2015年11月28日土曜日
最終形態はムツゴロウさん
私は心配症なのか、普段の生活で使うアイテムの予備や、予備の予備をなるべく用意するようにしています。
そのものを忘れたり無くしたときにパニクらないようにしたいからです。
ですが今までの経験上、予備や予備の予備を購入すると大抵の場合どちらか、もしくは現在使用しているものが手元から離れていきます。
例えばリップクリームなどは自分がよく出没する箇所箇所に一つずつ置いているのですが、まず間違いなく最後まで使い切らずに大抵の場合どこかに無くします。
そして仕方なく新しいのをおろすと、これまた不思議、2個前ぐらいのが突然姿を現したりします。
こういった事は今までは「生活あるある」だと思っていたのですが、どうやら違う気がしてきました。
こういった出来事も自分が起こしているのだと思うようになってきました。
決してあっちの世界に行ったわけではないのでご心配なく笑
他には手袋などでも予備の予備を手に入れ、今大事に使ってるやつを軍手扱いにまでランクを下げた途端、それまで破れてなかった指先の部分が破れてきたり。
マグカップも新しいのを手に入れた途端、それまでお気に入りだったものがどこかにぶつかった拍子で口の部分が欠けてしまったり。
普通のネックウォーマーはいつまで経っても無くならないのに、ちょっといい値段のするネックウォーマーを購入したときに限って、数回使用しただけで無くしてしまったり。
車もそろそろ買い替え時かななんて考えていると、エンジンが急に止まったりぶつけられたり。
一番最近は腕時計。
これは予備を購入しようかとかは一切思っていなかったのに手元から消えました。
この時思いました、「なんで?俺何にもしてないし、今までのパターンと違うじゃん」と。
でも違いました。
ものを無くしたときによくやる、「逆算で思い出して見つける作戦」を敢行しているときにハッとしました。
その時計を無くす2、3日前に、
「なんかこの時計も飽きたなぁ」
という思いがよぎり、ちょっとだけぞんざいに扱った瞬間がありました。
これに気付いたとき、ちょっとだけゾワッとしました。
ネックウォーマーを無くしたときも、
「大して防寒機能も変わらないのに、このロゴがあるだけで普通のネックウォーマーの倍ですか。大層なこったい」
と買った直後にちょっとだけディスったことを思い出しました。
人間と同じでモノも大切にされたいんですね。
以心伝心、言霊というのは確実にあるなと確信しました。
全く同じというわけにはいきませんが、これからはイチロー選手のような考え方でなるべくモノと接したいと思います。
イチロー選手は「バットは生きている」として、天然芝の上には直接置かなかったり、毎日手入れをすることで有名です。
バットの扱い方は「これ以上ないほど」
テニスプレーヤーでも過去に似たような選手はいます。
ボルグは飛行機で移動する際、いつも「ラケット用の座席」を確保していたそうです。
必ず強くなるわけではないでしょうが、特にジュニアの場合モノを大事にすると、大事にしなかった場合と比べると「強くなる」「成長する」「感謝出来る人間」になる可能性は上がると思います。
私自身もまだまだ人間的に成長したいので、これからはより一層モノを大事にしていこうとは思っていますが、モノに話しかけながらムツゴロウさんばりにモノとじゃれ合っている私をどこかで見かけたら是非とも止めてください。
source : テニスとコーチング