中国のヒー・イェコング(HE Yecong)が見事に感情をコントロールした。ファイナルセットは両者譲らずキープが続く。大詰めの第12ゲーム、ブレークすれば勝利の場面。相手のストロークがわずかにエンドラインを割ったかに見えた。イーは山なりに返球。しかし審判の判定は無情にもイン。次の球を決められてしまった。普通ならば大声を張り上げたいところ。イーは笑いながら軽く抗議をしただけでリターンポジションに入った。
結局、キープを許しタイブレークに入る。ヒーは一気に6−1と引き離し王手をかける。しかしここから相手の素晴らしいショットが連続、6−5と詰め寄られる。ここでもヒーは冷静だった。顔色一つ変えない。そして虎の子のマッチポイントを守った瞬間、抑えていた感情を吐き出した。
source : Workaholic Web Blog