2019年11月28日木曜日

ダブルフォワードとは何ぞや

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こんにちは。
ソフメシの荒川です。


いよいよ開催が今週土曜に迫ったソフトテニスCafe。

その記念すべき第1回のメインキャストである篠原秀典さん。

言わずと知れた日本におけるダブルフォワードの開拓者です。




「ソフトテニスCafe? 何それ??」

という方は、先日の告知をご参照ください。

今ならまだ間に合います!


過去記事:ソフトテニスCafeがオープンします!
https://softtennis-navi.com/blog/2019/11/softtennis-cafe/



そんな興味深々のイベントですが、せっかく参加するなら120%楽しもうということで、慌てて予習(汗)。

前から気になりつつも、まだちゃんと読んでいなかった篠原さん著によるダブルフォワード本。

よいきっかけなので、これでバッチリ勉強しておきます。



20代後半から10年以上ブランクのあった私は、ちょうどダブルフォワードが台頭してきた2000年代半ばを境に、ソフトテニスからめっきり離れてしまっていました。

ソフトテニスを再開しようと考え始めた頃に、たまたまYouTubeでダブルフォワードの試合を見て衝撃を受けました。



「え!?

何これ??

俺の知ってるソフトテニスと違う!!」



その当時ソフトテニスにめっきり疎くなっていた私でしたが、それが人気と実力を兼ね備えたシノコバこと、篠原秀典・小林幸司ペアだということを知るのに時間はかかりませんでした。

プレースタイルそのものに驚いたというよりは、このダブルフォワードという陣形のペアが日本一にまでなっているということに衝撃を受けました。



今さら説明不要ではありますが、天皇杯優勝3回、全日本社会人優勝4回、東京インドアで前人未到の8連覇など、10年以上に渡って日本のソフトテニス界をリードしてきたレジェンド『シノコバ』ペア。

残念ながらシノコバの活躍を生で見る機会はあまり多くはなかったのですが、それでも2016年に千葉で開催されたアジア選手権での国別対抗金メダルや、引退間際の東京インドアなどで見たその勇姿は今でも脳裏に焼きついています。


過去記事:第8回 アジアソフトテニス選手権大会(最終日)

過去記事:平成29年度 ルーセントカップ 東京インドア全日本ソフトテニス大会





今や実業団や学連選手のみならず、一般の大会や高校生でも目にする機会が増えたダブルフォワード。

完全に市民権を得たようにも思えます。



「ダブルフォワードの試合はつまらない」などという声も耳にしますが、私としては戦術の幅を広げて競技を面白くする要素だと考えています。

ラケットの進化によって昔よりも球速やゲーム展開もスピーディーになったり、前衛、後衛の区別なくオールラウンドなプレーが求められたり、ある意味で硬式テニスのダブルスに近づいているという面もあるかも知れません。

国際大会でも特に男子においてはダブルフォワード陣形が主流になっていますし、この流れはもはやソフトテニスにおける時代の変化ともいえるもので、これから中学生やジュニア、また女子選手のあいだでも取り入れるペアが多くなるかも知れません。



私見ですが、成年やシニアにおいても経験値の問題でそういうペアが少ないだけで、ダブルフォワードも有効な戦術なのではと考えています。

前衛、後衛のスペシャリストが組む雁行陣も魅力ですが、2人のオールラウンドプレイヤーが試合内容だったり相手の戦術に合わせて雁行陣、平行陣を要所要所で使い分けながら戦っていくのも理想的なスタイルかと思っています。



・・・と、

ここでそんな私のしょうもない持論を話しても意味がありませんので、それはソフトテニスCafeで参加者の皆さんと語り合いたいと思います。




日本におけるダブルフォワードの元祖というべき篠原さんが、長年培ってきたその技術やノウハウを惜しみなく解説しているこの著書。

とにかくこれを読まないわけにはいきません。


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本のご紹介だけ軽く触れようと思っていたのに、ソフトテニスの話を語りだすとついクドクド書いてしまいます・・。

いけない、いけない。




本の内容をここで詳しく書くわけにはいかないですが、怒られない程度にチラッとお見せすると・・・。



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ふむふむ。

ダブルフォワードを始めるにあたり、そもそもダブルフォワードのなんたるかや、取り組むべき練習から丁寧に説明されています。




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ダブルフォワードの専門書とはいうものの、前衛にとって必要なプレーはすべて網羅されています。

現役選手として、日本代表でシノコバのあとを継ぐダブルフォワードの丸中・長江ペアもプレー実演に協力しています。

すべてのプレーが詳細な連続写真で分かりやすく解説されています。




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基本練習から実践的な練習まで網羅。

練習メニューに悩む指導者にも最適です。




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驚くことに、ゲーム展開のさまざまなパターンごとに、どう攻めるか、どう守るかなど詳しく解説しています。

ダブルフォワードに取り組みたい人だけでなく、ダブルフォワード対策にも使える教科書になっています。




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最後は昨年のアジア競技大会における日本、韓国、台湾のそれぞれのペアの試合を解説した豪華おまけ付き。





篠原さん!

もうお腹いっぱいッス!!

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冗談抜きで、オススメです(笑)



ご都合の合う方は、ソフトテニスCafeでお会いしましょう。

きっと、篠原さんの口からダブルフォワードに取り組んできた背景や経緯、シノコバ誕生秘話なども聞けちゃうはずです。



泣く泣く不参加の方は、SOFT TENNIS NaviのYouTubeチャンネルで。



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source : ソフトテニス・オンライン