2019年9月1日日曜日

T.FlashのEZ EYELET

テクニファイバーのNEWラケット、T.FLASHについてご質問いただきましたので、少し書きますね。
マニアックなご質問ですので、興味の無い方はスルーしてくださいね。

テクニファイバーのラケットは、グロメットの結び目(ノットホール)にあたるところに、「EZ EYELET」というキャップのようなものが付いています。

ストリングを傷つけ易い結び目部分のグロメット割れを軽減
ストリングメーカーならではのこだわり


これが、T.FIGHTシリーズと、T.Flashシリーズと位置が違うのです。
これ、前のモデルからそうなんですよね。
T.FIGHTは、何の問題もないのですが、T.Flashはメインの一番外側に付いています。
私も最初は間違っているのではないか?と思っていました。(今でも少し疑問には思っていますが・・・)
2本張りにして、ノットホールをここにすると、ストリングが3重になります。
問題無いといえば、無いのですが、あまりきれいではないので、できれば3重にはしたくない。
この辺が、海外とは考え方が違うようで、他の海外メーカーもノットホールについては意外と気にしていません。
(普通に2本張りで張ると、3重になるラケットも多いです。)

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T.Flashについては、ストリングパターンの外周が広くなっているため、一番外側のフレームへの負担を少なくしているためなのかな?と思っています。
これはこれで意味があると思います。
あとはデザインかな?フランス人は、こっちの方が拘るようなので・・・

じゃあ、ストリングを3重にならないようにするにどうするか?
これが、ご質問だったのですが、私はこうしています。
(これが正解とか、ではないですよ。私が勝手にしているだけです。)

BlogPaint

このどちらかのホールを広げれば良いのですが、私はハイブリッドは同じ糸に結びたいので、こちらを広げて結んでいます。

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こうすると3重にはなりません。
ホールを広げるのは目打ちでできるのですが、気をつけることがあります。
目打ちにワックスを必ず塗ることです。
(何でもよいと思いますが、私はスキー板のワックスのかけらを使っています。)
そうしないとホールを傷めますし、無駄な力も必要になります。
グロメットに傷をつけますと、角切れの原因にもなりますので慎重にしています。

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こんなところでしょうか?
さてと、今日はもう少し仕事をします。

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source : テニスショップ裏日記