2018年12月2日日曜日

#【NTT船水より】自分のテニスを信じることの意外な落とし穴!勝負の原理原則とは?

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皆さんこんにちは!
NTT西日本ソフトテニス部の船水雄太です!

*勝負の落とし穴

【自分のテニスを信じる】
響きの良い言葉ですね。実はこれは意外と勝負の落とし穴だったりします。

皆さんは試合に入る前、こういった意気込みで臨む人が多いと思います。私はこの考えを悪いとは思っていません!!しかし大抵の人に試合の直前でこの試合のプランは?と問うと、
自分のボールを打っていきます!
自分らしくポーチボレーにどんどん行きます!
のような、自分にフォーカスした内容ばかりのプランをよく聞きます。

相手の特徴は?と問うと、「相手は関係ないです!」
あれ?相手の分析は?逆に相手に分析されたら自分のボール全部対応されますよ?ポーチボレー全部抜かれますよ?

ソフトテニスは相手と戦う競技じゃないか?と思うわけです。そんな状況でも今日のソフトテニス界は五分五分の勝負が成り立っています。国内最高峰の天皇杯でも同じことが言えると思います。それだけ相手に対して疎いのが現状です。

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*勝負の原理原則

先日行われたアジア競技大会で海外の方と話す機会がありました。
「日本の選手は自分の得意な舞台で戦おうとし過ぎている、私達側は選手の得意なプレーは分析しているし、対応策も様々なバリエーションで準備しているよ。試合もこちらの想定通りでリードして日本が劣勢なのに、なぜそれだけなのか??私たちはもちろん得意なショット、戦術はあるけど、試合になったら別の事。自分のテニスをするという概念がない。いかに相手の嫌なところ、癖を分析してそこを突くかを常に考えている。自分のテニスをして負けたから仕方がない。そんな考えはない。」
と言われ、私はなるほどと思いました。

この考えこそが勝負の原理原則ですし、この部分にソフトテニス競技力向上の可能性があると感じました。全く自分のテニスを信じるなという意味ではなく自分にフォーカスを当てすぎるなという事だと思います。

ソフトテニスは日本発祥スポーツであり、これまでも先人達が沢山の技術戦術を生み出してきたリーディングカントリーである事は間違いありません。他国もまだまだ分析レベルが高くありません。日本代表プレーヤーでさえも他競技に比べ情報の活用が上手くできていません。

だからこそ今、日本で強くなりたいと思っている競技者が率先して取り組むべきだと思います!!他競技や日本代表のように電子機器を使用して事細かく数字をだして分析していくのは皆さんには難しいかもしれません。しかし身近でできることがあります。相手をよく観察し、それをふまえて試合のプランを立てる事です。皆さんは試合をやってみてその反省は良くできていると思います。ただそれをふまえて次の試合をどうしていくか?と掘り下げていくと、少しずつ意識が薄くなってくるのではないかと思います。

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*大事なことは大抵面倒くさい

先生にさぁ試合入れー!!と言われてなんとなくパァーと試合に入っていませんか??もったいない。ペアとしっかり計画を立てプランを共有しましょう。そうでないと試合での改善点が見えづらくなります。

国内でもこれらは意外とあまり取り組まれていない事。なぜなら面倒くさい事ですし、やったからと言ってソフトテニスは番狂わせが多いスポーツ。100%勝てる保証がないからです。そんな事やっても意味がないと思ってしまうからです。大事なことは大抵面倒くさい。このコラムを読んでくれた方々にはすぐに実践して欲しいです!!

近い将来ソフトテニスでも、監督や選手がコートにタブレットもって試合前やチェンジサイドの時に作戦をたてる時代が来るんじゃないかな?

「相手に勝利のヒントは潜んでいる。さぁ相手と戦おう」
 

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source : ソフトテニス・オンラインBlog