2017年8月25日金曜日

ファンクラブをつくる:日本人プロに挑戦して欲しい事

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ここ数年、単に趣味でテニスをしてTVでテニスを観るという普通のテニスファンから、ちょっと踏み込んでテニス観戦をしてきました。グランドスラムに観戦にいったり、ITFの試合を観にいったり、日米のジュニアや日本人プロ選手の現状を見聞きしたりして。

そんな中プロテニスビジネスは上手くいっていないという考えになり、その理由は以前お伝えした通りです。

プロテニスって、観戦してる方はもっと面白く観られるし、プレーする選手はもっとお金を得られると思うんです。

テニス観戦をより面白くし、選手がより多くのツアー費用をつくれるようにし、そしてテニスビジネス全体が少しでも活性化するためのボクなりの選手への提案をお伝えしたいと思います。もちろん技術的な話はまったくありません。それはコーチにお任せします(笑)。

そしてプロがお金を稼いで悪いということは全くない。お金を稼ぐからこそプロはプロです。稼げているか/いないかは、現状のテニスでは厳しいですが、稼ごうとしているかがプロの証です。好きなことを仕事にしていると、ビジネス(お金を稼ぐ)の部分とそうじゃない部分は必ずでてきますが、その間(はざま)で苦悩してこそプロだと思います。

先に提案を箇条書きにしてみました。書いているうちに思いだしてリストが増えるかもしれません。今回はその中の一つ「ファンクラブをつくる」から。あとはまた後日。

日本人プロテニスプレーヤーに挑戦して欲しい事
1. 取り組んでいることを伝える
2. 地元を作り地域との繋がりを強める
3. 積極的にスポンサー営業する
4. ファンクラブをつくる
5. 個人事業主であることを理解する


ファンクラブをつくる
これをみた瞬間「なにをチャラいこと言ってるんだ。選手は先ずテニスに決まってる」と思う方は、その考えこそがプロテニスをダメにしていると思います。
以前テニスもAKBもグラビアアイドルも同じと書きました。プロスポーツはショービジネスだ、と。だからファンクラブなんです。団体プロスポーツになると、例えば日本なら野球やサッカーは当たり前のようにファンクラブがあります。それと同じです。テニスは個人スポーツなので選手個人のファンクラブを作るべきなんです。逆になぜ誰もつくらないのか不思議です。

AKBと同じように最初は数人からスタートかもしれません。それでも存在することが後の発展の可能性をつくります。もちろんファンクラブの会員になるには会費をとり、それに対して、何かしらの特典を作ります。会員のみ閲覧可能なブログかもしれないし、サイン入り特別グッズかもしれないし、年に何回か開催されるレッスン会かもしれないし、報告ディナー会参加権かもしれないし。それはそれぞれ選手が個性にあったものを考えれば良いと思います。可能性は無限です。野球選手やサッカー選手が時間を割いてファンサービスするように、同じようにするんです。もしかしたらそれは選手がしたくないお金儲けの部分かもしれませんが、それがプロなんです。ビジネスとして成功しているものには習わないといけません。

AKBに例えると感覚的に、スポーツ選手を一緒にするなと嫌悪感を抱かれるかもしれません。そんな時は政治家を考えてみてください。皆、自分の政治活動をするために、そして選挙で勝つために、大きな後援会=ファンクラブを必ず抱えています。後援会無くしては素晴らしい理念も信念も活動もまったく無力です。大口スポンサーから、個人スポンサーまでいろんなスポンサーを持ち、パーティーを開いてチケットを買ってもらって政治資金にします。皆んなそうやって活動しているんです。テニス選手だって同じようにするべきです。

5000円のファンクラブ会費を100人から貰っても50万円で到底一年の転戦費にはなりません。でも確実に1〜2大会の遠征費にはなります。そこから始めないといけないし、その金額を大切にしなければいけないと思います。ファンクラブ会費を1万円に上げられるようにすればいいし、ファンの数を1000人にできるよう、選手活動をしていけばいいと思います。

誰もやっていないことを始めるのはテニス自体だってプロ選手活動だって同じです。試行錯誤して周りより上や周りより先にいかないといけません。新しいことを切り開いていくチャレンジが共感してくれる周りのファンを集め、そのファンの提供してくれる資金でより高いところをテニスで目指せばいいんです。プロなんですから、プロ選手活動全体をいろんな角度から洗練させていくべきだと思っています。(N)


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source : アメリカ・テニス日記 from ロサンゼルス・カリフォルニア