◎フェデラー式サービス
春の全国大会を目指しながら、生徒と相談をして変えたことを紹介します。( パート2 )技術的なことなので賛否両論あるかと思いますが・・・。ご参考になればと思います。
後衛のある選手
サービスの改革に臨みました。レギュラーを集めて伝えました。「 フェデラーのサービスを取り入れます。やってみて継続してみて自分に使えそうだったら取り入れてみて 」と始めました。6月だったので、あまり時間はありません。採用した生徒は8人中2人。
どこをどのように変えたのか。動画でご覧ください。
*従来の清明学園サービス
*フェデラー式サービス
【 脚を寄せない 】
このことによって起こるメリットは、身体動作が少ないのでボールに正確性・安定性がでる。フェデラーは、正確性・安定性を最優先にして、こちらの方式を選んでいるとある本で勉強しました。すぐに翌日の練習で生徒に紹介しました。
ある選手です。その選手は春の全国大会には出場したものの団体戦では出番なし。個人戦も1回戦突破のみで終わりました。サービスだけは、とても魅力で武器でしたが、試合になるとバランスを崩して打ちきれない所がありました。本人は、そのようなこともあり、従来方式とフェデラー式を試合の中で打ち分けると決めました。そこから練習が始まります。本人はすぐに手ごたえを感じました。声をかけると、「 これいいです 」と返ってきます。
そして迎えた都大会個人戦。練習してきたサービスが入りません。ここに関しては、また機会があれば詳しくお伝えしようかと思います。関東代表決定戦に回ります。勝てば関東大会出場が決まります。強豪ペアーに対して、またサービスが入らずにファイナルへ。ファイナルへ回るときに確認しました。
「 サービスどうするの? 今、ほとんど入ってないし相手前衛もレシーブがいいし、強いサービス封印して入れに行った方がいいんじゃない。まあ、最後は任せるから自分で決断しな。」
私の指示助言はほぼ無視。笑
入れにいくサービスを選択したのは、1本だったと思います。その1本で相手レシーブミスを誘えたのですが・・・。結果は勝つことが出来ました。
この試合をみて感じたことは、
「 この生徒は、サービスに自信を持っているのだから、任せたほうがいいな 」と感じました。
迎えた関東大会個人戦。またもや代表決定戦。しかも相手は数日前に本校ペアーが誰も勝てなかった強豪ペアーです。このゲームでやっと彼が取り組んできたことがでました。サービスエース・サービスからの攻撃で主導権を握ることができました。まさかまさかの東京予選5位通過から全国個人出場を決めました。全国大会では思う存分、サービスからの攻撃で攻めてほしいと思います。
PS 関東大会、ありがとうございました。群馬県関係者の方々、暑さ・台風による雨などの環境の中、生徒のための大会運営、本当にありがとうございました。
男子団体優勝は、茨城県霞が浦でした。優勝、おめでとうございます。
本校は完敗でした。ファイナルでスマッシュを臆することなく、あれだけ追われたらお手あげでした。霞が浦とは大会直前3日間一緒に練習をさせてもらいました。一緒にさせてもらったのは、『 とにかくいつも全力で向かってきてくれる 』からでした。暑いなか、ダレることなく、全力で向かってきてくれる姿は、こちらもパワーをもらえるからでした。素晴らしい準決勝を対戦、勉強させてもらいました。おめでとうございます。生徒たちは悔しい笑顔ない3位でした。笑
表彰式くらい、笑えよと思いましたが・・・。
source : ソフトテニス・オンラインBlog