2018年10月3日水曜日

10月~っ!(2018)

こんばんは

台風の被害は
ありませんでしたか?

ウチの辺りでは、
雨は強めという程度でしたが、
風は猛烈でした

ちょうど、台風が関東北部を
通過していた頃で、
深夜でしたが、バゥンと停電。

しかし、程なく復活
が、すぐに停電。

という事を繰り返し、
5回目の停電は
1時間近いロングバージョン

月曜日の朝は、
すっかり晴れていましたが、
風はまだ強かったですね。

日曜日に、ご近所の
佐倉市で大会があって、
観に行かせて頂こうと
天気予報をちょくちょくチェック
していたのですが、
週末が近づくと急にマークが増え、
金曜日の夜の予報では、
こりゃぁ無理なと思いました。

果たして、佐倉市の秋季大会は
来週の月曜日(8日)に順延。
今度は晴れそうですが、
またもや台風が接近中なので、
コイツ次第なんでしょうねぇ

そんなこんなで?
観戦記は小休止して、
「例の問題」をちょっと
考えてみようと思いました。

例の問題というのは、
中学生の競技人口が
減ってしまうのではという問題。

そう考えざるを得ないのは、
硬式テニスの中学校への
普及活動が実を結びそうだから。

小学生や中学生、高校生と
どの年代でも硬式テニスの人気は
それほど低くないのにも関わらず、
殆どの中学校では硬式テニス部がなく、
その原因が中体連が認める
正式な競技ではないという事だそうです。

中体連とは、
(公財)日本中学校体育連盟の略で、
全国中学校大会の開催が業務の主軸です。
いわゆる「全中」ですね

現在、中体連が認めている
競技は19競技。

19競技の全てに
全中大会が実施されているかは
ちょっと判りませんが、
その19競技の中に、
ソフトテニスは入っていますが、
硬式テニスは入っていないんですね。

19の競技は全国中学校大会の
正式競技ですので、
全国の各中学校に「部」が作られますが、
それ以外の競技は、どうやら積極的には
「部」は作られないようです。

それで、中学校にはソフトテニス部があって、
硬式テニス部が殆どないという
現状が生まれているようです。

しかし、硬式テニス側では
これらを分析して一念発起 

どうやら、あと2年ほどで
硬式テニスも中体連認定の
正式競技に入るそうです。
20番目の競技という事なのでしょうか。

これで、硬式テニスにも
全国中学校大会(全中大会)が実施され、
各校に「部」を作る事も
それほど難しくなくなるようです。

実際にどうなるのかは、
あと数年経てば
目の当たりにするのでしょうけど、
どうなんでしょうねぇ。

中学校に入学した生徒が、
硬式テニスをしたいので
「部」を作って下さいと申し出ても、
今までは「硬式テニスは全中大会の
競技ではないので部は作れません」
といった回答だったのかな

それが、今後はそうはいかず、
硬式テニス部も作りましょうと
いう流れになる予感がします。

現在、高校ではソフトテニス部と
硬式テニス部の両方が有る
という学校は少なくありません。

私が見聞きしている限り、
ソフトテニスの男子と女子、
硬式テニスの男子と女子で
いわば4つの部活という感じで、
2面や3面の校内コートの場合は
順番で使用されている事が多いですねぇ。

なので、中学校にも
硬式テニス部が出来ると、
今の校内コートを順番で使用する
といった方法が採用される気がします。

さて、「部」が両方出来ると、
どうなるんでしょうかねぇ。

胸を膨らませて入学して来る
新入学生たちは、
どういった判断をするのだろう

全国47都道府県で、
まだ中体連に加盟していないのに
硬式テニス部の有る
中学校の校数が
ソフトテニス部のそれを
上回っている地区があります。

それは、東京都です。

平成29年度のデータですが、
東京都の中学校で
男子硬式テニス部が有るのは
343校ですが、
男子ソフトテニス部が有るのは
299校となっています。

男子硬式テニス部員は7761名、
男子ソフトテニス部員は6765名と
部員数(加盟生徒数)でも
東京都の男子に限っては
ソフトテニス部員より
硬式テニス部員が多いんですねぇ

ちなみに女子は、
硬式-349校で6492名、
軟式-407校で8575名と
ソフトテニスの方が多いのですが、
拮抗しているとも言えます。

例えば、私の住んでいる千葉県では、
硬式男子-19校で467名、
軟式男子-225校で7729名と
大きく差が付いています。

東京都だけのサンプルで、
簡単には言い切れませんが、
部の有る学校数と部員数は
ある程度、比例すると思われます。

ある程度というのは、
硬式テニス部が増えてきても、
その分だけソフトテニス部が減るのではなく、
暫くの間はソフトテニス部の有る学校数は、
今とそんなに変わらない気がします。

しかし、部員数はそうはいかないかな。
これは減ってしまう気がしますので、
ソフトテニス部については
部の有る学校数は減らないけど、
部員数が減っていくという
そんな現象が起きるように思います
 
ところで、中学校で
ソフトテニスを始める人が減ると、
何か困った事になるんでしょうか

以前にも弊ブログに記載しましたけど、
全日本のナショナルメンバーは
小学生の低学年で競技を始めており、
日本リーグの実業団チームの選手も
選手名鑑を見る限り、殆どの選手が
ジュニア(小学生)のご出身。

道具を使用するスポーツの場合、
やはり小さいウチから競技を始めると
その分だけ有利に進む事は
ソフトテニスに限らず、テニス、
卓球、ゴルフの例を見ても明らか。

小学生でソフトテニスを始めた選手の
統計はハッキリ判りませんけど、
全国で各学年とも
男女それぞれ500名(250ペア)
くらいでしょうか。
そんなにいないかな。

その「キャリア」選手たちが
中学校、高校、大学や社会人と
精進を重ねていく中で
同じ歳の僅か数名が
トップと言われる選手に登りつめ、
そこへ到達出来なくても、
「キャリア」選手たちは、
それなりの競技人生を
歩んでいると思います。

もちろん、スピンアウトしたり、
全く進路を変えて
頑張っていく選手もいるでしょう。

しかし、この国のトップクラスの
選手達の枯渇を防止するなら、
「キャリア」選手を減らさなければ
ほぼ事たりると考えられますし、
今のところ、減るとは考えにくいですね

一方、中学生で競技を始めた
「ノンキャリ」の選手達。

ざっくりの数値ですが、
だいたい各学年とも
男女それぞれ6万人前後。
うち、キャリア選手は
各学年に5百人
やっぱ、もうちっといるか。

ラケット、シューズ、ウェア、
バックと、やたらにお金を使うけど、
多くのノンキャリ選手は、
中学校競技生活のなかで
公式戦には数回出場する程度。

公式戦といっても、
もっとも小さな区域の大会で、
県大会はとっても遠い

もちろん、団体戦の醍醐味も
選手として味わうことも叶わず、
上達はしているけど、
それよりキャリア選手は
グーンと伸びていく

うーん、そうだなぁ。
お金はけっこう使うから、
純粋にソフトテニス専門の
プロショップをされている方は、
ノンキャリ選手が減ってしまうと
死活問題になる可能性がありますねぇ。

どうしたらいいんだろう。
同じような境遇のショップと
がっちりスクラムを組んで、
テニス協会に「中学校に手を出さないで」と
陳情に陳情を重ねるのがいいのでしょうか。

硬式テニス、バドミントン、
それに卓球などにも手を広げて、
ダメージを減らす方がいいのか。

もっとも、肝心要の中学生にとっては
どうなんでしょうか。

ソフトテニス部しかないから、
硬式テニス部も選べるとなると
新入生は嬉しいのでしょうかねぇ。

いずれにしても、
今までのソフトテニス界は、
中学生のノンキャリ選手には
きつい状況だったかも知れません。

先生方は大変でしょうけど、
ノンキャリ部門の大会や
複数のチームが出場出来る
団体戦なんかを開催してみては
などと思いますが、
言うが易しでしょうか。

ちょっと、まとまらないんですけど、
眠くなって頭が回らないので、
この辺で。

では、また~




source : ソフトテニス 勝手録