2018年5月23日水曜日

誰のための、何のためのスポーツか?

日に日に大きくなるアメフト悪質タックル問題。
昨日の負傷させた選手の記者会見には、みなさんと同じように胸が痛みました。
私も年齢から親目線で見てしまいますし、負傷した選手の親御さんの会見もすごく理解できます。
そして、おそらく負傷させた選手の親御さんもお子さんを守ろうとして手を尽されたのだと思います。

東京五輪が迫ってきているというのに、カヌー、相撲、レスリング、アメフトと次々に大きなスポーツ問題が起こっています。
私は、そんな言葉があるとしたら、スポーツ理想主義者?なのですが、自分が間違っているのかなぁ?と自信が無くなってきました。
上を目指せば目指すほど、勝利至上主義が幅を利かすようになり、指導も過激になる。
今回のような間違ったプレッシャーを与えてでも、成長を促す。(成長では無いですけどね。)
好きだったスポーツが、そうならなくなった。」という記者会見での言葉は、本当に胸が苦しくなりました。
でも、テニスでもよく聞くことでもあります。
楽しかったテニスが、結果や競争を求められて、楽しくなくなる、嫌いになってやめていく子供たちも多くいます。
以前、ベイスターズの筒香選手が、
楽しいはずの野球なのに、子供が怒られないように、失敗しないように大人の顔色を見てプレーしている。
と発言されていました。
筒香選手はドミニカや米国の練習に参加したことで、楽しんで野球をすることの大切さを改めて感じたそうです。
多くのスポーツが、勝つことだけを目標として、大人(指導者、親御さん)が子供を動かすシステムになっています。
スポーツで大切なものは何か?
誰のための、何のためのスポーツか?
東京五輪を前に、もう一度、大人たちがちゃんと考えなければならないと思います。

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source : テニスショップ裏日記