柴原鷲平選手とUCI チームメイト @UCI(All photos courtesy of Happychild)
柴原鷲平選手 @UCI
バルセロナで錦織優勝ですねー!決して楽ではない試合展開でしたが、内容自体が押されていたわけじゃないので安心して観てられました。やっぱりトップの貫禄なんですかね。アンジェリーク・カーバーの大逆転も激しかったですね。そして、その他応援している地元選手達の色々なニュースも飛び込んで来た週末でした。
先ずは柴原鷲平(しゅうへい)選手から。このブログではお馴染み柴原瑛菜(えな)選手のお兄さんです。一番最初に少しだけ紹介してから、ボク自身も柴原家の練習1回とUSTA大会を1試合観るに留まってしまい、活躍をお伝えするタイミングを完全に失ってしまいました。
この週末にオーハイではPAC12カンファレンス(大学テニス)の大会が開かれていましたが、インディアンウェルズでは鷲平君の大学 UCI (University of California Irvine) が所属する Big West カンファレンスの大会が開かれていました。
どちらのカンファレンスも NCAA(全米大学体育協会) Div. I ではありますが、NCAAと個々のカンファレンスがどう関係しているのか、正直ボクもまだよく判ってません。。ようやく去年からジュニアの事やカレッジテニスのシステムを知り始めたので追いついていなくて。その辺りは調べてまた後日。。
ところで、話しを少し戻しますが、アメリカの大学チームはどのスポーツでも、日本の大学の体育会の様に大量に所属選手が居るということはありません(最近の日本は違うかな??)。チームに所属している=ほぼ全員選りすぐられたレギュラー選手ということです。こちら大学チームの鷲平君の紹介ページです。
そしてアメリカのカレッジテニス=団体戦となっています。各対戦は、ダブルス3戦で勝った方を1勝(戦)と計算して、残りシングルス6戦の結果を足しての全7戦での戦いです。
基本的なシーズンは年明けから春過ぎまで。夏休みは休み、秋のシーズンはプリシーズンという感じです。この辺りも日本の大学とは全く違いますね。参考までにUCIのスケジュールです。
アメリカの大学テニスの話しは以前書いたテニス仲間杉本彩のインタビュー記事や小和瀬麻帆(こわせまほ)の記事にも出てくるのでそちらもご覧下さい。
上にリンクしたUCIのスケジュールを観ると判る様にこの週末のビッグウェストチャンピオンシップをもって大学テニスのシーズンは終了です。そして今年が最後の年だった鷲平君にとっては大学テニス最後の大会、そしてプロの予定のない彼にとっては、テニス選手として最後の大会、ということになります。
ビッグウェストカンファレンスの男子テニスは全6校。シーズン終盤で6校が総当たりして、そこでの順位で下の写真右(左は女子)の様なトーナメントを戦い勝者が決まります。
今年 UCI は相当たりで4勝1敗、一位につけていました。そのためインディアンウェルズでのトーナメントでは1回戦が Bye で初戦が準決勝。その試合を鷲平君も勝ち、チームも勝って決勝に進みました。
相手は相当たりで UCI が倒している UCSB。ただ、決勝では相当たり時に居なかった#2選手が戻って来てラインアップが変わったとのことでした。
その影響もあったのか、残念ながら決勝では鷲平君は 7-6 (4), 6-4 という僅差での敗北、またチームも1つ差の3−4で負けてしまいなんとも悔しい準優勝となりました。
最後の大会をかなり惜しい準優勝というのはどんな気持ちなんでしょう?団体戦の勝敗は誰のせい、というものではありませんが「自分が勝っていれば優勝だった」という思いは必ず少しは在ると思います。無茶苦茶悔しい気持ちが暫く続いてしまうのか、何年も続いたテニス選手人生が一段落ついて、やりきった気持ちの方が大きいんでしょうか。勝負の世界ですから、負ける事はありますからね。鷲平君ぐらいだとその辺の気持ちの整理の仕方はしっかり出来そうな気もしますし。でも暫くは複雑な感じでしょうね。時が経っていい思い出になるのを待ちましょう。
ただ、大学テニスとしては終わってしまいましたが、鷲平君にはまだ今年大きなチャレンジが残っています。去年惜しくもあと一歩で叶わなかったあの US Open の出場です。それも兄/妹ペアでのミックス出場です。2人とも去年から1年間さらにレベルを上げている訳ですから、是非今年こそは出場して欲しいです。まだ予選の予選も始まってませんが、気持ちを切り替えて頑張って欲しいと思います!(N)
UCI Men's Tennis Team @ Indian Wells Tennis Garden
@ UCI
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source : アメリカ・テニス日記 from ロサンゼルス・カリフォルニア