2020年1月25日土曜日

2020 全豪オープン フェデラーが全豪OP通算100勝 ミルマンとのフルセット スーパータイブレで勝利!

IMG_3039

FullSizeRender

FullSizeRender 
IMG_3042
IMG_3040


フェデラーはミルマンとのフルセット・スーパータイブレの4-8から6ポイント連取する逆転劇で全豪オープン通算100勝目を飾りました!T_T
4-6 7-6(2) 6-4 4-6 7-6(10-8)

"Where to start?"はフェデラーがクーリエに「どこから話そうか?」って言ったんですけど、私も何から書こうかな?って感じです^ ^
まず、率直な感想として、フェデラーって男は改めて本当にすごい!勝った瞬間は飛び上がり叫んでしまいました!マンションのみなさますいません^ ^
本当にいつも想像を超えるストーリーを見せてくれます。何なんでしょうね。。。言葉にうまくできませんが。。。
あの綺麗なフォームの中には勝利への強い意志と最後まで絶対に諦めない心があります。最後まで突破口を探している、何度、こんな逆転劇を見せてくれたことか?

それではその大逆転劇の試合を振り返りたいと思います。
まずはミルマンですが、良いプレーしましたね。フェデラーはバックハンドを狙われるのが多いのですけど、ミルマンはフォアハンドのクロス打ち合いで真っ向勝負してきました。ミルマンはフォアハンドによっぽど自信があるんですね。フェデラーの速いタイミングにもついてきていて、深いボールを打ち込んできました。それと、フォアサイドにかなり振られても、強く深いボールでクロスに返せる。苦しいところでも低い体勢で入り安定してました。また、バックハンドも安定していてエラーが出なかった。ストローク戦で、こんなにフェデラーとやり合えるとは正直、思いませんでした。
それと手を焼いたのがサーブ。ミルマンはもともとビッグサーバーって感じではないのですけど、サーブ良かったですね。フェデラーはリターンからリズムが作れず、なかなかブレイクできなかった。村上さんが言ってたように、2ndサーブをボディに入れて、フォア側からバックハンドに食い込むサーブをうまく使って、フェデラーにアタックさせなかった。絶妙な組み立てをしていたと思います。
メンタル的にも崩れず、時折笑顔を見せていた。笑顔を出せる選手はいいプレーします。プレーが楽しくってしょうがなかったんじゃないかな?
そのミルマンで唯一、反応が悪かったのが前への反応。浅めのスライス、ドロップは効いてました。これがこの試合のキーだったように思います。

一方、フェデラーは前の2戦と比べてフォアハンドのエラーが目立ちました。これはミルマンのストロークが強烈だったことと、フェデラーが左右に振ってもミルマンが崩れなかったことも要因にありますが、それでもフォアのフィーリングは良くなかったと思います。ネットにもミルマンのストロークが深いため出れないのが続きました。
また、リターンからリズムを作れなかった。ミルマンのサーブが良すぎて、リターン位置を後方に下げたりしましたが、ミルマンは崩れなかった。特に1stsetはミルマンのサーブ、ストロークでの支配力が上回ってました。2ndset に入ると、フェデラーはサーブ の調子があがり、安定してキープしていきます。2ndset のタイブレークはフェデラーのギアが一段上がって、スマッシュが決まり7-2で取る!まず、ここがとてもこの試合大きかったです。
そして3rdsetの4-5 15-40からフェデラーはミルマンの反応が悪い浅めのスライスで揺さぶり、40-40として、AD2回目のセットポイントで粘り強く守って取る!ストローク戦で苦戦している中で、取った3rdsetは嬉しかった!みんなでコメヤツでしたね^ ^
しかし、4thsetもミルマンがラリーの主導権を握り厳しい展開が続き落とししまう。運命のファイナルセットへ
ファイナルセットは先にミルマンにブレイクされる厳しい展開だったのですが、そこからデュースを繰り返しながら、ブレイクバック2-2。
そこから厳しい局面やチャンスもあるのですが、ギリギリ入ったりコードボールはミルマンにいったりで、ツキはミルマンでお互いキープして運命のスーパータイブレークへ
そう4-8になり、ミルマンはあと2ポイントのところまでいきますが、そこからフェデラーは6連続ポイントを取ります!
印象に残ったのは、4-8から追いつき7-8からの放ったドロップショット!
あのラリー中、あそこにドロップ落とせたらって私も思いました。もうスペースがあるって。テレビだからわかるんですけど、プレーしてたら見えない。でもそれをフェデラーは見えてて実践してくれました。ただ、普通あの場面は打てないです。鍋島さんが言うように「何というフェデラーの勇気!」ですね。それで実際、ポイントをとる!これがすごい。勝敗を分けたドロップショットでした!

まだ3回戦なのに、決勝の記事を書いてる感じです^ ^まだまだこれから!
みなさん、また一緒に応援しましょう!


Q:まずはお疲れ様です。申し訳ないけど、余りにも壮絶な試合でこちらも一瞬消化するのに時間が必要です。まずは最後のタイブレークからお話しないといけないと思います。このロッド・レイバーアリーナでのマッチタイブレーカーとして初めてでしたが、歴史に残る内容でした。いったい、タイブレークで4-8からどう挽回できたのでしょうか?

フェデラー「いやあ、しんどかったよ。逆にスーパータイブレーカーでよかったよ。じゃなかったら、負けていたと思うよ。どこから話せばいいかな。ミルマンはすごい試合をしたと思う。ここに立っているのは彼でもまったくおかしいことじゃない。とにかく最高のファイターでいい人でもある。最後は実際、運の世界だった。とにかく、集中を切らさず、正しい判断をするということを彼はタイブレークの間ずっとうまくしていた。実際はベストを尽くして記者会見で何を敗因の要因として話せばいいかなんかも考えていたよ。悪魔のささやきってやつだよね。とにかく、すごい試合だった。ミルマンはこの勝利の半分は持っていても値する内容でした」

Q:おっしゃる通りですね。過去にもメジャー大会で彼に苦戦していますね。数年前の全米オープンでもあなたは彼に負けました。今晩の試合も彼はいいスタートを切っていました。戦略的に何を変えなければならなかったのでしょうか?

フェデラー「彼がサーブしているときにいかに彼を苦しめられるかに集中する必要があった。彼はいいサーブを打つけど、テニス界最高のサーバーの部類には入らないよね。身長のある選手たちのようなビッグサーバーではない。とにかく、彼はサーブゲーム時にミスをほとんどおかさなかった。僕はフォアハンドとバックハンドのクロスコートのショットに苦戦していた。彼はその両サイドを支配していた。だから、僕はとにかく自分のサーブを維持することに集中していた。その間に何とかチャンスをつかむのを待っていた感じだね。でも、第2セットも3セットもとにかく快適にゲームを進めている感覚は全くなかった。彼は本当に僕をコート後ろ側に押しかえしてた。最後のマッチポイントのショットだけは彼は間違ったサイドを読んでしまった。とにかくタフでした。それ以外、説明しようがない。本当にタフに感じたのはミルマンのすごいプレーだった」

Q:普段、ここでプレーするときはあなたを応援している観客が多いですが、今晩の試合は本当にふたつに分かれていたと思います。当然、地元の選手でもあり、30歳ですがケガを乗り越えて頑張っている選手ということもあります。今日の声援はお互い互角だったと感じました。どう思いますか?

フェデラー「個人的には気にしていないからまったく問題ないです。すばらしいと思うよ。彼は声援を受けるだけ十分に値する。素晴らしいファイターだし、テニス界にとっても素晴らしい経験を持っている。僕は十分すぎるくらい声援を感じました。観客も毎回変わりますけど、今回初めて来た人も我々よりもここに来ている人たちも、本当に感謝します。対戦相手を応援しても僕、個人的に嫌われているとは思わないからまったく問題ありません」

Q:あなたはテニス界にいくつもの記憶に残る試合をされています。今晩の試合も間違いなく歴史に残る試合でした。あなたはウィンブルドンで100勝以上していますが、今晩であなたはここでも100勝を達成しております。誰一人それをやってのけた人はいません。おめでとうございます。年齢にも触れなければなりませんが・・・関係なく素晴らしいことです。豪州テニス協会が記念にビデオ映像をまとめました。すごく早いと思いますが、あなたの100勝全てが流れます。 

Q:とにかく、次も101勝目指して頑張ってください。本当にありがとう、そしてお疲れ様でした。



“Oh God, it was tough," Federer told former World No. 1 Jim Courier in an on-court post-match interview. "Thank God it was a Match Tie-break, otherwise I would have lost this one. Where to start? I think John played a great match… He is a great fighter, a good guy and it came down to the wire at the end.


"A bit of luck maybe goes one way. I had to stay so focused, take the right decision. He was doing all that stuff at the beginning of the Match Tie-break, coming up with the goods and I thought, ‘Okay, I guess I tried.’ I didn’t play too bad after all and I was getting ready to explain myself in the press conference… What a match and John deserves over half of this one


.”I had to figure out a way to get him in trouble on his serve," said Federer. "He’s not known to be the best server. He’s got a good serve, but it is not like the tall guys coming in super fast and everything. But he was doing such a nice job of not making many mistakes and I was struggling in the forehand cross court, backhand cross court. He was dominating both sides, so I think for me it was a matter of holding my own serve, figure out a way and give myself time and chances…


"I never really felt comfortable and I thought John did a great job of keeping me on my back foot. I couldn’t always step in, until the last shot. I went for it. He picked the wrong side. It was tough… John made it so difficult for me tonight.”


続きを読む
source : テニスのある日々