またまたまた堀です。おはようございます。
いつも見て頂いてありがとうございます。
また、JASP(ジュニアアスリートサポートプログラム)も見て頂いている方、見ようと思っている方、ありがとうございます。今日初めて見られる方もありがとうございます。
JASPコンテンツ作成の岐阜県保安企画様、そしてNTT西日本の社内の皆様の努力、お力添えがあり、当初は「県でベスト16くらいでもがいている学校の一助になれば」というスモールスタートから、今では「全国のテニスプレーヤー、指導者、顧問の方、そして競技歴・指導歴のない顧問の先生方のサポートに!」という大きな目標に向かってJASPの取り組みが大きくなっています。
先日も、部活動の顧問は今後どうあるべきかのニュースもあり、今後この取り組みは大きな手助けになると信じています。よく『ジャスパ』と間違えられますが、『ジャス“プ”』ですので、覚えてくださいね!!
さて、前回の続きにもなりますが、若輩者の私が語るのも生意気なのですが、これまでの競技歴の中で得たもの、今、監督となり指導者として練習の中で大切にしていることを少しずつご紹介していきます。
私は中学時代、顧問の先生はソフトテニスは全くの素人、しかし人一倍研究熱心で、テニスだけでなく、他のスポーツや格闘技、古武術などなど様々なことを取り入れる方でした。この先生から、吉川英治の『宮本武蔵』(漫画バガボンドの原作)を読むようにすすめられ、中学生にはやや難しかったですが必死で読んだ記憶があります。
この「様々な分野から学ぶ」ということは今でも大切にしていることで、吉川英治さんの『我以外皆我師』という言葉は中学時代の私の心に鮮明に焼き付きました。
高校時代の監督さんは全国でも屈指の厳しい方で、監督さんの家に下宿をし、テニスコート以外の生活面でも大いに鍛えていただきました。色々なことをやった中学時代と比べ、高校時代は徹底的に基礎・基礎・基礎!「何事も地道に辛抱強く行う」ということを学びました。
大学時代の監督さんは硬式テニスなどの最先端技術を取り入れる一方、昔ながらの「ザ・日大」テニスも大切にされる方。
「竹のように、しなやかな部分と固く折れない部分がなければならない」ということを学ばせて頂きました。
※日本大学のテニスを語ると長くなりますので割愛します^^
今の私があるのもこの御三方の存在が大きいのです。
今の私の礎になっているのは間違いないのですが、この御三方に共通して言えることは、
「私の言うことだけが全てではない。日本は広い、世界は広い。色々な人や歴史、言葉、分野からたくさん学びなさい」ということでした。
そこで私が大切にしていることのひとつとして『読書』があります。
今でも通勤の行き帰りや、空いた時間に何かを読むようにしています。遠征時の新幹線なんかは良い時間です。
読書から学んだこともたくさんあります。他のスポーツの監督さんや、企業のリーダー…尊敬すべき人は沢山いますが、私が今監督として練習の中で大切にしていることは『ゲームライクプラクティス』(実戦に即した練習)ということです。
これはお亡くなりになったラグビー日本代表元監督、平尾誠二さんの著書から感銘を受けたことです。
平尾さんの指導のポリシーは、今の私の監督業に大きく結びついていると言えます。
この『ゲームライクプラクティス』という考え方について、次回のブログで紹介していきたいと思います。
今でこそ、指導者による体罰や、根性練習、長時間練習が「違うのではないか」と見直されるようになっていますが、平尾さんはすでに20年前(いやもっと前かもしれません)から、この日本式の練習に疑問を投げかけていました。
20年以上も前ですから、体罰や根性などは当たり前の時代。そんな時代に出された本なので極めて異端といえます。
残念ながらお亡くなりになってからまた、生前の軌跡が注目されるようになり、ここ最近も出版されました。
是非指導者の皆様には一読していただきたいのが、平尾誠二さんの本です。
さてさて、また長くなってしまいそうです。
今回はここまでで、また次回お会いしましょう!!
source : ソフトテニス・オンラインBlog