冬はロサンゼルスの雨季です。でもこの冬、全然降ってませんでした。今週に入って雨続きで、ようやく来た雨にすこしほっとしたぐらい。
そんな中、先日お伝えしたように、現在ロサンゼルス滞在中の内田海智選手は2大会目のロングビーチのフューチャーズに参戦中です。今日の初戦は残念ながら雨で中止でした。
1大会目、USCでのフューチャーズはベスト4で、すでに海智選手がブログでアップしているので是非そちらもみてください。
USCはロサンゼルスダウンタウンのすぐ南にあります。ダウンタウン東端に住んでいるボクの自宅から、多少混んでいても15分もあれば着きます。そんな近さもあったので、ここぞとばかりにガッツリ観戦してきました(笑)。
観戦の感想の前に、センターコート周辺の雰囲気を少しだけ。
ちょうど真ん中奥にセンターコート群(半スタジアム)があります。
横の通りからみたセンターコート。このずっと左側には普通の練習コートが6面あります。
片側が観客席になっていて、その前に6面のコートが並びます。ほぼ全面同等なので、勝手にセンターコート群と呼びました(笑)。
準決勝の様子。この試合からボールボーイがつきました。
それにしても内田海智選手、強い!
もちろんもっと上を目指す内田選手にとってはまだまだだと思います。ランキングも300位代なので、厳しいファンもまだまだと言うかもしれません。
でも、普通に観戦したらわかりますが、もうこのレベルの選手は恐ろしい選手たちです。いつも書いてますが野球で言ったら余裕でメジャーリーグ一軍レギュラーレベルですから。その中で、強い。
毎年じわじわとランキングも上げて来てますが、今の調子で行けば今年さらにガッツリ上がると思います。
正直、去年試合をみたときは「あれ?」という感じがありました。それが今年みたらもう完全別人。試合を観ていて不安がない。力強さと安定を感じます。
準決勝で負けてしまいましたが、それもほんの数ポイントの差でした。サービスエース20本取られた上でもその差は、次やれば勝てるという自信を観客であるボクですら感じたぐらい。ここまでなんとか頑張って辿りついたと言う感じではなく、次は「いくな」という感じです。
このレベルで出てくる選手は皆、本当にデカイ。準決勝の相手のように痩せてるけれど2m越えの選手もいれば、190cm近くでガッチリした選手だらけ。その選手たちが、海智選手とストロークを打ち合うのを、みんな嫌います。打ち合いが始まると目に見えて海智選手のストロークのパワーが相手を押していきます。
みんな同じレベルの選手たちです。そんな選手たちが日本人のパワーに押されてそれを嫌うってそうそう観れない光景です。海智選手、日本人としてはかなり恵まれた体格とはいえ、周りに比べたらそこまで大きくないですからね。そしてその力強さだけではない、巧みな球種やコース、そしてそれを出すタイミングが絶妙でした。落ち着いてました。
海智選手曰く、去年の年始は何かがずれていたそうです。今年はまさにそのずれがすっかり消えた感じ。2週目のロングビーチも楽しみです!USCほど観やすいコートではないですが、ロサンゼルスにお住いの方は是非!!
そして、それはそれは中々変わった海智選手のキャラはまた次回(笑)(N)
準決勝の相手、Christopher EUBANKS選手。かがみ気味でこの高さ。すごい高さでした。この大会での決勝の様子はこちらにアップされてました。カメラの位置が低めで結構な迫力です!
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source : アメリカ・テニス日記 from ロサンゼルス・カリフォルニア