実はここ2戦、UCバークリーとペッパーダインに痛い連敗を記してしまった柴原えな選手の所属するUCLAブルーインズ 。
その直前の、ロサンゼルスの宿敵 USC Trojans 戦を観にいったので、その様子をお伝えしたいと思います。
結果から書くとこの日、瑛菜ちゃんはダブルス、シングルスと、危なげない安定した強さで楽勝でした。観ていて負ける気がしなかったです。正直、大学テニスに入って即大活躍して少し気が緩んでるかもな、なんて思ってたんですが、とんでもない。その完全に逆で、プレーに落ち着きが出ていたというか、強さがパワー+頭脳な感じになってました。それだけにその後2戦の負けは、あれ?という感想です。ただ、長い目でみれば多少の負けがあったほうがいいんじゃないか?なんて外からだから言えることを思ってしまったり(笑)。
今回はチームとしても UCLA が勝利を決めました。以下はその他、チーム戦全体の様子です。
会場はブルーインズからするとアウェイで、USCトロージャンズのコートです。ダウンタウンのすぐ南にあります。ボクはウォームアップの途中に着いたので全ては観てませんが、多分1時間。その後、スピーカーから音楽が流れてきて国歌斉唱から始まったのは驚きました。そこから即ダブルスの試合開始です。
#1ダブルスのコイントスです。瑛菜ちゃんのパートナーはもちろん US Open Jr ダブルスチャンピオンの時のジェイダ・ハート。2人ともUCLAです。笑顔が溢れてますが、それもそのはず、結果は 6-0 でした。
余談ですが、US Open Jr ダブルス決勝での相手の一人、キャロラインも来季からブルーインズチームメイトになります。ブルーインズ、一気にレベルを上げてきますね。
下の写真はコートチェンジの際に2人にアドバイスを与えるステラ・サンプラスコーチ。ボクは前に一言二言しか言葉を交わしたことはないですが、なんとなく落ち着きと説得力のありそうなオーラを感じてしまいます。
ところで、コートチェンジは完全な和製英語です。英語だとコートはチェンジしません(笑)。サイドを変えるので change sides と言います。チェンジの代わりにスイッチ、サイドの代わりにエンドを使って switch ends とも(もちろん入れ替えバージョンも)。また一語でchangeover(チェンジオーバー)とも言ったりもします。
日本の大学の対抗戦と比べて雰囲気はどうですか?USCは日本で言ったら慶應でしょうか?全米でもかなりお金持ちの私立大学なので、設備や施設もかなりお金がかかっています。コート手前は観客スタンドになっていてそこから観戦&撮影しています。
もちろんボクや瑛菜ちゃんのご両親の他にも、偵察にきたスタンフォード大エマちゃんのお母さん(笑)、そして両大学から沢山の観客が見にきています。応援の声を聞いていると、毎回観にきているだろうと思われる熱い人もいるようです(笑)。
今回ボクが観た瑛菜ちゃんのチームメイト数人の紹介です。上は Alaina Miller 選手。 フォアの両手打ちが大きな特徴で、その両手打ちで、体の細さからは考えられないような強烈な球をガンガンハードヒットしてきます。こういうユニークなスタイルは観ていて面白いです。
下は Terrie Flemming 選手。彼女もかなりパワフルな球を打ちますが、叩きまくるという感じよりは、落ち着いたテニスをします。瑛菜ちゃんのお父さん&コーチのヨシさん曰く、かなり運動能力が高い選手だそうです。それに加えて、綺麗な顔立ちに特徴のある髪型、そしてちょっと長めの靴下やアームスリーブとファッション的にも目を引く選手です。周りがUCLAカラーのブルーのバイザーを被る中、一人黒のバイザーですからね。かなり意識してます。中々のキャラクターでちょっとファンになってしまいます(笑)。
この先まだロサンゼルスでのホーム戦も沢山残っているので、時間を作って観に行きたいと思います!(N)
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source : アメリカ・テニス日記 from ロサンゼルス・カリフォルニア