較しているアメリカのテニスマガジンは全USTA会員に送られてくる雑誌なので、自然と誰もが楽しめるようにしていて、日本のスマッシュは元々ターゲットを絞っているのかもしれません。他にもテニス雑誌ありますから、住み分けをしてるのかもしれませんね。

あとはやっぱりアメリカの雑誌に寄稿する人たちは、世界のテニス界で第一線にいた(いる)人たちばかり。日本の雑誌にもボブ・ブレット(違う人だったかも)のページが1ページぐらいあった記憶がありますが、その他は殆ど日本のプロかコーチだったりします。日本の雑誌だからと言って、情報源を日本のテニス界に限る必要はないんですよね。世界のトップから英語で原稿もらって、それを訳せばいいんですから。今時メールでやりとりして、訳すぐらいは簡単ですし、それこそがメディアの役目な気がします。

頑張りどころは見かけの紙面デザインより、そのあたりの内容な気がします。そして、その分お金がかかるなら広告を増やして内容を減らすとか。読者は慣れますから。もちろんいつも書くように、アメリカと同じにする必要はなくて、日本のテニス雑誌が技術雑誌を目指すなら、それで世界の最先端を行って欲しいなー、と思います。

例えば日本の女性ファッション誌って、少なくともアメリカではアジア系の女性に大人気です。ファッションとかメイクとか、アジア系にはアジア系のスタイルがありますからね。テニスもある部分では同じだと思います。アジアのテニスファンがみんなこぞって観たくなるような雑誌っていうのを目指してもいいのかも、そうすると自然と日本の読者も増えるし、なんて思ったりしました。(N)


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source : アメリカ・テニス日記 from ロサンゼルス・カリフォルニア