こんばんは
ゴールデンウィークも
終わってしまいましたねぇ
さて、GW最終日の昨日。
表題の大会に愚息の勇弥が
出場させて頂きましたので、
観戦&応援に行ってきました
この大会は、千葉県の最高峰
千葉県連盟登録の選手による
最も権威のある選手権大会で、
天皇杯や国体の予選も兼ねています。
千葉県連登録というと
県内の実業団やクラブ、
県内大学(学連)が対象となり、
県内在住でも県外クラブや
県外大学の登録選手は出場出来ません。
また、高校生は8ペア、
中学生は4ペアが
県高体連と県中体連の推薦で
出場されますが、
概ね昨秋の新人戦の結果が
大きく影響しているようです
開会式の時点では、
それほど風は強くありませんでした。
一般男子(35歳未満)は
70ペアのエントリー。
100ペア近くのエントリーに
なる時もありますが、
精鋭揃いなのには違いありません
勇弥は、6年前の高校3年生の時と、
2年前の2回ほど参加していますが、
「島抜け」出来ず
まぁ、実力通りと言えば
その通りなんですけど、
今年は木川選手とのペア。
木川選手は、3年前に優勝、
昨年は準優勝と、
いつも好成績をあげられていて、
ペア替えしなければ、
今回は第2シードが
約束されていたわけですが、
無名の勇弥とのペアとなりましたので、
第4シード以下だろうと予想していました
果たして、組み合わせ表を見ると、
勇弥と木川選手のペアは
第4シードの位置。
うわっ
第4シードのブロックを見ると
歴戦の強者がズラリ
な、なんてこったい
観客の立場からすると、
とっても楽しみな対戦が
目白押しなんですがねぇ
まぁ、組み合わせに
濃淡が出るのはいつもの事だし、
リーグ戦での総当たりでもないし、
勇弥に限って言えば、
意外にこういう時は何とかなって、
楽な組み合わせと言われた時は
かえって伸びない事が多いので、
希望をもって挑戦するしかありません
会場では、久しぶりにお目にかかる方もいて、
選手ではない私にとっても、
とっても楽しい時間です
今年生まれの、いちかちゃんで~す
会場でお会いしました
かわいすぎっ
では、予選リーグから振り返ります。
3ペアによる予選リーグでしたが、
初戦は実業団登録選手ペアとの対戦。
お互いに固くなっていた感じで、
なかなかボールコントロールが
うまくいかない様子でしたが、
先に流れを掴んで④-1で
幸先の良いスタートでした
予選リーグといっても、
3ペアのリーグでは
敗戦するとリーグ抜けが
難しくなりますから、
取りあえず初戦に勝ててホッとしました
5試合空いて、リーグ2戦目。
今度は中学生ペアとの対戦です。
昨秋の県新人戦では
あと一歩の準優勝でしたが、
私は、昨秋の新人戦でこのペアを見ていて、
まだ線は細いものの二人とも身長があって、
大物感のあるペアだなぁと思いました。
また、前衛の選手は
木川選手がスクールの
コーチ時代の教え子でもあり、
今回は中学生では1番手登録のようです。
だいぶ風が強まってきて、
中学生には辛い状況となったうえ、
社会人の速いテンポには不慣れで、
持ち前の得点力の高いプレーが
封印されてしまった感じでした。
ここは、④-0で勝って
予選リーグ抜けを決めました。
勇弥にとっては、3回目の県選手権で
初の予選リーグ抜けです
さて、ここからが大変
次の対戦相手は、
一度も勝った事がない社会人ペアの
及川・佐藤ペア(黒潮)か、
誰もが認める高校ナンバー1の
山下・松橋ペア(木更津総合高)の勝者。
社会人ペア後衛の及川選手とは、
一昨年の長瀬杯(ミックス戦)、
今年2月のベイシティ杯で敗戦。
そして、前衛の佐藤選手とは
高3の千葉県選手権、
昨秋の県民大会で敗戦と
勇弥は一度も勝たせて頂けません
山下・松橋ペアについては、
まだ高校2年生ながら昨夏の世代交代から
県内では負け無しの王者ペアで、
今大会の優勝候補にあげる方もいました。
で、この社会人ペアと高校生ペアの対戦は、
G3-1と及川・佐藤ペアが先行しましたが、
山下・松橋ペアも冷静に挽回してG3-3。
ファイナルでも競り合って
P5-5から山下・松橋ペアが
マッチポイントを握りました。
しかし、及川・佐藤ペアが凌ぎP6-6。
再び高校生ペアにマッチが入りましたが、
ここも社会人ペアが凌いでP7-7
そして15点目は社会人ペアに入り、
これをものにした及川・佐藤ペアが
息を飲む接戦を制しました
ベスト8決めの一戦になる
及川・佐藤ペア(黒潮)との対戦。
風は、やや勢いを増した感じで、
コート上で寝ているボールが
風圧で転がり始める状況
予想していた通り、
序盤から後衛が凌いで
両前衛が決めていくという展開。
G1-1からG2-1として
まずまずの折り返し。
しかし、簡単には逃がしてもらえず、
G2-2となって5G目。
風で動く打球に全員が苦労しているなか
風下からのサービスゲームで、
優位に進める事ができてG3-2。
風上からのレシーブゲームでしたが、
勇弥のレシーブやストロークが浮いて
バックアウトの連発
しかし、木川選手が落ち着いて対処してくれて、
3回の相手ゲームポイントを凌ぎ、
ようやく勇弥のレシーブで崩してマッチ。
最後は木川選手のレシーブが
サーブ上がりの佐藤選手への
厳しいボールとなってゲームセットでした。
木川選手のお話しでは、
勇弥には打っていってと
伝えているので、バックアウトは
それほど気にならないとの事でしたが、
風上からでもガツンと打って、
バックアウトを連発している様子を見ると、
外野の σ(^_^) なんかは
「ちっとは風を考えて打て」なんて
思ってしまいましたが、
とにかく外野は黙って我慢
準々決勝のお相手は、
事前の予想では、
飯沼・飯塚ペア(千葉・小金原)か、
板倉・髙橋ペア(市川)の勝者が
有力という話しが流れていました。
どちらのペアも優勝候補でもあり、
ベスト16決めの一戦としては
贅沢な組み合わせでしたが、
この一戦は板倉・髙橋ペアの勝ち
ベスト8決めの一戦も、
板倉・髙橋ペアが
芦原・平野ペア(STOC・茂原市役所)を退け、
勇弥と木川選手のペアの準々決勝は、
板倉・髙橋ペアとの対戦となりました。
板倉選手は勇弥の大学の先輩でもあり、
よく声を掛けて頂いています
髙橋選手は今年、木川選手がコーチをしていた
スクールにコーチとして就任。
勇弥が卒業したスクールでもあり、
まぁ、顔見知りの間柄ですね
準々決勝は、風下サーブのスタート。
風上から打点を落とさずに
打ち込んでくる
板倉選手のストロークに
苦しめられながらも
なんとか先行
風上レシーブでしたが、
勇弥のレシーブアタックで先行し、
その後は競ったもののG2-0。
3G目も風上で取れれば、
俄然有利になりますが、
P2-0と先行しながら、
勇弥のバックアウト連発などで
一気にひっくり返されてG2-1。
風下に回って、
勇弥が気持ちよく振りはじめ、
ラリーが続くようになりました。
こうなると前衛の腕の見せ所ですが、
強風で打球が動くので、
きっちり捉えるのが難しくなります。
ストロークプレーにしても、
風を見越して打つものの、
急に風が止んだりして
ままなりません。
マージンをとって
相手コートの中間辺りに
落とすように心掛ければ、
相手にチャンスボールを
供給するようなものですしねぇ。
我慢だな、我慢
レシーブゲームの4G目をとって、
5G目はP1-1で木川選手のサーブ。
ここで、良いサーブを
2連発で放り込んで一気にマッチ。
2発目なんて、高速なうえ
打球が大きく変化する魔球サーブでした
勇弥の右ストレートがアウトしたものの、
次の髙橋選手のレシーブが風に押されて
僅かにアウトでゲームセット。
難敵揃いの第4シードブロックを
なんとか抜ける事に成功しましたが、
なんと言っても木川選手の得点力が目立ちました
なんとか、シード順を守って
準決勝にまで駒を進めましたが、
この準決勝を勝つ事ができると、
夢の天皇杯の切符を手に入れる事ができます。
もちろん、出場すると決めた時から、
これが大目標でしたが、
次の対戦相手は千葉県の王者、
十津川・秋元ペア(市川市役所)
十津川選手は勇弥と同じ年齢ながら、
実績・経験は桁違いで
中学生の頃から今まで
一度も勝った事がありません
その十津川選手と木川選手は
同じ中央大学のご出身で、
秋田の天皇杯ではペアで出場され、
ベスト4進出という巨大な戦績があります。
いわば、元ペア対決とも言えますが、
相手前衛はインカレ3位の秋元選手。
4人の中では、勇弥の実績・戦績は
明らかに劣るもので
無名といっても過言ではありませんが、
挑戦するしかありません
しかし、最初の良いサーブで点が取れず、
その後はストロークが全く安定しませんし、
思わぬ突風で木川選手のサーブも乱されました
強風だけでなく、
秋元選手の圧力も加わり、
そこへ十津川選手の深いボールが
容赦なく襲いかかってくる状態
殆ど何も出来ないまま、
一気にG0-3と追い込まれ、
4G目も足がかりが出来たと思ったら、
やはりボールが入らずに終了
この試合内容は、
勇弥にとっても辛いものでしたけど、
表彰式が終わったあと、秋元選手が
「準決勝がヤマだと思って集中して動いた」と
言ってくれた事が幸いでした
決勝戦は、第1シードの
十津川・秋元ペア(市川市役所)と
第3シードで昨年3位の
大野・須永ペア(黒潮・小金原)との対戦。
大会3連覇を狙う王者 十津川・秋元ペアに、
大野・須永ペアの昨年の
準決勝のリベンジなるかという構図。
大野選手は勇弥と同じ左利きですが、
低くて伸びのある剛球が持ち玉。
この試合も、よくコントロールされた
打球が相手コートに突き刺さり、
殆どミスのない状況に
なんと一気にG3-0と
リードを奪う展開になりました。
4G目は十津川・秋元ペアが返しましたが、
ここでの3ゲーム差は厳しく、
5G目で大野・須永ペアの勝利となり、
本年の千葉県選手権の優勝(一般男子)は、
大野・須永ペアでした
おめでとうございます
思わぬ展開に息を飲んでしまい、
決勝戦の写真を取り忘れました
今大会の結果は、
既に千葉県連盟のホームページに
掲載されています。
表彰式の勇弥&拓也ペア。
お疲れ様でした
組み合わせ表を見た時は、
こりゃぁシンドイなぁなんて
思ってしまいましたが、
木川選手の鬼神の如き大活躍で
次々と強敵を倒して4強入り。
ただ、準決勝では勇弥が力を
殆ど発揮出来ずに終わってしまい、
残念と言えば残念ですが、
次に期待ですね
取りあえず、
7月の東日本選手権には
エントリーしました
では、また~
source : ソフトテニス 勝手録