今回は少しニュアンスを変えて、ショットの解説ではなく、メンタル的な内容の記事を書いてみようと思います。
今回は
上達をする上での考え方、心構え
について解説していきます。
私は20年以上テニスコーチをしていて、その中でもテニスの上達に個人差があるなぁと感じています。
そんな中でも、上達が確実に、そして速い人の考え方、心構えを紹介していきます。
まずは、その内容を講義した動画はコチラになります。
動画内でも話していますが、上達しやすい、上達が速い人の特徴を3つにまとめていきます。
今回はその1つである
ミスを恐れない
を解説していきます。
多くの人が勘違いしてしまっていることなのですが...
テニスはプロでもほぼ相手のミスでゲームが進んでいきます。
なのでミスのスポーツとも呼ばれますし、ミスをしないほうがゲームに勝てます。
ミスをしないように、ミスをしないように...そうです、ゲームに勝つためにはミスを減らしていくことは非常に大事なことです。
結果として、上達する上でミスをしない!を最重要事項としてしまう勘違いをしてしまう方が少なくありません。
しかし!
そもそも上達とは何なのか...
上達とは、できないことをできるようにしていくこと
これです。
できないことをできるようにしていくには、まずはチャレンジが必要で、ミスが出るのが当たり前なのです!
この
ゲームに勝つにはミスしない事
と
上達していくにはミスが当たり前
という矛盾の中でどちらのマインドが勝つか...まずはここのマインドセットを決めましょう。
当然、上達していこうと思うのであれば後者、「ミスが当たり前」という心構えでいてください!
当たり前と思うかもしれませんが、意外と難しいのがこのマインドです。
例を挙げて考えていきましょう。
ストロークにスピンが掛からない人がスピンを掛けられるように練習しているとしましょう。
球出し練習の時は自分の練習に集中して、ミスしても良いからスピンを掛けていこう!というマインドで臨めるでしょう。
しかし、ラリーになったらどうでしょうか?
自分の練習に集中するのは良いですが、スピンを掛けるためにミスばかりしていたらどうでしょう...?
また、ゲームの場合どうでしょう?
ミス連発していたら...ペアの人にも悪いな、練習相手にも悪いな...と思ったりしますよね...
ここがテニスの一番難しいところです。
自分一人でできないスポーツ、それがテニス!
相手とのラリーやゲームでは自分の世界だけでは成り立たないんです。
そこで、オススメしたいのは
うまく練習時のマインドを分ける!
球出し練習や、コーチなどミスしても問題ない練習時にはミスしてもOKなマインドで臨む
練習相手とのラリーやゲームでは、「今は返すことを優先に、とか、今はマインドが違う中で練習中だ」と言い聞かせて臨む
こんな感じでマインドを変えながら練習してみると効率は良いかなと思います。
頭の中では簡単にマインドセットできても、練習環境が中々許してくれない場合もあると思うので、気を付けてみてください!
次回は上達マインド2つ目、PDCAサイクルに絡めた考え方を解説していきます!
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source : テニス進化論