2018年4月2日月曜日

中学生たちの春の全国大会 都道府県対抗(2日目)

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こんにちは。
ソフオンブロガーの荒川です


2日間に渡って開催された都道府県全中。


競技2日目は、男子個人戦(ダブルス・シングルス)と女子団体戦です。

この日、午前中は男子会場である伊勢市市営庭球場の試合を見ていました。


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平日の開催とはいえ、全国大会だけあって引率する監督やコーチだけでなく保護者の方々も大勢駆けつけています。


ジュニアや中学生の試合は平日の開催も多いため、仕事に調整つけて休みを取って応援にきている方も少なくありません。

私も最近はジュニアの指導者や親御さんと接する機会があるのでわかりますが、大会の引率だけでなく日頃の練習の送迎など、本気で子供たちのサポートをしようと思えばそれは容易なことではありません。


コートに立つ子供たちだけでなく、それを支えている親たちも一緒になって戦っています。

そうしたたくさんの人たちの熱い想いが、会場にいるとひしひしと伝わってきます。


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この大会には、今年1月に発表されたばかりの全日本U-14メンバーの選手たちも多く出場しています。

ただでさえ各都道府県から選抜された選りすぐりの中学生による大会です。

どのコートでも高校生顔負けの試合が展開されていました。

昨年の3月に白子で行われた全国小学生大会を見に行きましたが、そのときに上位進出していた子たちも、中学1年生ながらはやくも各県選抜の主軸選手として活躍しています。


せっかくなら注目の男子のダブルス、シングルスも決勝まで見たかったのですが、大会規模が大きく2会場に分かれているため、お昼前には男子会場をあとにして女子団体戦の行われているサンアリーナへ。



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前日の女子個人戦で、すっかり東京選抜チーム応援団の一員に加えていただいたので、団体戦も応援したいところでしたが、前回優勝の東京は2回戦で強豪兵庫に敗れ残念ながら連覇はなりませんでした。


ちなみに、この都道府県対抗の団体戦は組み合わせ抽選によってトーナメントが決まりますので、前回優勝チームだとしてもシードがつくとは限りません。

新学期直前の開催なので1年生、2年生の2学年が対象となるのと、さらには各県中体連でそれぞれ選出した選手を集めて選抜チーム組むこともあって、メンバーも毎年のように入れ替わります。

そのため、どこが勝つか予測が難しいのも、この大会の見所の一つです。


そんななか、決勝戦に進出したのは昇陽中学単独チームの大阪府と、同じく単独チームで構成された山陽女子中学の岡山県です。

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全国各都道府県が、県内の上位選手を集めて混成チームをつくっているこの大会において、同じ学校のメンバーだけで決勝まで勝ち上がってくるというのも、考えればすごいことです。

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決勝は3面展開で行われ、第1対戦では前日の個人戦ダブルスでも優勝している徳永・松岡(岡山)ペアが先勝し、日本一に王手をかけます。

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徳永・松永ペア(岡山県)


実力伯仲の2番、3番はいずれもファイナルにもつれる接戦に。


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永橋・竹本ペア(大阪府)


3番を大阪の永橋・竹本ペアが取り返し、勝負の行方は残る第2対戦の結果に委ねられます。


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高橋・青松ペア(大阪府)



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吉川・澤井ペア(岡山県)




日本一を賭けた3番勝負のファイナルデュースの死闘。

これぞまさに一球入魂。

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遂にマッチポイントを握った大阪チームの高橋・青松ペア。

序盤から強気な攻めを貫いた高橋選手の渾身の一打に、相手のボールがバックアウトして勝負ありかと思われました。

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しかし、ボールはインの判定。


そこから吉川・澤井ペアが巻き返して逆王手。





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(第29回)2018 都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会 女子団体戦/決勝 対戦結果

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あまりにも劇的すぎる決着でした。

どちらも甲乙つけがたく、できることなら両校同時優勝にしたいくらい素晴らしい試合でした。


負けたほうの大阪チームの心情を思えば言葉もでないですが、たった1ポイントに涙するという経験は、長くソフトテニス競技をしている人であれば一度や二度ではないはずです。


無論、イン・アウトの判定については、選手や監督、ましてや観客が決めるものではありません。

あくまで審判のジャッジによるものであり、審判がインといえばイン、アウトといえばアウトです。



平成29年度 都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会 試合結果

三重県ソフトテニス連盟中学校支部 > 都道府県対抗 
http://www.ztv.ne.jp/ochiai/todouhuken_taikou/todouhuken_taikou.html


とはいえ「もし決まっていれば日本一」と考えると、その1ポイントの重みははかり知れません。





この一球は絶対無二の一球なり
されば身心を挙げて一打すべし
この一球一打に技を磨き体力を鍛へ
精神力を養ふべきなり
この一打に今の自己を発揮すべし

これを庭球する心といふ



「マッチポイントだから」ということではなく、試合の1ポイント目だろうと、相手にリードされて苦しいときだろうと、同じように真摯な全力プレーでポイントを取りいく。

頂点まで登りつめるためにはそうした精神、さらにいえば普段の練習に取り組む姿勢やコート外での勉強や生活態度なども含め、あまりにも多くの要素が必要なのかもしれません。


私はその景色をまだ見たことがないためあくまで想像の域を出ません。

でも、いつか挑戦する大きな山を登りきる、そのときのために、この日の試合を心に刻んでおきます。


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スポーツとはつくづく筋書きのないドラマだと思います。


夏の全中では、さらに大きく成長した彼女たちの戦いを見られることを今から楽しみにしています。



過去記事:平成29年度 都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会(1日目)



第29回(2018) 都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会 注目動画
女子団体戦/決勝
大阪府 対 岡山県(第1対戦)
山本・辻ペア(大阪) 対 徳永・松岡ペア(岡山)



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source : ソフトテニス・オンラインBlog