フェデラーは7本のマッチポイントをセーブしフルセットでの大逆転劇的をおさめて、ジョコビッチとのSFへ向かいます!6-3 2-6 2-6 7-6(8)6-3
ミルマン戦もとんでもない試合でスーパータイブレーク4-8から6ポイント連取で勝利した試合でしたが、このサングレンとの試合もとんでもないものになりました!
サングレンに7本のマッチポイントを握られながら、全てセーブしての逆転勝ち‼️さらに途中で右足の付根を痛めて、3rdsetは本来の動きとは程遠いものでしたが、鎮痛剤の効果もあって徐々に動きが戻りファイナルセット先にブレイクしての奇跡の勝利!(T_T)
3rdsetではラケットだけで捌いていて足の踏込みができておらず、フォア側に振られると踏ん張れない厳しい状況でした。これ以上悪化するようだったら初めての途中棄権もあるか?って私も頭をよぎるような状態でした。
しかし、フェデラーは決して諦めず(私も当然フェデラーは諦めてないって思ってましが^ ^)、4thsetはフェデラー自身ができるプレーを冷静に判断して、リターンゲームを捨て、サービスゲームに集中して緩急とネットプレーを織り混ぜてキープしていきます。
フェデラーは守れる範囲が狭くなってましたが、敢えて得意の速い展開からペースを落として、スライスをうまく使いサングレンのエラーをもらいながらポイントをとっていきました。ここらへんの戦い方は絶妙でしたね。
サングレンは4-5の場面で3回MPがあったのですけど、まぁ硬くなりましたね。あと1ポイントでGSベスト4なので無理もないのですけど、フェデラーのボールが鋭いわけではなく、打ち込めるボールなんですけど、力が入りエラーが連続しました。フェデラーは相手にプレッシャーがかかってるのを理解して、プレースメントしていたと思います。
しかし、タイブレークでも3-6となり絶対絶命のピンチに…やっぱりここもサングレン硬かったですね。"あぁなんで体動かないんだ、難しいボールじゃないのに、何故?"って感じだったんじゃないかな?って思います。体が前に行き過ぎたりしていて、エラーでてます。
本当、こうなるのがテニスで、誰もが経験した事あると思いますが…フェデラーが4-6からエースを決めて、5-6の場面でボレーを決めた時は絶叫し、最後セットポイント決めた時は拍手しすぎて手が痛くなりました^ ^
ファイナルセットに入ると、フェデラーのフォア、バックともにボールが走ってきているのがわかりました。足の痛みが抜けてきて、動けるようになり、逆に力抜けて良いフィーリングになっていきました。
回り込みフォアハンドでブレイクして、あとはキープしての奇跡の勝利でした!また泣けたよ(T_T)ちょっと7ポイント見てみましょう♪
まぁなんというか、あの動けなくなった状態からファイナルセットにはボール走ってきていたから驚きです。リターンも返せてきていたし。
半端ないとか、そんな言葉では適切じゃなくて、人間じゃないのか?神様か、それとも悪魔か?そのぐらい信じられない勝利でした!
サングレンは2ndsetからサーブが良くなり、フェデラーは返せなかった。もうほとんど勝ってたんですけどね。あと1ポイントが遠かった。
悔しくて悔しくて眠れないでしょうね。しかし、ランキングは一気に50位台に来るとのこと。足を回復すれば、もっと活躍するでしょう。
フェデラー「今までたくさん試合したけど、時々異変が起こる。太ももが硬くなり本当に苦しい状況だった。でも試合中にトレーナーを呼ぶのは弱みを見せることだから嫌なんだ。痛めた箇所は右足の付根だったからコートから引き上げて治療を受けた。でも最後は見られたくなかったけど、開き直ってベンチで追加の治療を決断したんだ。サングレンが良い試合をしていたから自分に奇跡を信じろって言い聞かせたよ。雨が降るかもしれないしね。7つのマッチポイントを凌いだのはラッキーだったね。決して僕がコントロールできた訳ではない。相手のマッチポイントではとにかくボールを返し続けた。ウィナーを打たれないことを願ってね。僕には勝つ資格はなかったけど、ここにたっていられてハッピーだよ」
”You’ve got to get lucky sometimes,” Federer said with a smile in his on-court interview. “I was just hoping that maybe he wasn’t going to smash a winner, if he misses one or two [match points], who knows what’s going to happen? I think I got incredibly lucky today.
”As the match went on, I started to feel better and just tried to play. I believe in miracles. There could be rain… Just let him finish me off in style, and he didn’t do that. I’m still standing here and obviously just very happy.”
次はジョコビッチですね!
ウィンブルドンのリベンジを果たしてほしい!マッチポイントとって一発で決めてほしい!
…ですが、かなりジョコビッチ戦は厳しいでしょう。ジョコビッチは今大会めっちゃ調子良いですし、フェデラーはここまで勝ち上がりでは過去最長時間を費やしています。
まずは足がしっかりリカバリーできるか?にかかってますね。万全の状態で挑んでほしいです!
2010: 09 hr 22 min
2011: 09 hr 54 min
2012: 07 hr 18 min (1 W/O)
2013: 10 hr 21 min
2014: 09 hr 18 min
2016: 08 hr 32 min
2017: 10 hr 05 min
2018: 09 hr 22 min
2020: 12 hr 04 min
source : テニスのある日々