東宝調布スポーツパーク様のご厚意により、実は発売前からテストさせていただいていたプリンス PHANTOM 100 XR-J。
8か月くらい使用させていただいてきました
まず特筆すべきは、最も薄い部分のフレーム厚がなんと16.5mm!
一見この薄さに不安を感じたのですが、強靭なTeXtremeが搭載されているからそれなりに飛ぶのだろうと思いきや。
結論から言うと「振り切れれば」現代のスピードテニスに負けることはありませんが、「振り切れなければ」使いこなすのは至難の業です。
フェイスサイズはその名の通り100平方インチ。
平均重量310g、平均バランス310mm。
テークバック時にある程度の重量を感じ、振りはじめるとトップライトの恩恵でラケットヘッドをまわしやすいスペックだと思います。
トップヘビーバランスによってヘッドをまわすのではなく、ご自身のスイングワークによってヘッドをまわす。
そんな方には好まれるセッティングでしょう。
いざヒッティングを開始すると、昨今のラケットには感じ得ない独特のホールド感が現れ、まぁ球離れの遅いことったらありゃしません。
これは「New O-Port」というグロメットレスのストリングホールも作用しているようで、まぁストリングがよくボールに食い付きます。
このNew O-Portによってストリングの可動域が広がり、そのことによってボールを咥え込む時間が長く感じられるのでしょうが、フェイス部分のフレームが柔らかいと打感がボケてしまいがちになってしまうことがあります。
それを見事にTeXtremeという強靭な素材がカバーしているので、打感もボケず、私的にはTeXtremeのシリーズの中で最も優れたセッティングのように感じました。
またストリングホールがボールのホールド感を高めるだけでなく、やはり最薄16.5mmのフレームですから、フレーム自身の撓りは秀逸です。
ボールをヒットしてからスイングが終わるまで、フレームが撓ってる感じをスイング中に感じ得ることができるのです。
それはまるで、大袈裟に言えば魚を釣り上げた時の釣竿のように。
ですのでフレームパワー自体は「ロー」だと思います。
私くらいの筋力ですと、振り切ってもボールがベースラインをオーバーすることは皆無であり、逆に無茶振りしてもボールをコントロールできるので、まさに安心してフルスイングできる代物です。
フレームで弾いてはくれないので、それだけちゃんとボールに入らないと飛んでいってはくれませんが・・・。
つまりかなり振ることができる方じゃないと、使いこなすことはムリです。
どちらかというと、現代のラケットフレームが飛び過ぎるとお嘆きの貴方。
もしくは、俺はパワーじゃなくボールコントロールで勝ちきる、と仰っているような方にしかおススメできません。
フラット系のショットの場合は、このホールド感の高さが安心の振り切りにつながり、コントロール性は数十年前のフェイスの小さいラケットや、最新テクノロジーが搭載されていない頃のローパワーラケットに匹敵するほど手のひら感覚ですし、それでいてTeXtremeが搭載されているので現代の高速テニスで打ち負けることはありません。
スピン系のショットの場合は、フレームの撓りとストリングの可動域の広さが相まって、スイングをすればするだけボールの回転量が上がります。
トップスピンもスライスも、いつもより少し厚い当たりにしないと飛んでいってはくれませんが、それだけ安心して振り切れるというところはブラスポイントです。
これだけごまかしが効かないモデルは最近なかったように記憶しています。
レベルもさることながら、キャリアもパワーもかなりお持ちでないと使いこなせないのは間違いありません。
因みに筋肉落ちまくり、体力減退しまくり、技量低下が甚だしい私レベルは、テストを重ねていくたびにカラータイマーが点滅する時間がどんどん早くなっていきました。
ホールド感、コントロール性、スペック共に全部私好みなんですけどねぇ。
今年50歳のオヤジには荷が重かったようで・・・。
ってなわけで、現在このPHANTOM 100 XR-Jを使用している内海大典コーチに一緒に画像に納まってもらいました。
「なんだ、使いこなせてないんじゃん」と私にお思いの方もいらっしゃるとは思いますが、内海のイケメンに免じてお許しを。
人気ブログランキング
宜しければ応援のワンクリックをお願いいたしますm(__)m
source : Various impressions