2015年8月23日日曜日

中村鍊 髄膜炎発症でカナダから緊急帰国後、順調に回復

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(Photo courtesy of Ren Nakamura)


前回、カナダ遠征でポイントゲットのニュースをお伝えした中村鍊選手。その遠征から一旦帰国して調整、再度カナダ遠征に出たものの、その遠征中に連絡してみると、風邪のような症状とひどい頭痛があると訴えてました。

その大会ではメインドローから入れることもあってポイントゲットの大きなチャンス。試合までに回復することを願っていました。ところが残念なことに試合は敗退。試合後に連絡してみると、頭痛がひどくてまともに動ける状態じゃなかった、とのこと。

環境の変化による体調崩しの割には長引いてるので医者に行くことを勧めましたが、医者に行くのも辛いほど頭痛がしている、と。保険の関係もあって提携の病院が遠かったのもあります。また残念な事にこういう時に限って、頼れる仲のいい選手や帯同のコーチはいませんでした。

一般に日本人が海外の医者に行くのは言語の問題やシステムの違いでかなり大変なことです。付き添いがいればまだしも、一人だと体調と共に大きな不安とも戦わなければなりませんし。さすがにボクはアメリカ生活が25年近くなって医者に抵抗はなくなりましたが、それでもロサンゼルスに住み始めた当初は医者に行くと初耳の単語だらけなのが嫌で行きたくなかったです。

世界の地域を転戦する選手は、順応しないといけない環境の中に、そんな万が一の環境もあるんですよね。ましてや身体を使う仕事ですから、関わる確率は高いと思います。そういう強さも必要になってくるということです。

結局中村鍊選手は、まだ続く予定だった遠征を途中で切り上げ帰国する決断をしました。酷かったとはいえ頭痛という症状で予定を変更する決断は選手にとって難しいことです。結果的にはその大きな決断をこの時点でできたのは、大げさな書き方と思われるかもしれませんが、実際、中村鍊選手の生命力な気がします。

というのもそんな体調の中、自分で飛行機のチケット変更の交渉をして、なんとか空港までたどり着き、10時間以上のフライトを経て日本に帰って受けた診断は、タイトルにもあるように髄膜炎。

その病名を聞いてwikiってみると、倒れて意識を失う可能性、生命の危険もあるような病気でした。ホテルを出る朝から飛行機に無事乗るまで、さすがに心配で、ちょこちょこと連絡とってました。

そして、先日たまたま新聞を読んでいたら「ボーイスカウト大会で来日、髄膜炎菌感染症に」。その記事には「髄膜炎菌感染症の初期症状は、発熱や頭痛、嘔吐おうとなど風邪と似ている。症状が出ない場合もある。国立感染症研究所によると、2005年1月から13年10月に、国内では115人が発症、10人が死亡している。」え?1割近くの人が死亡??

無事で良かったです。「暇の極み」という入院期間、自宅療養を経て、すでに練習も再開してるようです。療養中には免許も取ったみたいです。海外遠征では場所によっては必要不可欠ですからね。

次回こそは、こういうところで運を使う必要がない状態で、試合に運を使って欲しいと思います!こういうネタはもう十分もらったので(笑)。車の事故ネタはありそうでこわいですけど!(笑)(N)


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source : アメリカ・テニス日記 from ロサンゼルス・カリフォルニア