2019年5月3日金曜日

グリップチューブ

この時期、グリップを太くするご相談もございます。
例えば、

「今までG1を使用してきたが、成長してきたので、追加のラケットはG2にしたい。
 今までのG1をG2にすることはできるか?」(ジュニアのお客様)


「ラケットを譲ってもらったが、G2だった。
 自分はG3がいいので、G3にできるか?」


などなど。
専門の工房にお願いすれば、細くも太くも加工してもらうことはできます。
ヘッドやマンティスのパレット方式も交換できますし、ブリヂストンのセプトングリップもメーカーに送って意外と安価で変更することができます。
当店でできて、もっとも簡単なのは、グリップチューブ加工です。

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キモニー・グリップチューブ


チューブでサイズアップしますと、重さが9g加重されてトップライトになりますので、
2本を合わせる場合などはバランス調整などが必要な場合もあります。
(レザーグリップに変更しますと、それぐらいの重量差がありますので、同じような感じです。)

リプレイスメントを外して、チューブをかぶせて、ドライヤーで熱を加えます。
当店では、ヒートガンを使用します。(短時間できれいに仕上がります。)
難しくはありませんが、慣れは必要です。
ご自分でやってみたい方以外は店で頼む方が間違いがないと思います。

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「そんなんで、ホントにワンサイズ大きくなるの?」とよく言われるのですが、ちゃんとできますし、安定もします。
グリップテープを何重に巻いたり、厚紙を入れたりするのとは違います。

以前、実験で、MANTIS305と310のG2を、パレットとチューブでサイズアップしてみました。
パレット交換と、チューブ加工でどれぐらい違うのかという実験です。

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●MANTIS305 G2 チューブ加工で G3へ
26.43 × 32.21 ⇒ 27.26 × 33.05 (+0.83 × +0.84

●MANTIS315 G2 パレット交換で G3へ
26.52 × 32.23 ⇒ 27.33 × 33.10 (+0.81 × +0.87

ラケットの個体差もありますし、加工方法、計測方法による誤差もありますので、あくまでも一例です。
(本当の精密機器で測っているわけではありませんので、0.01mmは、すぐに動きますし、参考数値程度にお考えください。)
でも、ほぼ同じようにはサイズアップできます。
ご参考まで。

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source : テニスショップ裏日記