(注)指導者の所属・プロフィール等の情報は発売時点のものとなります。
From:部活運営のヒント
指導に関わる先生・コーチのみなさんへ
ソフオン編集部です。
今回は、文大杉並高校の野口先生の前衛指導方法についてご紹介します。今回も、中学校の現役のソフトテニス部顧問である「イチタケ先生」にコンテンツ(DVD)を見てもらい、感想を伺いました。
●今回ご紹介する指導法コンテンツ:
前衛の『1』をつくってゲームを支配する!
~勝つための攻撃的前衛主体チーム育成法~ 全3巻
・発売元:ジャパンライム株式会社
・発売元:ジャパンライム株式会社
・解説・指導:野口 英一(文化女子大学付属杉並高等学校女子ソフトテニス部監督)
ジュニアナショナルチームU-14女子監督・元日野第二中学校ソフトテニス部監督
・実技協力:文化女子大学付属杉並高等学校女子ソフトテニス部
詳しくはこちら(ソフトテニス部の指導に役立つ!DVDナビ)
●コンテンツ視聴者プロフィール(イチタケ先生)
・現役の中学ソフトテニス部顧問(指導10年以上)。
・中学~大学・社会人とソフトテニスプレイヤー(前衛)として活躍。
選手としてインターハイ出場経験あり。
・現在は都道府県レベルチーム(中学生)の強化にあたる。
●聞き手:ソフオン編集部
―――(編集部)野口先生の指導法の内容はどうでしたか?
イチタケ先生:基本的にはすべて前衛に特化してます。素直に、指導者にも生徒にも見てほしいなっていう内容ですね。
―――具体的にはどんな前衛が見るとよいですか?
イチタケ先生:セオリーとか基本とかそういったものが充実してますので、中学生はもちろん高校のトッププレーヤーでも、社会人の人でも、もう1回前衛の動きとか勉強したいな、っていう人にも十分対応できる内容です。
――かなり対象者の幅広いですね。
イチタケ先生:やっぱり前衛を育てるということが一番難しいところと思うんですけど、このDVDのいいところは、野口先生が直接前衛の生徒にアドバイスを結構してるところが収録されているんですよ。野口先生の実際の声がけを聞ける。
――なるほど。選手への声がけ、伝え方が学べるんですね。それはいいですね。
イチタケ先生:はい。ですので特に指導者に見てもらいたいなと思いました。野口先生は前衛のポイント力っていうのをすごい大事にする方ですし、セオリーとか基本とかそういったものを昔から大事にしてるんです。それがあって、ああいうチーム(文大杉並高)が作られてるんだなっていうのを改めて感じます。
――タイトルにもなっている、「前衛の1を作る」ということはどういうことですか?
イチタケ先生:野口先生が一番の大事にされているところなんですが、軸足が決まったときにラケットを引き終えていること。ボレーも、スマッシュもそうですね。軸足決まった時にラケットが動いていない状態を作り、そこからしっかり正確に取りなさいっていう指導が原点にあります。それを「1を作る」という表現をされています。
――具体的な練習メニューみたいなものが垣間見えたりするんですかね?
イチタケ先生:DVDが3枚に分かれてまして。かなりのボリュームになりますね。で、DVDの「1、軸足設定と構え」、ここでやっぱり一番大事な「1」をつくる、この重要性を説いています。で、2つ目が「前衛の基本技術」。基本的にはローボレーもすべてこのフラット面と、突き上げるドライブ回転と、引き上げるスライスとかカット・・・と続きます。
――ポジション取りの指導はありますか?
イチタケ先生:はい。ポジション取り自体がもうそれができれば8割前衛の仕事が終了だっていうぐらいすごい大事なことですので。テープを使って視覚的にしてわかるようにしてあります。
――ではソフトテニス未経験の先生とかでも参考になりますか?
イチタケ先生:視覚的に誰でもわかるようにやってますのでわかると思いますよ。それをさらに8コースやります。それで、短いボールはディフェンス型のポジションでディフェンスボレーするんだよとか。そういったものが8パターン収録されている。「まわりこんだら引っ張りやすい」とか。そういったセオリーの元に、より実戦的に学べるのが3枚目になります。
――めちゃくちゃ内容濃そうですね。
イチタケ先生:で、DVDの最後に野口先生の前衛に対するこだわりって言うんですか、前衛の心構えや熱意、集中力の話もされていて「心が技術を越える」っていう有名な言葉につながるお話があります。
――やっぱり女子の中高生で前衛を育てるとなると難しいってイメージがなんかありますよね。
イチタケ先生:はい。ある程度能力高くないと難しいっていうイメージですけど、セオリーをしっかり覚えることで前衛力が上がっていくってくし、楽しいものだよっていう捉え方ができる内容です。
――生徒と一緒に見て勉強になる内容ですか?
イチタケ先生:かなりいいと思います。前衛の生徒にはは何回見せてもいいかもしれないですね。「今日は1枚目」とか、「今日は3枚目」っていうのを2ヶ月ぐらい何回も見せていい内容ですね。
――なるほどですね。ありがとうございます。このDVDは数年前に発売された商品なんですけど、全然内容的には色あせるものじゃないですか。
イチタケ先生:ないですね。たぶん今後も色褪せることはない内容だと思いますね。普遍性があります。
――なるほど。ありがとうございました。
●今回ご紹介した指導法コンテンツ:
前衛の『1』をつくってゲームを支配する!
~勝つための攻撃的前衛主体チーム育成法~ 全3巻
・発売元:ジャパンライム株式会社
・解説・指導:野口 英一(文化女子大学付属杉並高等学校女子ソフトテニス部監督)
ジュニアナショナルチームU-14女子監督・元日野第二中学校ソフトテニス部監督
・実技協力:文化女子大学付属杉並高等学校女子ソフトテニス部
詳しくはこちら(ソフトテニス部の指導に役立つ!DVDナビ)
”後衛主体のゲームであるソフトテニスでは『どうしても、ストローク勝負になると力負けしてしまう』『後衛の能力差で負けてしまう』等の問題で悔しい思いをした指導者は数多くいると思います。そんな悩みを抱えている指導者の方々には必見です。
勝ち上がる程に対戦相手の後衛は強くなり、チーム力に差が出てしまいます。そこで前衛を鍛えることがポイントとなります。今作では前衛のポイント力とゲーム展開を読む力を鍛え、前衛主体でゲームにおいて常に先手を打ち、攻撃的なソフトテニスを実践します”
source : ソフトテニス・オンラインBlog