ちょうど1ヶ月前ぐらいに ITF からテニスの構造改革についての大きなニュースが流れました。
ITF announces professional tennis restructure
かなり簡単にキャッチーな部分だけまとめると、タイトル通り「ツアープロと呼ぶのはATP、WTAそれぞれ750位以上にする」ということ。
それ以下はAKBに例えると研修生、プロ予備レベルとなり、プロトーナメントとは別の新しいカテゴリーで戦うことになります。このストラクチャーは2019年から始まります。
アメリカのテニスメディアではニュース後1週間ぐらい結構聞いたり見たりしましたが、日本系のテニスメディアではあまり見かけませんでした。ボクの日本テニスメディアのチェック度合いが低いのもあるとは思いますが、ちゃんと流れてましたか??
ボクはこのシステム歓迎です。というのも今まで、どうなったらテニスのツアープロか?は明確な定義がなかったので。それを明確にしたことが大きいと思います。
プロとはちゃんと食っていけるATP/WTA 100位以上、という人もいるだろうし、ボクは、1年を通してツアーを回り続ける選手という認識でした。というのも、普段はレッスンプロ(コーチ)をして、地元のITFに1大会(数大会)エントリーしてプロを名乗る人には違和感を感じていたいので。やっぱりツアープロというからにはツアーが中心じゃないと、と思ってました。
結局その間ぐらいで、750位以上。良いと思います。
その構造改革の記事を読んでびっくりしたのは世界中には自称テニスプロが、なんと1万4千人もいるんだとか。多すぎますよね。
ボクは以前から書いて来ましたが、テニスビジネスは、うまく行っていないと思ってました。経済が回っていない、と。
その問題への答えの一つが選手数を減らすということでした。選手が減れば賞金やスポンサーのお金が限られた人にだけ分配されますからね。構造改革では賞金自体も増えることが決まったようです。
日本のJリーグも同じですよね。1と2があって。アメリカのメジャーリーグもメジャーとマイナーが大きく別れてます。テニスも、プロ予備レベルとプロレベルとが明確に別れて、色々うまくいくんじゃないかと思います。ジュニアからいきなりATP/WAT #1を目指すより、近いゴールが設定されたことで、選手のモチベーションも上がる気がしてます。(N)
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source : アメリカ・テニス日記 from ロサンゼルス・カリフォルニア