皆さん、こんにちは。トレーナーの藤田です。
秋になり、気温も少しずつ下がり、日が暮れるのも早くなってきましたね。
ボールを打つ時間が少なくなってくるこの時期は、テニスに必要なトレーニングの取り組みをお勧め致します。
今回は、前回に引き続き『テニスに必要な基礎体力』の中の「スピード」に着目してお伝えします。
<参考>
2017年10月2日ブログ「基礎体力7要素を身につけ他チームに差をつけろ!」
「スピード」とは!?
一般的に言う「スピード」とは、動きの速さのことを指します。
テニスで必要なスピードとは、どんな動きの速さでしょうか。
それは、100mを全力で走るようなスピードではなく、コート内およそ10m四方を素早く移動できるというスピードです。
スピードを上げるために必要なことは、
◆地面の反発力を上手に使うこと
◆脚の引き上げに使われる「腸腰筋」を鍛えること、
です。
これらを鍛えたのちにダッシュやフットワークトレーニングを行う事で、より効果的なトレーニングになるでしょう。
それでは、今すぐ実践できるトレーニングをご紹介いたします!
【アンクルホップ】
アキレス腱のバネを使い、反発力を利用して足底で地面を蹴るトレーニングです。
テニスでは、1歩目の力強さや瞬発力に大きく関わってきます。
<方法>
1. 肩幅に足を開き、真っ直ぐ立ちます。
2. 初めは垂直跳びのように出来るだけ高く跳び、2回目以降は膝を曲げずに跳びます。
3. 足首のバネと地面の反発を使って繰り返し高く跳びます。
4. 着地からジャンプの際に、地面に足が着いている時間を出来るだけ短くしましょう。
5. つま先と膝の向きは真っすぐにして行いましょう。
6. 背中が丸くならないように注意します。
7. 慣れてきたら、両腕を振って上半身の反動も使いましょう。
【ニータッグジャンプ】
アキレス腱のバネに加え、動きの中で腸腰筋を鍛えるトレーニングです。
テニスでは、1歩目の力強さや様々なプレー中の骨盤の安定感に関わってきます。
<方法>
1. 肩幅に足を開き、真っ直ぐ立ちます。
2. 垂直跳びのように出来るだけ高く跳び、股関節を大きく曲げ、両膝を胸に近づけます。
3. アキレス腱のバネと地面の反発を使って膝を抱え込むように、繰り返し高く跳びます。
4. 着地からジャンプの際に、地面に足が着いている時間を出来るだけ短くしましょう。
5. つま先と膝の向きは真っすぐにして行いましょう。
6. 背中が丸くならないように注意します。
7. 慣れてきたら、両腕を振って上半身の反動も使います。
上記の2種目を行った上で、下記の走るトレーニングに移ることをお勧めします。
【20mダッシュ】
地面を蹴り返すイメージで(地面の反発とアキレス腱のバネを使って)走ります。
全力で走れなければスピードトレーニングとしての意味がなく、休憩が短い、または本数が多すぎると持久系のトレーニングとなります。
30秒~60秒程度休憩をとり、10本程度を目安としましょう。
リレーや競争にすることで、気を抜かずに全力で走れるのでお勧めです。
次回は「瞬発力・パワー」に関するトレーニングメニューをご紹介いたします。
※ウォーミングアップ、トレーニング方法についての質問、
までお寄せください!質問および回答を当メルマガにてご紹介させ ていただきます。
(全てのご質問にはご回答できない場合もございますので、ご了承 ください)
スポーツインテリジェンスHP
http://www.sports-intelligence.jp/
からだサポート【S.I メルマガ】登録フォーム
https://plus.combz.jp/connectFromMail/regist/cpfw9543
スポーツインテリジェンスのトレーナー記事が誰よりも早く読める!
メールマガジン「部活運営のヒント」(無料)の購読登録はこちら
source : ソフトテニス・オンラインBlog