2016年12月4日日曜日

不安定な足元を作る

テニスに限らず他のスポーツでも「安定」は大事な要素で「不安定」はなるべく避けたいことです。

しかし、テニスは相手の打ったボールに対して素早く反応して一歩目を早く出したいスポーツ。

自分が打つ時は安定した形で打ちたいものですが、相手が打った瞬間は素早く反応できる状態でいたいものです。

よく相手の打つ瞬間はスプリットステップを踏むのが基本と言われます。
IMG_1902.JPG


しかし、このスプリットステップは次の動作に素早く反応するための動作であって踏むこと自体で満足してはいけません

スプリットステップをして、カカトをついて「安定」してしまったら動きが流れず、次への反応は遅くなってしまいます

カカトを浮かせてつま先側で体を支えましょう。

つま先というと語弊がありますね。

親指の付け根の母指球辺りでしょうか。

実際にこれで体を支えると、若干「不安定な」感じになります。

この「不安定な」感じが大事なんです。

例えば

『5メートルの至近距離からボールを投げるから避けて』

と言われたらどうでしょう?

カカトを地面につけて安定して待つでしょうか?

いや、どっちでも逃げられるようにフワフワした足元で待つと思います。

「テニスはボールから逃げるスポーツじゃない!」

と思わないでください。

あくまで反応を早くするイメージですので。


プロのテニスを見てみましょう。

自分が打つ時はしっかりと安定していますが、打った後、相手が打つまでの間も個人差はあるものの、チョコチョコと動かしていますよね。

プロのように鍛えていない我々はなおさら必要になる部分です。

相手がボールを打つまでは不安定な足元にして、実際に自分が打つ時には安定した足元を作る。

これは意識すればできる部分ですから是非、お試しを。


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source : テニス進化論