photo by Simone Bolelli on one of the main courts at Wimbledon qualifying | Flickr – Photo Sharing! 2014ウィンブルドン予選でのボレリ
まずは、あのハレの棄権から一度は諦めかけた「テニスの聖地に立つ」という目標をクリアできそうなこの状況を皆様と一緒に喜びたいと思います。
しかし安心はできません。インタビューや公式アプリの映像からは表情は明るく、「日に日に良くなっている」との言葉もありましたが、「100%治った」という表現ではありません。テーピングは無くなっていないし、エキシビションもパスしたという事実があります。不安は残したままのスタートです。
こういう状況では、1回戦から1つずつの試合を丁寧に戦い、先のことはあまり考えずにプレーする必要が生じてきます。最近は2週目にピークを持ってくるように戦うことが多くなりましたが、ここは一度初心に帰ってこのように戦うのも悪くないと思います。
1回戦の対戦相手は昨年3回戦で3日間に渡る死闘を演じたボレリです。この記憶がまだ残っており嫌な感じではありますが、地力は錦織が上です。あのような試合展開になれば苦戦もやむなし。最後は底力を見せてくれたわけですからオーケーです。今年はまた違った展開が待っていることでしょうから。とにかく試合の入りを間違えないことです。
足が問題無いとしても、サーブ練習が十分出来たかどうかが気になります。ウィンブルドンですからビッグサーバーでなくともサーブで優位に立つことが出来ます。そこは意外と公平というか、必ずしもビッグサーバーだから圧倒的有利というわけではないと思います。芝の特性を活かすためには、とにかく確率が大事ですね。ストロークも先手必勝で、ディフェンスはしづらいですが先手を取って攻撃できれば決まりやすいですから、ここも意外と使い方次第というか、上手く試合運びができればむしろ楽になることもあるでしょう。そういう意味ではハレではスライスもネットプレーもある程度試し、いい感じで調整ができたと思います。期待半分、不安半分といったところでしょうか。
試合情報
※by Linusさん、いつもありがとう!
大会名(カテゴリー):The Championships (Grand Slam)
サーフェス:芝
ドロー数:128
ラウンド:1回戦
試合日時
現地時間 6月29日(月) 13:00開始の第2試合
日本時間 6月29日(月) 21:00開始の第2試合
@ NO.1 COURT
対戦相手
Simone Bolelli (ITA) シモーネ・ボレッリ(イタリア)
- ランキング56位(最高36位)/ダブルスでは11位(最高10位)
- 29歳、183cm、83kg
- 今年の勝敗:17勝16敗(錦織は37勝9敗)
- ツアー優勝:シングル0回、ダブルス4回(2015全豪等)
- 2013Miamiで右手首を負傷、全仏で復帰も再び同箇所を負傷棄権、全英に強行出場もその後欠場。Top100→360位台までランキングを下げる。
- 2014全豪のダブルスで復帰。シングルは2月のチャレンジャー大会で復帰。
- 2014全英は予選を突破し本選出場。3Rで錦織と対戦し日没サスペンド→ミドルサンデーを挟んだ3日間の戦いの末にフルセットで敗れる。
- 今期は、ダブルスでは、全豪優勝。Indian Wells、Monte Carlo準優勝。全仏ベスト4。(パートナーはFabio Fognini。ダブルスのレースランキングで同組は現在2位。)
- シングルスは、全豪では2Rで#2 Federerに敗戦。
- Marseilleでは、2Rで#1 Raonicに勝利。QFで#7Monfilsに敗戦。
- Indian Wellsでは、2Rで#6 Raonicに、Miamiでは2RでTroickiに敗戦。
- Madridでは、#15 Anderson等に勝利し3R進出、#4 Nadalに敗戦。
- 全仏では、2Rで#31 Troickiに勝利。3Rで#7 Ferrerに敗戦。
- Queen’s Clubでは、予選突破も1RでGasquetに敗戦。
-
過去の対戦成績
1勝0敗
2014 全英 3R, ○錦織 3-6, 6-3, 4-6, 7-6(4), 6-4 ●ボレッリ (錦織12位、ボレ132位)応援フード
ウインブルドン初戦の相手は、シモーネ・ボレリ!
美しい緑の芝の上で、激しい戦いが繰り広げられることでしょう
レモン、力込めて絞りました
圭くん、要所要所をしめて勝利だ~【お知らせ】本記事「1戦1戦を丁寧に!2015ウィンブルドン1回戦 vs. ボレリ」は、当ブログ「 錦織圭を鼻血が出るまで応援し続けるブログ」の記事です。当ブログは全文転載を許可していません。もしこのメッセージがWebサイトに表示されている場合(feedly等のRSSリーダで購読してくださってる読者様は除きます)は、RSS配信の全文を盗用・無断転載していることになりますので、しかるべき処置を講じさせていただきます。 「錦織圭を鼻血が出るまで応援し続けるブログ」管理人 netdash
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