2016年6月8日水曜日

全米オープンがより特別な思い出の場になった日

RyujiSaitoForestHills.jpg


テニスには殆ど関係のない超個人的な話ですが、なんか書きたいと思ったので、スミマセン。

3月の頭に大きな出来事があって、ようやく少しづつ落ち着いてきた最近でしたが、今朝、日本の大学からの友人でNYに住む齋藤隆治が亡くなりました。調子を崩したのがほんの2週間前、悪化した先週末に連絡があってから数日でした。

最後に会ったのは去年、全米オープン観戦に誘った時でした。こちらの記事にも書いたように「錦織圭観に来たのに観月あこばっかり観てんじゃん!」なんてはしゃぎながら観てました。その記事の下にある錦織圭の写真は彼が撮ったものです。

錦織の練習を観た後、テニスセンターのあるフラッシングメドーパークを炎天下の元2人で歩き、そこからすぐ近くの、彼が住むフォレストヒルズへバスで向かいました。そのフォレストヒルズはボクが幼少時代を一時過ごした思い出の街でもあります。

日本の大学以来、同じ頃にボクは西海岸へ、彼は東海岸へわたり、同じように20年近くアメリカで生活してきました。最初の頃は電話で、その後はネットで色々話したりして。NYを訪れた時には、急な誘いにも関わらずいつも一緒に飲んでくれました。

190cmぐらいあって、アメリカ人に引けを取らないほどの横幅もあって熊のようでしたが、見かけとは裏腹にむちゃくちゃ優しい、良いやつでした。

結局その日は、翌日家族が日本から戻る前に洗濯物をピックアップしておかないと、と言う彼の家に一瞬だけお邪魔して、その後近くのいい雰囲気のレストランで2人で飲みました。それが一緒に過ごした最後の時間になりました。

毎年 USオープンが開催されるたびに、隆治との、この日のことを思い出す気がします。

安らかに眠って欲しいと思います。(N)


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source : アメリカ・テニス日記 from ロサンゼルス・カリフォルニア