2018年10月1日月曜日

#自己否定と自己肯定 ~ある指導者からのメッセージ~

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 前回のお手紙(http://st-on.blog.jp/archives/52276211.html)の続きです。
 ①4年前の全国の話
 ②指導者の自己肯定 今回は②についてです。
  

こんな私が偉そうにブログに・・・・。この私の自己否定は、永遠になくならないと考えています。お手紙に頂いたように、自己肯定がたくさんのエネルギーを生み出します。自分もいろいろな方々から褒められたり、認められたりすると、やる気もあがるし前に進めます。とくにこのブログに関して言えば、勇気をもって掲載していることが多いので、そのような感謝の声にはすぐに反応してしまいます。笑 

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*自己否定
 数年前、東京国体チームでご一緒させて頂いた早稲田大学の監督の小野寺先生から、高校生選手に「 自己否定をすることも大切です。自分のスキルに満足せず、自分が積み上げたきたものに満足せず、これでよいのかを常に自問自答しよう。 」と問いかけがありました。
 その言葉は、今でも私の心に深く刻み込まれています。自分のノートにも、よく書いています。指導者は、一度成功体験をもつと、そこに固執し過ぎてしまいます。私もこの言葉に出会わなければ、同じ考えで同じことを繰り返していたかもしれません。
 以前も書きましたが、7月上旬、「 このままの指導で果たして全国大会で勝負ができるのだろうか 」自分で不安にもなり、生徒との遠征を保護者に任せて勉強に行きました。
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 自己肯定・自己否定、繰り返して指導者として成長していきたいと考えています。
 みなさん、いかがでしょうか?

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 PS ①
 上記に記した小野寺先生には、常にモチベーションをあげてもらいました。 少しずつ全国大会で賞状がとれるようになり報告すると毎回「 惜しかった!日本一までもう一歩 」「 日本一は甘くない 」 「 あと少し 」などと、一切ほめてもらえませんでした。笑
 これがどれだけ、モチベーションをあげてもらえたか計り知れません。「 いつの日か日本一になって報告したい! 」このように考えるようになりました。小野寺先生、ありがとうございました。

PS ②
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 遠征の移動中は、ゆっくりと自分の時間が作れます。書店に行き、ビジネス誌や売れている本などを読むようにしています。教員はどうしても頭が偏ってしまうので、いろいろなところから学ぶようにしています。この雑誌には読書について、面白い記事がたくさんありました。子育て奮闘中の私にとって移動中、ゆっくりと自分で向き合える時間です。

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 引退した3年生、希望した進路へバックアップすることもソフトテニス指導者にとって大切な時間と考えています。朝、休日、夜と時間の許す限り、希望する3年生を集めて勉強をサポートしています。勉強も真剣に付き添うようになって5・6年目。お蔭様で、都内難関私立に進学する生徒も増えてきましたし、私の英語力もあがってきました。関係代名詞、たくさん勉強しています。笑
 年生、進路にむけて頑張りましょう。先生方も、どうぞサポートしてあげてください。勉強を見ることができなくても引退した生徒に声をかけるだけで変わります


  次回は、選手が指導者を選ぶ時代 というテーマで書きたいと思います。












source : ソフトテニス・オンラインBlog