バルセロナオープン決勝。
錦織v.s.アンドゥーハル
6-4
6-4
のストレートで錦織優勝です!
私の勝手な心配をよそに、しっかりと連覇達成してくれました。
しかも、テレビで見ているからなのか、多少の応援の差はあるものの、心配するほどでもなかった気がします。
昨年優勝していたのも良かったんですかねぇ・・・。
それにしても良かった、良かった。
で、新しい進化という部分です。
観ていた人は多少感じたと思いますが、錦織自体、あまり調子は良くなかったですよね。
相手のアンドゥーハルも考えて、サーブのコースを色々変えて読ませないようにしたり、ボディに打ったり、緩急を混ぜて錦織がやりにくいように戦術を立てていました。
その作戦がうまくはまり、錦織にとっては非常にやりにくい状況でした。
その中での決勝。
少ないチャンスをものにして、勝ち切りました。
これは非常に大きな勝利です。
さらに、もう一つ。
相手は明らかに格下。
トップシードの錦織にとっては「勝って当たり前」の相手でしたから、プレッシャーが掛かります。
昨年の全米決勝を思い出してください。
相手は、チリッチ。
大方の予想は8割方、錦織の優勝でした。
準決勝のジョコビッチ戦が事実上の決勝、とまで言われていました。
そんなプレッシャーの中での決勝でストレートで敗退でした。
体力的な問題もあったにせよ、私はその辺に、未だに錦織のメンタルの弱さがあるのではないかと思いました。
しかも
「相手がフェデラーのほうがやりやすかった・・・。」
と発言していましたが、
それじゃあ、ダメだろう!
と思っていました。
チャンも言っていましたよね。
「お前はまだ、何も成し遂げていない!」
言いかえれば、そこにまだ伸び代があるということです。
ジョコビッチなんか見てください。
出る大会、全て優勝して当たり前ということになりますから、そのプレッシャーは想像をはるかに越えます。
ということで、私から見た錦織の進化とは
やりにくい相手、状況でもしっかりと勝ちきるメンタル
明らかに格下で勝って当たり前という状況でもチャレンジ精神を貫ける
という点です。
ここは、トップを目指す上で非常に大事なメンタルではないかと思います。
そして、ここまでたどり着かないと経験できない財産になります。
今回の優勝は非常に大きい!
もう一つ・・・。
私の予想は、悪い方で当たってしまいました
若干の故障です。
どうやら、左股関節に違和感が出てしまったようですね。
右の足首のサポーターから考えるに、対角上の左の股関節・・・。
ちょっと心配です。
マドリッドは無理せず、むしろスキップしてでも全仏に照準を合わせてほしいですね。
また違った形で楽しめると思います。
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source : テニス進化論