今年から錦織がサーブのスタンスをフェデラーと同じ固定式に変え、よく話題に上るようになったが、どちらが良いか考察してみよう。
結論は、フィギュアスケートのスピンやジャンプを見ればわかる。
選手がスピンする時、足を開いた状態だと回転が遅く、その足を引き寄せると高速回転になる。
ほぼ答えが出ましたね。引き寄せた方が速いサーブが打てるのだ。
ところが、サーブの要素は速さだけではない、速さより大事なのがコントロールだ。
その高速回転した腰を上手にブレークしなくては、荒削りなサーバーになってしまう。
スケートのジャンプでは高速回転した腰をブレークするため、閉じた足を再び開いてブレークしている。このタイミングとバランスの安定が良いランディングを得るための高度なテクニックだ。
テニスでも同様に引き寄せた足を再び開いてバランスよくランディングするテクニックを研けば、引き足の方が良いサーブが打てる。
そのブレーク・テクニックによってバランスが取りにくい場合は、球速を犠牲にしても引き寄せない方が良い結果が引き出せるわけだ。
テニスの場合3回転半しているわけではないので、スケートよりバランスがとり安いと言えなくはないが、ヒッティングというテクニックと掛け合わせた場合の確率が高いか低いかの問題なので、確率という数字で結論を出そう。
結論
●パフォーマンスが高いのは引き寄せスタンス。
●スタンスの動きに伴って体幹のバランスを崩さずに打てる人は、引き寄せスタンスが良い。
●固定した方がバランスが崩れない人は固定スタンスが良い。
●フェデラーは今の完成度にしてまだ上達の余地を残している。
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ソーホーストリンガー
source : ガットとラケットとテニス