先日引退したハンチェコバ @2017 BNP パリバオープン
ランキング5位まで上り詰め、美女プレーヤーとして人気のあった選手の試合も引退間際はこの状況。といってもこのサイズのスタジアムでこの観客数は悪くないのかも。
ボクは以前から「プロテニスビジネスは失敗している」と書いてきました。テニスにはもっと大きくビジネスとして成功して、多くの選手がプロ選手として生活し活躍できる、健全なプロスポーツとしての可能性があると思うからです。
少し前にNYタイムズに、2人のプロテニス選手を中心にしたプロテニス界の現状を書いた記事がのりました。
No Frills, No Crowds, No Money: The Lonely Road to Tennis Glory
きらびやかさも無し、観客も無し、お金も無し:テニス栄光への孤独な道のり
プロやプロを目指しているジュニアの夢を壊しかねないネガティブとも取れる記事を、あえて世界的大手新聞が紹介することは大きいと思います。ネガティブであったとしてもそれが現実です。夢物語的に取り扱って後はほったらかしは、逆に多くの選手を苦しめます。
記事は対照的な2人の選手の現状を紹介しながら書かれています。1人はかつてランキング21位まで上り詰め、セリーナをも倒したものの怪我により記事現在317位、復活を目指して奮闘している29才のアレクサンドラ・ウォズニアッキ選手。もう一人はこれからの選手として注目を浴びながら上を目指す記事現在ランキング201位の18才のファニー・ストラー選手。
2人とも共通するのはWTAで安定してプレーすることを目指して、現在ITFを回っているということ。そして生活をするだけの稼ぎはないということ。記事のかなり頭の部分で断定しています。逆にお金を払ってプレーしている、と。
以前にも書いた通り、NBAに登録される450人の選手の最低年俸は6千万円ですからね。世界のバスケットボールプレーヤーのトップ450人の最低が、経費を抜いて6千万円の給料、ということです。
2人のテニス選手の大きな違いは、ウォズニアッキはスポンサーも失ってしまい全てを自分でこなしているのに対し、ストラーは出身国のハンガリーや、その他スポンサーからの出資もあって、帯同コーチ、エージェントを伴っていること。
1年間選手として世界を転戦するのには、年約1千万円(わかりやすく$1=100円で計算)の移動経費がかかり、コーチを帯同するには同額の年1千万円がかかるとストラーの親が言っています。またスポンサーからの額は全くそれを賄えない、と。彼女が利益を出せるようになるまで親がサポートするということです。そしてその利益がでる目安はトップ100位に入ること。
記事ではそんなことを含め2人のストーリーが書かれています。特に後半はウォズニアッキのキャリアハイからの転落の苦悩を書いていて、現実の厳しさが伝わってきます。かなり長い英語の記事ですが、細かい部分も興味深いのでぜひ読んでみてください。
訳してジュニアの夏休み自由研究かな?あ、今時は、グーグル翻訳でほぼ自動でできちゃうのかな??(試してみたらまぁまぁでした(笑))(N)
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source : アメリカ・テニス日記 from ロサンゼルス・カリフォルニア