2017 ITA National Fall Championships @ Indian Wells
ケンタッキー大学のテニス選手としてあと残すところ1シーズンとなった松村亮太郎選手。これまでの彼のテニス人生を振り返ったインタビュー、ジュニア前半に引き続き、今回は大学に入るまでの後半です!中学生で盛田ファンドに選ばれてIMGへ留学している後半あたりから。
N:IMG時代の印象に残ってる成績は?!IMGに3年いてその後は?
R:あんまりないですね笑笑。負けまくっていました。IMG時代でいうと15の時に初めてITFで優勝したくらいですかねー。その後日本の高校に戻る選択もあったんですが、Club Med に行く事に決めました。
N:IMGは盛田ファンドから声がかかって、それを受けたのに比べて、IMG後のClub Med は結構大きな自分での決断だと思うけど、どんな風に考えた結果そうなったの?
R:そーですね、かなり大きかったです。家族内でも意見が割れていて、結局は僕自身がもっかいチャレンジしたいと思ったのがきっかけでクラブメッドになりました。そこで、初めて覚悟というか、やるぞっていう気になったと思います。
N:家族で意見が別れたのはどんな風に?数あるアカデミーとかクラブのなかでクラブメッドになったのはなぜ?
R:お父さんは海外、お母さんお兄ちゃんは日本の高校でした。
クラブメッドがフルスカラーをオファーしてきたからですね。あと、コーチに信頼できる人達がいたのでそうしました。修造さんにも意見聞きました。
日本の高校に入ればなんでもやらされるからある意味楽だけど、海外に行けば自分で動かないといけない。そこまでにお前に覚悟があるか?と。こうしろとは言われなかったですが貴重な意見でした
Photo courtesy of Ryotaro Matsumura.
N:クラブメッドはIMGに比べてどうだった?
R:クラブメッドはプレーヤーとかジムはIMGの方が格段に良かったです。でも、自分の中でここで強くなるんだっていう意志があったので、みんなより、自分1人でコーチに頼み込んで練習したり、ジムに行ったり、全て自分の意志でやりました。
N:なんか言葉からすら変化が感じられるね。
クラブメッド時代もずっと基本アカデミー内だけでの生活?(笑)他に日本人選手は?
R:そーですね!遠征行く以外はアカデミー内で生活してました。
日本人いましたよ!何人か。みんなアメリカの大学行きました!
N:その時代、意志や覚悟がかわって、テニス自体大きく変わった?
R:変わりましたね。もっと体強くしようと取り組みました、もともとゲームセンスとかはあったので、体がついて来て勝てなかった選手にも勝てるようになりました。
N:IMGの時も、ClubMedの時も、食事は寮の食事だよね?自炊したりもした?結構食事とか摂るものも変えたり工夫したりしたの?
R:そーですね、カフェテリアで食べてました。飯はクラブメッドは最高でした。もちろんご飯たくさん食べる事も心がけました。IMGの時から、ご飯はノルマがあったのでそれは意識して食べてました
膝が治ってトレーニングが思いっきりできるようになったのはよかったです。それも強くなった原因だと思います。
N:ご飯の量にノルマがあったんだ!クラブメッドの最高のご飯って何がちがうの??
R:味ですね笑。基本リゾートに遊びにくる一般人向けの食事を僕らも食べれるので、美味しかったです。
N:そういうことか〜。それは、美味い(笑)。
いつ頃からサプリというかプロテインみたいなものを意識的にとりはじめた?
R:んー。クラブメッド時代からですね。
でもサプリも奥が深いので、まだまだ勉強中です。なるたけ、普通の食事から栄養摂るようには心がけてます。
N:クラブメッド時代の思い出に残る成績とかは?ユースオリンピックとかJrグランドスラムとかもこの頃だよね?
それからIMGからクラブメッド時代通して、テニス以外の楽しみは?本当にテニスづけすぎて寝るぐらい?(笑)
R:そーですね、ユースオリン銅メダルとグランドスラムに全部出れたのは貴重な体験でした。ただランキング上がって、最後の年だったので日本帰らず大会にで続けていたらホームシックになってエネルギー出なかったですね笑。3,4,5,6月はずっとホームシックだったの覚えてます笑
テニス以外の楽しみですか〜笑笑。んー。全然なかったかもしれません笑 いろいろ多趣味になったのは大学に入ってからですね笑
N:これだけホームシックになっても日本へ戻らず、アメリカの大学行こうと決断したのはなぜ?もちろんプロ転向も選択肢にはあったと思うけど。
R:僕、最初はいつも大丈夫なんですよ笑。プロはもちろん考えました。けど、もっかいステップアップが必要だろうと周りの意見も聞いて大学に決めました。一回入ってしまえば得することは多いなと思ったので。
N:クラブメッド時代もそうだし、その先でのステップアップって、亮太郎ぐらいのレベルだとどんなこと??どうなるとステップアップを感じるの??
R:経験値を上げるというか、大学でもいいレベルで試合をたくさんできるし、環境は申し分ないので。それでいて大学いる間は無償でできるので。
あとまだ体を鍛えたかったのはありました。いきなりプロでたたかえるだけのレベルはあるのかなっとダウトに思ってる時点でアメリカの大学選択は正しかったと思います。
今年の秋から最終年を迎えるケンタッキー大学での選手生活についてはまた次回!
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source : アメリカ・テニス日記 from ロサンゼルス・カリフォルニア